その他の取組み
がん看護学合同セミナー
平成27年度がん看護学合同セミナーⅠ「がん患者におけるリンパ浮腫と症状マネジメントの実際」
平成27年度がん看護学合同セミナーⅠプログラム
■概要
- 症状マネジメントに活用できる看護援助モデルについて理解する
- がん治療に関連して発生するリンパ浮腫の機序と病態生理について理解する
- リンパ浮腫のアセスメント方法を理解する
- リンパ浮腫に対するケア方法及び評価方法について理解する
■■ 1日目 平成27年9月19日(土) 13:45~17:00
<講義>
・ がん治療に関連して発生するリンパ浮腫の機序と病態生理
・ 浮腫のアセスメント方法
・ ケア方法と評価
・ 浮腫のある進行・終末期がん患者の病態アセスメントと看護
・ 症状マネジメントに活用できるモデルの紹介
・ リンパ浮腫の症状をモデルに応用させた場合の考え方
・ リンパ浮腫患者のケアの実際についての事例紹介
■2日目 平成27年9月20日(日)8:45~14:30
<講義>
・ 診療報酬に結びつくリンパ浮腫指導管理料の指導内容
<演習>
・ 複合的理学療法の基本的手技のデモ ~セルフMLD・圧迫療法~
△ 圧迫着衣の使い方(デモンストレーションと実践)
△ 多層包帯(デモンストレーション)
△ セルフリンパドレナージの方法(上肢・下肢)
△ セルフチェックの視点と測定方法
<グループワーク>
・ 模擬症例による演習とグループワーク・ディスカッション
△ 乳がん術後の予防指導のケース
△ 子宮頸がん術後の予防指導のケース
△ 前立腺がん術後のリンパ浮腫指導のケース
△ 大腸がん進行期のリンパ浮腫ケアのケース
<講義>
・ がん治療に関連して発生するリンパ浮腫の機序と病態生理
・ 浮腫のアセスメント方法
・ ケア方法と評価
・ 浮腫のある進行・終末期がん患者の病態アセスメントと看護
・ 症状マネジメントに活用できるモデルの紹介
・ リンパ浮腫の症状をモデルに応用させた場合の考え方
・ リンパ浮腫患者のケアの実際についての事例紹介
■2日目 平成27年9月20日(日)8:45~14:30
<講義>
・ 診療報酬に結びつくリンパ浮腫指導管理料の指導内容
<演習>
・ 複合的理学療法の基本的手技のデモ ~セルフMLD・圧迫療法~
△ 圧迫着衣の使い方(デモンストレーションと実践)
△ 多層包帯(デモンストレーション)
△ セルフリンパドレナージの方法(上肢・下肢)
△ セルフチェックの視点と測定方法
<グループワーク>
・ 模擬症例による演習とグループワーク・ディスカッション
△ 乳がん術後の予防指導のケース
△ 子宮頸がん術後の予防指導のケース
△ 前立腺がん術後のリンパ浮腫指導のケース
△ 大腸がん進行期のリンパ浮腫ケアのケース
“がん患者におけるリンパ浮腫と症状マネジメントの実際”について学びました
=講義を通して=
・ リンパ浮腫の機序や病態生理について詳しく学ぶことができ、リンパ浮腫の鑑別診断やリンパ浮腫が悪化しないような予防的介入の必要性が理解できた。
・ 症状マネジメントモデルを活用したリンパ浮腫患者のケアの実際について、患者さんの病態や文化的な背景など全体像を踏まえたアセスメントやセルフケアのレベルを考慮した指導・援助を行うことで、患者さんの自己効力感の向上につながることが学べた。
・ 症状マネジメントを行うためには、医療者間で症状マネジメントモデルや症状に関する機序、患者さんの病態生理について理解することの重要性が学べた。
・ 終末期に起こるリンパ浮腫の対処法を教えていただき、臨床経験と統合させ学びを深めることができた。
=演習を通して=
・ 実際に弾性着衣を着用してみたことで圧迫感や着用するときの大変さが分かった。
・ リンパ浮腫がある患者さんの生活や浮腫の状態に合わせたケア物品の選択を考える機会となった。
・ 多層包帯による圧迫療法を体験し、装着して日常生活を送ることの困難感について理解することができた。
=グループワークを通して=
・ 模擬症例について他大学の学生とディスカッションをする中で、自分にはない視点に気づくことができた。
・ それぞれの患者さんの背景や病態に合わせ今後のことを予測しながら指導を行うことの重要性を実感した。
・ 事例を通して考えることで、リンパ浮腫のアセスメント方法、患者に適したケア、指導方法について学ぶことができた。
・ リンパ浮腫の機序や病態生理について詳しく学ぶことができ、リンパ浮腫の鑑別診断やリンパ浮腫が悪化しないような予防的介入の必要性が理解できた。
・ 症状マネジメントモデルを活用したリンパ浮腫患者のケアの実際について、患者さんの病態や文化的な背景など全体像を踏まえたアセスメントやセルフケアのレベルを考慮した指導・援助を行うことで、患者さんの自己効力感の向上につながることが学べた。
・ 症状マネジメントを行うためには、医療者間で症状マネジメントモデルや症状に関する機序、患者さんの病態生理について理解することの重要性が学べた。
・ 終末期に起こるリンパ浮腫の対処法を教えていただき、臨床経験と統合させ学びを深めることができた。
=演習を通して=
・ 実際に弾性着衣を着用してみたことで圧迫感や着用するときの大変さが分かった。
・ リンパ浮腫がある患者さんの生活や浮腫の状態に合わせたケア物品の選択を考える機会となった。
・ 多層包帯による圧迫療法を体験し、装着して日常生活を送ることの困難感について理解することができた。
=グループワークを通して=
・ 模擬症例について他大学の学生とディスカッションをする中で、自分にはない視点に気づくことができた。
・ それぞれの患者さんの背景や病態に合わせ今後のことを予測しながら指導を行うことの重要性を実感した。
・ 事例を通して考えることで、リンパ浮腫のアセスメント方法、患者に適したケア、指導方法について学ぶことができた。
- 【井沢 知子 先生】
- 【講義の様子】
- 【演習の様子】
- 【圧迫着衣の体験】
- 【多層包帯のデモンストレーション】
- 【グループワークの様子】
平成27年9月19日・20日に徳島大学で、高知県立大学・岡山大学・徳島大学・広島大学・山口大学のがん高度実践看護師コース大学院生を対象とした「平成27年度がん看護学合同セミナーⅠ」が開催されました。京都大学医学部附属病院 がん看護専門看護師 井沢知子先生を講師として、「がん患者におけるリンパ浮腫と症状マネジメントの実際」をテーマに、2 日間の講義・演習が行われました。徳島大学、高知県立大学から5名が参加し、本学からは、1回生の小原利枝子さん、野瀬智代さん、由藤知里さんが参加しました。 講義では、リンパ浮腫や症状マネジメントに関する基本的な知識や看護援助モデルについて学びました。演習では、複合的理学療法の基本的手技としてセルフリンパドレナージの方法や圧迫着衣の使い方について、体験を通して患者さんに対するリンパ浮腫のケアや看護の実際について学びを深めました。グループワークでは、予防指導や進行がんのケースを通して、リンパ浮腫のアセスメントと看護支援についてディスカッションを行い、発表を通してお互いの学びを共有しました。 また、1日目の夜は、大学院生、井沢先生、教員との食事会を通して、大学院生相互の交流を深めることができました。