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活動報告

養護教諭が支える「子どもの安心」について


 本校は、「よりよい社会をつくりだしていこうとするたくましい子ども」を教育目標に掲げ、「教育研究」「教育実習」「地域教育への協力」の教育方針のもと、約650名の児童が学びを深めています。
 私は、高知城を臨む本校の保健室で、養護教諭として勤務しています。好奇心旺盛で発想豊かな子どもたちにパワーをもらいながら、保健室が「安心」できる場所となるよう努めています。
 本校の健康課題の一つとして、「心の不調を原因とする症状の増加」が挙げられます。今を生きる子どもたちは、勉強や友人関係、習い事や家庭環境など様々な要因から心の不調が引き起こされています。私は子どもたちを受けとめ、目を配り、小さな変化を伝えていくことで関係性の構築を図ります。早期の発見と対応を心がけ、担任や保護者、適宜関係機関とも連携を取りながらより良い支援方法を探っています。
 様々な背景を踏まえつつも素早い判断が求められ、責任の重さに苦しむこともありますが、教育現場にこそ看護の知識や専門性が必要だと実感する日々です。100歳時代を生きる子どもたちがこれからの人生を心身ともに健康でよりよく切り拓いていけるように、今後も支えていきたいと思っています。

企画委員 松村晶子(高知大学教育学部附属小学校)