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活動報告
患者の予期せぬ死亡を防ぎたい!当院のCCOT活動について紹介します
当院では、患者急変が発生した場合の緊急招集コールとしてコードブルーがありますが、重大事案を未然に防ぐことを目的とした医療安全対策の面では後手となり、患者を救命することにおいても限界がありました。そこで、2015年より入院患者の急変に対して早期に介入し、重篤化を未然に防ぎ、予後を改善することを目的としたRapid Response System(以下RRS)を導入しています。RRSの起動件数は年々増加し、2025年には起動251件となり、院内急変による患者の予期せぬ死亡数は徐々に減少しています。さらに、2024年より、急変リスクのある患者を早期に発見することを目的としたCritical Care Outreach Team(以下CCOT)の活動を開始しました。CCOTは、救急看護認定看護師を始めとした集中治療のトレーニングを受けた看護師が毎週金曜日の午後に病棟をラウンドします。部署責任者はEarly Warning Score(患者のバイタルサインを点数化し、リスク判定を行うシステム)でラウンドの対象患者を選定し依頼を行います。これにより、病棟の主体的なリスクマネジメントがなされ、さらにはCCOTメンバーと病棟看護師が、患者が病態増悪する場合の特徴や経過を予測したアセスメントや看護技術を共有することで、急変の前兆により早く対応することができます。RRSやCCOTは病棟の垣根を超えた活動でありこれらのシステムを上手く活用していくことで、患者の予期せぬ死亡を防ぐことにつながっていくことを期待しています。
高知県立大学看護学会 企画委員
高知医療センター
古田さより