キャンパスレポートCAMPUS REPORTS

教育活動受賞

文化学部が令和3年度(第1回)日本語検定「日本商工会議所 会頭賞」を受賞!
2021.10.18

この度、文化学部は、令和3年度第1回の日本語検定(2級・3級)において全国でも非常に優秀な成績を収め、日本語検定委員会より団体表彰「日本商工会議所 会頭賞」を受賞いたしました。

文化学部では、これまで日本語検定並びに日本漢字能力検定(漢検)の受検を奨励し、入学直後の1回生から受検指導を始め、4回生進級時までに日本語検定2級並びに漢検2級の合格を目標に支援を行っています。これは、どのような分野の活動でも応用ができ、人間力の向上に結びつく基礎学力を卒業までに計画的に継続して高めていくことを文化学部の教育方針としていることによります。基礎学力の根幹をなすのは「日本語力」です。そこで、日本語力及び日本語の総合的な運用能力の向上を図るための取り組みの一環として日本語検定を位置づけ、受検を奨励し、指導、支援を続けています。

近年、経済・産業界からは大学に対して即戦力となる人材の育成が要請され、実践的なコミュニケーション能力が重視されています。そのコミュニケーション能力の基盤は、日本語力及び日本語の総合的な運用能力であり、その客観的な指標の一つになるのが日本語検定だと捉え、1回生で3級・準2級、2回生以上では2級の合格を目標としています。また、特に、中学・高等学校の国語科教員や日本語教員を志望する学生に対しては、入学当初の4月から「1・2回生のうちに検定2級合格!」を合言葉に、関係科目や本学の学習支援システム(ムードル)を通じて受検案内、受検対策指導、それから教員による講座開催など積極的に受検支援を行っています。

さて、今回、受賞した「日本商工会議所 会頭賞」ですが、これは文化学部として初めての受賞になります。本賞は、「文部科学大臣賞」に次ぐ全国レベルの大賞です。新型コロナ禍の影響で令和2年度のように受検機会が失われるのではないかと危惧される中、受検した百名近くの学生とともに、今回の最初の受検機会を最大限に活用しようと早くから受検準備、受験対策に取り組み、これまで以上に課外での学習を充実させました。その意味で、今回の「日本商工会議所 会頭賞」はそうした学生の努力の賜物であるといえます。この受賞を励みに、今後とも、文化学部生の日本語力及び日本語の総合的な運用能力の向上のため、いっそうの工夫と熱意をもって受検支援を続けていくつもりです。

 《文化学部 受賞歴》
「日本語検定委員会特別賞・優秀賞」
①平成22年度第1回

「東京書籍賞・優秀賞」
①平成22年度第2回、②平成24年度第1回、③平成25年度第1回、④平成25年度第2回、⑤平成29年度第2回、⑥平成30年度第2回
            
「日本商工会議所 会頭賞」
①令和3年度第1回(今回受賞)

(各種検定試験委員会委員長 井上次夫)

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  • 表彰状

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