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リカレント教育プログラム(インテンシブコース) 高知県立大学がん高度実践看護師コース 4.がんサバイバー看護展開論

2024.12.15

リカレント教育プログラム(インテンシブコース)
高知県立大学がん高度実践看護師コース
4.がんサバイバー看護展開論

日時:2024年12月14日(土)13:00~17:50、⒓月15日(日)9:00~16:10

 「がんサバイバー看護展開論」を開講しました。この科目では、科目1~3の学習を踏まえて、高度な看護実践を展開できる能力を獲得し、 Extended & Permanent Stageにあるがんサバイバーに対する看護援助を考えることを目的として、受講生が困難を感じた事例について既習の知識や理論を活用した 看護実践や体制づくりについて考えるグループワークを実施しました。受講生は6つのテーマに分かれて、Zoomのブレイクアウトルームで5~6人で、 1~2事例について事例展開フォーマットをもとにアセスメント、看護の方向性、看護計画について検討しました。
 また2日目は検討した内容をもとに、「Extended & Permanent Stageにあるがんサバイバーへの看護援助、多職種協働支援として考案した内容」、 「Extended & Permanent Stageの援助や支援における課題、課題解決への取り組み」、「活用した知識」についてまとめた後、グループごとに発表し、受講生が互いに質疑応答を行いました。
 受講生からは講義内容について、「安定した時期だと手を放すのではなく、途切れなく支援をするための多職種協働について考えることができた」、「延長された生をどのように生きていくか、 患者や家族が、自分たちらしい生活を構築していくために、その力を見出すための支援が、生活の質向上につながると今回のリカレント教育で学べた」、 「Extended & Permanent Stageの患者を支えることで最も必要な事は、患者の持っているセルフケア力を高めることだと理解できた」、 「がん治療が終わった後も、患者には、さまざまな課題が残ることを知り、事例を通して治療後の機能障害、生活障害に焦点を当て、身体的後遺症、心理的な不安、 社会復帰の難しさを知り、治療だけでなく、その後の人生を支えるケアがいかに重要かを理解することができた」、「グループワークや事例検討、グループの発表を通じて、 所属している組織の医師や看護師、MSW等だけでなく、地域の学校や訪問看護等の多職種との協働について考えることができた」、などのご意見をいただきました。
 また、「たくさんの気づきを得られた。また、他施設での取り組みを自施設に導入するための方策を一緒に考えることができてよかった」、「リソースナースとしてすきまをうめる役割を認識した」、 「外来で治療が継続される中で、患者さんの家族背景、連絡先、仕事など情報収集ができていない、情報収集したとしても電子カルテのどこに入力するか決まりがない。研修に参加し、 家族を含めた看護の必要性を学ぶことができた」、「展開フォーマット、発表用シートがあり、事例をアセスメント、問題、看護の方向性、計画までスムーズにディスカッションすることができた」、 「Webでも十分グループワーク、発表ができた」などの感想があげられました。

