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文化総合系(夜間主コース)の学び

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 「文化総合系」は、夜間主コースの学生が履修します。夜間主は、現に就業している方や就業経験のある方でスキルアップを目指したい方、アルバイト等で働きながら勉学を志す高校卒業見込みの方を対象とするものです。授業は、平日夜間の2時限(18時00分から21時10分まで)に開講されており、昼間の学生と同様に4年間で学位(4年制大学卒業資格)が取得できます。

取得できる資格

学士(文化学)

Bachelor of  Cultural Studies

学士の学位は、入学後4年以上(3年次編入の場合は2年以上)在学したうえで、卒業に必要な所定の単位(卒業論文の執筆も含む)を修得し、ディプロマ・ポリシーの目標を達成した者に与えられます。

 

<ポイント>

 ◆夜間の授業料は、昼間の半額であり、学生の就学を支援するものとなっています。

 ◆長期的・計画的に単位を取得し卒業する制度(長期履修制度:4年間の授業料の納付で、5年以上在学し計画的に卒業するしくみ)があります。

 ◆年齢も経験も様々な人たちが集い、相互に刺激しあいながら学びあう場となっています(社会人を対象とした入試、3年次編入学の実施)。

入学者選抜の種類と方法
種類 試験時期 方法
学校推薦 11月 調査書、面接
社会人(A日程) 11月 小論文(日本語)、面接
3年次編入学 11月 小論文(日本語)、面接
社会人(B日程) 3月 小論文(日本語)、面接

 今年度の出願期間や試験日、過去問題などの情報は、学生募集要項(高知県立大学入試課のページ)をご覧ください。

 

カリキュラムの特徴

 「文化総合系」では、文化学部が展開する言語文化系地域文化創造系の2系10領域の教育内容から、その核心となる内容を総合的に効率よく学ぶ教育プログラムを設けています。とくに、地域文化の創造と向上に資する人材の育成、現代社会の課題に向き合い、解決のために取り組む構想力と実践力を育て、“生涯にわたり学び続ける力”を向上させること、を目指しています。「学ぶことの豊かさ」がここにはあります。

文化総合系

 

■カリキュラムの概要

(1)1年次には、基礎演習、情報処理演習などのリテラシー科目を履修し、大学での学び方、研究の方法、情報通信技術(生成AI関連技術含む)を活用する技能等を身に付けます。

(2)1年次と2年次には、語学(英語)の履修と併せて、幅広い学問の世界を知り、大学生としての広い視野を獲得するために、人文科学・社会科学・自然科学に関する様々な共通教養教育科目を中心に履修します。また、自身の研究したい専門分野にかかわらず求められる汎用的技能を、文献調査論、基礎読書法、キャリア形成科目などの文化学部共通科目の履修を通じて獲得します。

(3)3年次には、自らの関心に沿った専門の研究を進めていくために、文化学課題研究ゼミナール1・2を履修し、文化学部で展開されている2系10領域のそれぞれの研究課題や研究方法に触れます。併せて、各分野の専門科目や応用科目を履修し、人文科学・社会科学に関する分析能力を高めることを目指します。

(4)4年次には、文化学課題研究ゼミナール3・4を履修し、各教員の研究室に所属して研究指導を受けながら、各学生が主体的に選んだ研究テーマのもとで卒業研究を実施します(文化学部では、昼間・夜間を問わず、卒業に必要となる単位取得の条件として「卒業論文」の執筆を必須としています)。

過年度の卒業研究の題目(2024年度の例)
・自閉症スペクトラム児と第二言語取得者のコミュニケーションからみる問題とその共通点
・夫婦別姓訴訟における最高裁判断の問題点と今後の展望
・生成AIと著作権との諸問題
・地方自治体のおける移住政策の先進的な取り組み:高知市の2段階移住推進事業を事例として
・「103万の壁」が178万になるとパートタイム労働者の手取り率は増加するのか
・高知県室戸市の人口減少と対策
・イギリスで作られた音楽が社会に与えた影響
・大学の立地と地域活性化について
・若年者の離職率を減らすには ─求められる企業の対応─
・持続可能な地域づくりの鍵:小さな拠点づくりとよそものの力
・事例から考察する高知県の新たな孤独死対策
・働きやすい環境で働くために ―ホワイト企業とブラック企業―
・高知市⾧浜地区の地域資源とその活用 —「むろと廃校水族館」を通して—
・『源平盛衰記』における六道語りの政治的意義
・J.ボールドウィン『次は火だ』を読む ―R.W.エマソン「自己信頼」を手がかりに―
・史実を如何にして描くか —クィア映画を中心として—
・第3号被保険者制度の存在意義と改正は必要か?
・高知県立大学の学生が県外へ移動する際の交通手段の選択
・散在地域における日本語指導が必要な高校生のための支援体制に関する質的研究 ―将来につながる支援体制の構築を目指して―

 

■時間割

 下記の表は、夜間で開講されている実際の科目の例です。科目の中には、毎年開講されている科目と隔年で開講されている科目があります。昼間(8時50分〜17時50分)の開講科目も、申請に応じて履修することが可能です(昼夜履修申請:昼間の学生が夜間の科目を受けるケースもあります。昼間に開講がなく、夜間にのみ開講されている独自の科目もあります)。それぞれの開講科目の具体的な内容は、シラバス(高知県立大学のページ)で公開されているため、科目名で検索してみてください。

夜間時間割

 

夜間の時間帯にのみ開講されている独自の科目の例
ビジネスリテラシー 私たちが働く企業(組織)の活動を把握する技能である「簿記」を学ぶ科目です。簿記の検定試験や資格対策だけではなく、グループで行う学習(ビジネスゲーム、企業不祥事などの倫理的な問題のディスカッション)なども行っています。
現代生活論

暮らしの中で様々な商品を購入する消費者として身に付けておきたい法律や契約の知識、さまざまな取引のしくみ、現代社会との向き合い方を考える科目です。高知県立消費生活センターと連携した一般開放の夏期集中講義として、夏休みの平日の夜間と土日の時間に開講されており、本学の学生だけではなく、県民の方や他大学の学生など多様な受講者が一緒に学ぶ科目になっています。

 

 

■卒業後の進路

 4年制大学卒業者を対象とした各業種(金融業、情報通信業、製造業、建設業、小売業、サービス業など)への就職、公務員試験受験、大学院への進学(高知県立大学大学院、その他の大学院)、就業中の職場での就業継続(大卒資格取得による処遇変更)など、様々な進路に進んでいます。文化学部では、就職活動やキャリア形成において、昼間の学生と同様のサポート(就職相談コーナー、各種講座、ガイダンス、セミナー、学内企業説明会の実施)が提供されており、同じ環境・条件で、自身の将来に向けた活動を行っていくことができます。近年の就職状況は良好であり、高知県内の企業・自治体、県内外の幅広い産業分野で、夜間で勉学に励んだ卒業生が活躍しています。 

 卒業生の進路や就職支援の情報は、就職・キャリア支援・就職先一覧(文化学部のページ)、ワクワクWork!!(高知県立大学就職支援担当のページ)をご覧ください。

 

 

■在学生の声

在学生の声

(※在学生の情報は、2025年9月時点のものです。)

 

 

■卒業生の声

 もっと学びたいと思える何かを探して 夜のキャンパスに通った日々。(高知県立大学「未来を切り拓く“卒業生たちのストーリー” 」のページ)


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