その他の取組み

がん看護学合同セミナー

平成26年度がん看護学合同セミナーⅠ「がん患者におけるリンパ浮腫と症状マネジメントの実際」

平成26年9月13日・14日に徳島大学で、高知県立大学・岡山大学・徳島大学・広島大学・山口大学のがん高度実践看護師コース大学院生を対象とした「平成26年度がん看護学合同セミナーⅠ」が開催されました。京都大学医学部附属病院 がん看護専門看護師 井沢知子先生を講師にお迎えし、「がん患者におけるリンパ浮腫と症状マネジメントの実際」をテーマに、2 日間の講義・演習が行われました。各大学から11名の大学院生が参加し、高知県立大学大学院からは、1回生の鶴石多恵子さんが参加しました。
講義では、リンパ浮腫や症状マネジメントに関する基本的な知識や方法について学び、演習では、簡易セルフドレナージの指導や圧迫療法の体験を通して、リンパ浮腫のケアや患者さんへの看護について学びを深めることができました。事例検討では、予防指導のケースや進行がんの終末期のケースを通して、リンパ浮腫のアセスメントとケアについてディスカッションを行い、お互いの学びを共有することができました。
また、1日目の夜は、大学院生、井沢先生、教員との食事会を通して、大学院生相互の交流を深めることができました。

参加した大学院生の学び

・リンパ浮腫は手術後何年も経過してから発症することも多く、一定まで悪化すると非可逆性の浮腫となることから、患者さんが今後どのような経過をたどっていくか(たどる可能性があるか)を理解し、それを意識した介入が重要性であると気づかされた。
・中四国から大学院生が集まり、訪問看護や緩和ケア病棟におけるリンパ浮腫の患者さんの実際について話を聞くことができ、自分の知識・経験だけでは学べない、患者さんの経過などもイメージしながら学習することができ、幅広い学習の機会となった。
・装着が困難な圧迫着衣の選択と効果的活用、多くの工程からなるセルフリンパドレナージついて、医療者が一方的に提供するケアではなく、日常的に患者さんがセルフケアとして行えるようにするには、どのような教育的な関わりやケアの一部代償が必要か考えながら演習に臨み、患者さんの理解やパターンを理解した上で説明したり、適切な物品を選んだり、サポートに繋げていく必要があると感じた。
・2日間のセミナーを通じて、異なる地域や場における看護や課題、問題意識などを聞くことができ、共通する課題があることを知り、CNSとなった時、それらの課題のどこかに自分の力で取り組むことができるようになれたらと思った。

平成26年度がん看護学合同セミナーⅠプログラム

■概要
  1. リンパ浮腫の発生機序と病態について
  2. がん疾患・治療に関連したリンパ浮腫の特徴について
  3. リンパ浮腫の治療法について
  4. リンパ浮腫ケアに対する看護の責任と役割
  5. リンパ浮腫のアセスメントと方法
  6. 複合的治療の理論と実際
  7. リンパ浮腫指導管理料と診療報酬につながる指導内容
  8. がん術後患者のリンパ浮腫予防のためのアセスメントと指導
  9. 症状マネジメントモデルを活用した患者支援の理論と実際
  10. 浮腫のある進行・終末期がん患者の病態アセスメントと看護
■1日目 平成26年9月13日(土) 13:45~17:00
<講義>
・ がん治療に関連して発生するリンパ浮腫の機序と病態生理・アセスメント方法・ケア方法・評価
・ 症状マネジメントモデルに活用できるモデル
・ がん患者の症状マネジメントに対する看護の役割とその重要性

■2日目 平成26年9月14日(日) 8:45~14:30 
<演習>
・ 圧迫着衣の使い方(デモンストレーションと実践)
・ 多層包帯のデモンストレーション
・ セルフリンパドレナージの方法(上肢・下肢)
・ セルフチェックの視点と測定方法

<講義>
・ 診療報酬に結びつくリンパ浮腫指導管理料の指導内容

<グループワーク>
・ 予防指導のケース
・ 進行がんの終末期のケース
 
  • 井沢 知子 先生
  • 【井沢 知子 先生】
  • 講義の様子
  • 【講義の様子】
  • 演習の様子
  • 【演習の様子】
  • セルフリンパドレナージの指導
  • 【セルフリンパドレナージの指導】
  • 圧迫着衣の体験
  • 【圧迫着衣の体験】
  • 多層包帯のデモンストレーション
  • 【多層包帯のデモンストレーション】
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