国際交流
文化学部の学びの特色を紹介します。
国際交流
異文化を日常的に体験
高知県立大学は、海外の提携校との間で留学生の派遣や受け入れを行ってきました。とくに文化学部は、学内でもっとも国際交流がさかんな学部で、アメリカ、中国、台湾、韓国、イタリアから留学生を迎え、様々な交流行事が行われています。永国寺キャンパスは年間を通じて国際交流の場となっており、異文化を日常的に体験できます。留学生との交流は、一生の財産となります。
英語で異文化を学ぶ
文化学部では、英語による授業が開講されています。英語をしっかり使いこなせる力を身につけ、英語の言語的特徴や、文学作品の分析、日本や外国の文化などを幅広く学べる科目構成になっています。また、授業では、英語を使って、自分の意見を表現できる「発信力」も高めていくことができます。
英語学領域・国際文化領域では、コミュニケーションの理論や世界各地の文化を英語で学ぶ講義や、英語の世界で表象される日本を学び、日本のことを英語で発信する科目があります。
国際日本学レクチャーシリーズ
文化学部には、「国際日本学」や「比較日本学」など、日本について英語で学び、英語で発信する科目があります。その学習を補うために、「国際日本学レクチャーシリーズ」を開催しています(市民にも開放)。外国人の講師や海外経験豊富な日本人をゲストスピーカーに招いて、そのお話に触れることで、学生は日本と海外の違いを知り、それを乗り越えるコツについて考えます。学生は講演前に、講師と直接話をできます。
PICK UP!
文化学部で世界とつながる
国際交流クラブ
イベントには、留学生歓迎会(4月)、バスハイク(6・10月)、忘年会(12月)、留学生送別会(2月)などがあります。また、週に1回、チューターとして留学生と一緒に勉強をします。サークル外の学生もいっしょに、観劇や旅行をすることもあります。このように、多くの学生を国際交流に巻き込む役割を果たしています。
国際交流のすばらしさは、異文化理解を深めることだけでなく、彼らといる時間を楽しめることにあります。本国に戻った留学生たちとは今も連絡を取りあっています。会いに行ったり来たりもしています。いっしょにいて楽しい気持ちになれる友だちと出会えたことに感謝しています。
台湾からの留学生の声
なかでも、日本人と一緒に受けた中国語の授業で大切な経験をできました。中国語を話せることと、中国語を教えられることが同じではないとわかったからです。日本人の視点を知り、自分の言語について深く考えることができました。この経験が、大学を卒業してからTCSL(Teaching Chinese as a Second Language)を学ぶきっかけとなりました。TCSLとは外国人向けの中国語教育のことです。
現在、中国語教師として日本で就職することを目指して、大学院で研究を行っています。研究を進めていくなかで、高知でできた友だちがいつも支えてくれています。留学が終わってからも、台湾や高知で何度も会っています。私にとって一生の宝物です。
文藻外語大学 大学院生 Lさん
チューターの感想
Tさん
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留学経験者 INTERVIEW
留学の魅力を発信するために、留学経験者4名にインタビューをしました。
対話に参加してくれた学生は以下の通りです。今回は、それぞれの夢というよりは、ちょっと変わったことを聞いてみました!
◆日本のYさん:4回生(台湾の大学、本学でのDouble Degree Program参加)
◆台湾のCさん:3回生(同上)
◆台湾のSさん:3回生(台湾文藻外語大学から交換留学として1年)
◆台湾のKさん:3回生(同上)
Q1.皆さんは、なぜ留学しようと思ったのですか?
出発する前に中国語の指導を受けていたのですが、当初は、一番下の中国語クラスに入り、漢字の書き方などを勉強しました。1か月ほどしてから、一つ上のクラスを上げてもらいました。そこでは授業でも中国語が飛び交い、日常的に中国語を使うようになりました。帰国前には漢語水平考試(HSK)5級に合格できました。Q2.留学した当初はどうでしたか?
台 湾 の 3 人:最初は日本語がわからず、日本人は冷たいと思っていた。
日本語が理解できず最初は辛かった。
日本のYさん:最初は生活の仕方が違うなど慣れるのに大変だった。
Q3.苦労をどのように乗り越えましたか?
友達を作って、友達に聞いて、先生に聞くことで言葉の壁は乗り越えた。そして、楽しく生活できるようにした。
皆が大丈夫と言ってくれたので安心したことで前向きになれた。
Q4.住んでみてどうですか?
台 湾 の 3 人:日本は、美味しい食べ物がたくさんあり、品物が溢れている。
新しい経験ができて本当に充実している。また来たい。
日本のYさん:2年間台湾に住んでみるとファッションの違いを感じたり、暑い国だと思ったりしたが、今では友達に会いたい。
Q5.それぞれの国に対して、変わっていると思うことは何ですか?
台 湾 の 3 人:食事にご飯と麺類を一緒に食べるところが変わっている。
また、挨拶で「お疲れ様」と言うのは、中々慣れなかった。
授業中に話していなかったクラスメートに、いきなり話しかけられたことも面白いと思った。
日本のYさん:台湾のバスは納rのが難しい。アプリがあって時間を教えてくれるけれど、時間通りに来ないことが多い。
ファッションが日本と違う。
皆さん、どうもありがとうございました。皆さんの将来を楽しみにしています。
留学生の派遣・受入
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※人数は他学部を含む大学全体での上限人数。文藻外語大学の短期派遣のみは文化学部からの派遣人数。
ダブル・ディグリープログラム(DDP)
高知県立大学・文藻外語大學2つの大学を卒業しよう!
高知県立大学と文藻外語大學両大学が相互的に単位を認めることで、両大学の学位(学士)が取得できる仕組みです。
2年生後期から2年間台湾で正規の学生として勉強します。日本に戻ってから1年半で残りのカリキュラムを終わらせ卒業論文などを仕上げます。