リカレント教育プログラム(インテンシブコース)高知県立大学がん高度実践看護師コース 3.がんサバイバー看護実践論

2024.11.03

リカレント教育プログラム(インテンシブコース)
高知県立大学がん高度実践看護師コース
3.がんサバイバー看護実践論

日時:2024年11月2日(土)13:00~17:50、11月3日(日)9:00~16:10

 「がんサバイバー看護実践論」を開講しました。この科目では、「治療終了後も長期的に残存する生活障害をもつがんサバイバーの全人的アセスメントと看護ケア」について、 河村奈緒先生(静岡県立静岡がんセンター がん看護専門看護師)に“食道がんサバイバーに焦点をあてて”、千葉育子先生(国立がん研究センター東病院 がん看護専門看護師)に “子宮がんサバイバーに焦点を当てて”、高山裕子先生(横浜中央病院 がん看護専門看護師)に“乳がんサバイバーに焦点を当てて”をご講義いただきました。 また、「多職種協働によるがんサバイバーシップケア」について、上原立資先生(静岡県立静岡がんセンター リハビリテーション室)に“がんリハビリテーション”、 坂本はと恵先生(国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター)に“がん相談支援”、岡崎ちか先生(四国がんセンター 栄養管理室)に“がんサバイバーの食事・栄養管理”を、 髙見紀子先生(北里大学病院トータルサポートセンター 家族支援専門看護師)に「治療終了後も長期的に残存する障害をもつがんサバイバーの家族ケア」についてご講義いただきました。
 受講生からは講義内容について、「家族システム論など理論について事例とともに学習できてよかったです。今後の看護実践につなげて自分のものにしていきたいと思います」、 「事例も交えて理論を学ぶ機会となり、実践に活かせると思う」、「理論やエビデンスに基づく看護ケアを学ぶことは、専門性の高い看護実践に役立つと思う」、 「がんサバイバーの様々な特徴や課題の実際について学び、介入方法について学ぶことができた」、「多くの事例を通して、他職種との協働も含めた具体的な看護実践について考えることができた」、 「多職種の介入について改めて学ぶことができ、自施設での取り組みについて自分がどのように動くのか考えながら聴講できたので、非常に良かった」、 「各論の先生方の資料は内容が濃く、新しい知識の向上ができた。また管理栄養士・リハビリ、MSWの視点から機能障害や生活障害のあるサバイバーへの支援の方法を学べて視野が広がりとても勉強になった」 などのご意見をいただきました。
 また、「多職種の実践や事例を踏まえた看護実践の講義は、モチベーションの向上につながりました」、「講義を通して、そうそうと感じる場面も多くあり、 自分が悩んでいたモヤモヤがあって当然だったのだと、少しホッとした部分もあった」、「活用できる制度などわかりやすく解説していただき、 今後は得た知識をもとに自施設のMSWと協働していきたいと思います」、「どの教材も理解しやすく適切だと考える」、「ZOOMのトラブルは想定内で、利点の方が大きいと思う」などの感想があげられました。

リカレント教育プログラム(インテンシブコース)高知県立大学がん高度実践看護師コース 2.がんサバイバー看護基盤論

2024.10.06

リカレント教育プログラム(インテンシブコース)
高知県立大学がん高度実践看護師コース
2.がんサバイバー看護基盤論

日時:2024年10月5日(土)13:00~17:50、10月6日(日)9:00~16:10

 「がんサバイバー看護基盤論」を開講しました。この科目では、「治療終了後も長期的に残存する障害をもつがんサバイバーへの看護実践に有用な概念や理論と活用」について、 千﨑美登子先生(北里大学病院 がん看護専門看護師)に“セルフアドボカシーと看護ケア”、中村めぐみ先生(聖路加国際大学 がん看護専門看護師)に“ヘルスリテラシーと看護ケア”、 梅田恵先生(ファミリー・ホスピス株式会社)に“ピアサポート・セルフヘルプグループと看護ケア”、長戸和子先生(高知県立大学)に“家族理論の理解とがん看護実践への活用”をご講義いただきました。 また、「がん治療によるがんサバイバーへの長期的な影響-心理的・社会的な課題と支援」について、児玉美由紀先生(北里大学病院 がん看護専門看護師)に “がんサバイバーと家族の再発に対する不安や抑うつなど”、 稲村直子先生(国立がん研究センター中央病院 がん看護専門看護師)に“がんサバイバーのセクシャリティや外見の変化など”、 橋本久美子先生(聖路加国際病院 相談支援センター)に“がんサバイバーの就学・就労に関する制度や施策”をご講義いただきました。
 受講生からは講義内容について、「初期治療終了後も生活や人生に困難を抱えるがんサバイバーの身体的・心理的・社会的な課題を理解できた」、 「がんサバイバーへの看護の基盤となる概念や理論、ならびにその活用方法について理解することができた」、「事例を思い浮かべながら聴講でき、自身の実践の振り返りの機会となった」、 「セルフアドボカシーの概念は、24時間医療者がいるわけではない在宅においては特に重要な概念だと思い、意識して活用したい」、「ヘルスリテラシーについては、 正しい情報を伝えることの大切さ、伝え方のスキルも必要であると感じた」、「日々悩んでいたことがCNS方々の実践活動を聞いて解決できたところもあり、今後の看護実践に活かしていきたい」、 「初期治療後は相談する場所もなく、がんサロンやピアサポートの重要性を感じた」などのご意見をいただきました。
 また、「がんサバイバーへの長期的な支援について話を聞かせていただき、CNSとしてシステム、体制作りは自分の役割だと改めて考えることができました」、 「高名な講師の先生方の貴重な講義、豊富な資料で学びが深まりました」、「わかりやすい説明内容の資料と具体的な事例があることで知識を落とし込むことができた」、 「参考文献もたくさん紹介していただき正しい情報のリソースを知ることができた」、「資料が豊かで、後から見返しても活用できるのでありがたい」、 「90分があっという間に感じるくらい内容の濃い授業だと感じます」などの感想があげられました。

