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活動報告
看護助手ラダーの導入に向けて
高知大学医学部附属病院(以下当院)には、約60名の看護助手が勤務しています。当院看護部では、現在、看護助手に対する教育体制の整備を目的とした、「看護助手ラダー」の作成に取り組んでいます。看護助手への教育水準の向上を目指すことはもちろんですが、もう一つ大きな目的として、看護助手に対する承認や課題発見の場として活用することを目指して作成を行っています。看護助手は部署の運営を行う上で欠かすことのできない存在ですが、その実践や役割に対して公に承認を行う場があまりありません。そういった現状に対して、現在作成中の「看護助手ラダー」を用いることで、ラダー認定の場を看護助手に対する承認の場として活用したいと考えています。日々の業務の振り返りや、こんなことで助けられています、こういった行動が素晴らしいと思います、といった現場の声を看護助手に直接届ける場とすることで、看護助手に対する動機づけにつながることを期待しています。次年度からの本格運用に向けて目下作成中ではありますが、組織の一員として業務遂行において欠かすことのできない大切な仲間である看護助手と、より一層協働できる環境や関係性の構築を目指して作成を継続していきたいと考えています。
編集委員 上月良太(高知大学医学部附属病院)