本文
⽩岩教授が、⽶国作家ベン・ラーナーによるピュリツァー賞最終候補作『トピーカ・スクール』の初の邦訳書へ、約1万字の「解説」を寄稿しました。
本作は1980年代の政治的⾔説から第2次トランプ政権の影までをも射程に収めた、詩的想像力に富み、鋭い問いを内包する文学作品です。
今回のご依頼は、白岩教授の著書『講義 アメリカの思想と文学』および、noteでの連載「16 同じ筏のうえで――あなたはわたしになったあなたを殺せない」をお読みになられた明庭社のご担当者からお声がけいただいたものです。
解説では、ディベート技法 “spread” やキャロル・ギリガンの倫理、南北戦争後に⽣まれたプラグマティズム等と作品の内容を関連させながら、現代の⾔語環境が読み解かれています。
『トピーカ・スクール』
ベン・ラーナー(著)
川野 太郎(訳)
発行日:2025年7月28日
発行所:明庭社
https://www.meiteisha.com/(明庭社のWEBサイトへ)
■文化学部 白岩英樹 教授
研究者情報→https://www.u-kochi.ac.jp/site/research/shiraiwa-hideki.html