リカレント教育プログラム(インテンシブコース)高知県立大学がん高度実践看護師コースが開始いたしました。

2024.09.07

リカレント教育プログラム(インテンシブコース)
高知県立大学がん高度実践看護師コースが開始いたしました。

日時:2024年 9月7日(日)12:30~17:20、9月8日(日)9:00~16:10

 2024年度は、『Extended & Permanent Stageにあるがんサバイバーへの支援』をテーマにした講義・演習をWeb開催(Zoom)にて実施しています。  本コースでは、がんの初期治療後も残存する機能障害や生活障害のあるがんサバイバーに対する専門的な知識と技術を学び、 がんサバイバー・家族のニーズや潜在化した課題、アンメットニーズに対応することのできる専門性の高い看護実践力を育成することを目指しています。
この2日間で、受講生は「がんサバイバー診断治療学」の講義を受講しました。
 山下公太郎先生(大阪大学)は、「治療終了後も長期的に残存する生活障害Ⅰ:食道がんに焦点を当てて」のテーマで、小林成行先生(前 四国がんセンター)は、 「治療終了後も長期的に残存する生活障害Ⅱ:大腸がんに焦点を当てて」のテーマで、宇津木久仁子先生(がん研究会有明病院 健診センター)は、 「治療終了後も長期的に残存する生活障害Ⅲ:子宮がんに焦点を当てて」のテーマで、 片岡明美先生(がん研究会有明病院 乳腺センター)は、 「治療終了後も長期的に残存する生活障害Ⅳ:乳がんに焦点を当てて」のテーマで、佐竹悠良先生(高知大学医学部)は、「二次性がんの疫学とがんの予防」のテーマで、 常風興平先生(高知大学医学部附属病院 薬剤部)は、「がんサバイバーに長期的な影響を及ぼす薬剤の基礎知識」のテーマで、ご講義いただきました。
 受講生からは講義内容について、「実際のがんサバイバーや家族の方にケアする際に活用できる内容だった」、「新しい治療法、現行のプロトコールについて聴講できた。 がん治療についてアップデートすることができ、患者に及ぼす影響の変化を学ぶことができた」、「二次性がんのリスクと、そのリスクを回避するための治療の選択肢や進歩があることを学ぶことができた。 遺伝的要因の関連を意識した個々への関わりが必要であることを知ることができた」、「各分野の専門家の先生がわかりやすくご講義くださってありがたかった」、 「がんサバイバーの抱える生活障害の原因や機序、予測を理解でき、疾患や治療の知識が深まった」「ロボット術や手術等も見せて頂き、医師の立場でどのようなことを考え手術をしているのかを感じられる講義でした。 手術後の生活障害にポイントをあてた講義内容を踏まえ、治療後の患者を支えていく目を持って対応していきたいと思いました」などのご意見をいただきました。
 また、「資料はわかりやすくまとめられており良かったです。手術の所では実際の手術映像を見せてもらいながら解説してくださったので、理解が深まりました」、 「豊富な資料で、講義の後も貴重な資料として振り返ることができる」、「授業が始まる前は90分が長いと感じていましたが、講師の方々の授業内容は興味深く時間はあっという間に過ぎてしまいました」、 「時間いっぱい使ってくださり、質問にも応じていただき適切と感じました」などの感想が挙げられました。

2024年度 がん高度実践看護師WG講演会 in Kochiを開催いたしました

2024.07.19

2024年度 がん高度実践看護師WG講演会 in Kochiを開催いたしました

日時:2024年 7月14日(日)13:00~16:30

 2024年度は、『がんゲノム医療における意思決定支援』をテーマに、中四国全県、東京、近畿、九州などから79名の方々にご参加いただき、web(Zoom)での講演を開催いたしました。
 講師には、岡山大学学術研究院医歯薬学域 臨床遺伝子医療学分野 教授 平沢 晃先生と、島根大学医学部附属病院臨床遺伝・ゲノム医療センター 副看護師長 荒木 もも子先生をお迎えいたしました。
 平沢 晃先生の「がんゲノム医療における基本的な知識と看護師への期待」では、がんゲノム医療のこれまでの歩みと定義、がん遺伝子パネル検査、治療の最適化と発症予防のためのがんゲノム医療についてご講義いただきました。
 荒木 もも子先生の「がんゲノム医療を受ける患者・家族の支援~看護職に期待される役割と課題~」では、遺伝とがん、遺伝性腫瘍について具体的な事例を踏まえてご講義いただき、看護職が正しい知識を得ることの重要性と看護職に求められる役割について考えることができました。

2024年度 がん高度実践看護師WG講演会 in Kochi を開催いたします

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2024.05.09

2024年度 がん高度実践看護師WG講演会 in Kochi を開催いたします

開催日時:7月14日(日)13:00~16:30

 がん高度実践看護師WG講演会では、『がん医療の新たなニーズやアンメットニーズに応えるケアの質向上を推進する看護師養成』をがんプロ第4期のテーマとし、講演会を企画しております。
 2024年度は、「がんゲノム医療における意思決定支援」をテーマに、「がんゲノム医療における基本的な知識と看護師への期待」、「がんゲノム医療を受ける患者・家族の支援~看護師に期待される役割と課題~」についてweb(Zoom)での講演を予定しています。
 講師には、岡山大学 学術研究院医歯薬学域 臨床遺伝子医療学分野 教授 平沢 晃先生と、島根大学医学部附属病院 臨床遺伝・ゲノム医療センター 副看護師長 荒木 もも子先生をお迎えいたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

2023年度 がん高度実践看護師WG講演会 in Kochiを開催いたしました

2023.12.20

2023年度 がん高度実践看護師WG講演会 in Kochi を開催いたしました

日時:2023年12月16日(土)13:00~16:30

 2023年度は、「高齢がん患者への包括的な機能評価を活かしたケアの創造」をテーマに、中四国全県、近畿、九州などから83名の方々にご参加いただき、web(Zoom)での講演を開催いたしました。講師には、杏林大学医学部腫瘍内科学 教授 長島文夫先生と、独立行政法人国立病院機構九州がんセンター がん看護専門看護師 北川善子先生をお迎えいたしました。
 長島先生の「脆弱ながん患者における全身状態評価と治療・支援と今後の課題」では、高齢者総合機能評価を活用して患者の意思決定支援を支援する重要性について詳しく学ぶことができました。
 北川先生の「高齢がん患者の包括的な機能評価における看護の役割とケア」では、高齢がん患者の身体・生活・意欲などを総合的に評価する指標を独自に作成した取り組みの実際についてご紹介いただき、看護師の役割について考えることができました。

2023年度 がん高度実践看護師WG講演会 in Kochi を開催いたします

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2023.10.16

2023年度 がん高度実践看護師WG講演会 in Kochi を開催いたします

日時:2023年12月16日(土)13:00~16:30

 がん高度実践看護師WG講演会では、『がん医療の新たなニーズやアンメットニーズに応えるケアの質向上を推進する看護師養成』をがんプロ第4期のテーマとし、講演会を企画しております。
 2023年度は、「高齢がん患者への包括的な機能評価を活かしたケアの創造」をテーマに、「脆弱ながん患者における全身状態評価と治療・支援と今後の課題」、「高齢がん患者の包括的な機能評価における看護の役割とケア」についてweb(Zoom)での講演を予定しています。
 講師には、杏林大学医学部腫瘍内科学 教授 長島文夫先生と、独立行政法人国立病院機構九州がんセンター がん看護専門看護師 北川善子先生をお迎えいたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

2023年度 がん看護学領域特別講義を開催いたしました

2023.09.30

2023年度 がん看護学領域特別講義を開催いたしました

日時:2023年9月30日(土)13:00~16:00
参加者:看護学研究科大学院生5名、がん看護学領域修了生1名、教員3名

 看護学研究科がん看護学領域では、「がん看護学領域特別講義」をWEBにて開催しました。今年度は、がん看護専門看護師としてご活躍されている、16期生田中圭さんに、「がん看護専門看護師の実践と役割開発」をテーマに、ご講義をしていただきました。
 参加した学生は、がん看護の質向上のために所属する組織を知り、さらに地域を知り、ニーズを汲み取ることの重要性を学びました。また、がん看護専門看護師として役割開発をする以前に自己洞察を行い、「自分に何ができるのか」、「自分の強みは何か」を問い続けることが必要であることを学ぶことができました。学生は、活躍されている先輩の話を聞く事で、修了後のがん看護専門看護師の活動を具体的にイメージすることが出来たとともに、自己の課題を考える機会となりました。

令和3年度看護学研究科学位論文発表会が開催されました

2023.09.02

2023年度アストラルの会 第1回アストラル学習会を開催しました

9月2日(土)、第1回アストラル学習会をWeb開催しました。高知県以外の参加者も含め14名の修了生が参加し、がん看護専門看護師の上田三智代さんに事例提供をいただきました。
 事例検討では、がん治療の継続と在宅療養で揺れる患者を支えていくために、OCNSとしてどのように活動すればいいのか、活発なディスカッションが行われました。様々な立場で活動している修了生からは、多職種によるチーム医療を推進していく際のポイントや、症状アセスメントの重要性、横断的活動に対する不安など、忌憚のない意見交換がなされ、互いを知る良い機会ともなりました。事例提供頂いた上田さん、ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。

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