その他の取組み
がん看護学合同セミナー
平成28年度がん看護学合同セミナーⅠ「がん患者におけるリンパ浮腫と症状マネジメントの実際」
平成28年度がん看護学合同セミナーⅠプログラム
■概要
- 症状マネジメントに活用できる看護援助モデルについて理解する
- がん治療に関連して発生するリンパ浮腫の機序と病態生理について理解する
- リンパ浮腫のアセスメント方法を理解する
- リンパ浮腫に対するケア方法及び評価方法について理解する
■■ 1日目 平成28年9月17日(土) 13:50~17:00
<講義>
・ がん治療に関連して発生するリンパ浮腫の機序と病態生理
・ 浮腫のアセスメント方法
・ ケア方法と評価
・ 浮腫のある進行・終末期がん患者の病態アセスメントと看護
・ 症状マネジメントに活用できるモデルの紹介
・ リンパ浮腫の症状をモデルに応用させた場合の考え方
・ リンパ浮腫患者のケアの実際についての事例紹介
■■ 2日目 平成28年9月18日(日)8:45~14:30
<講義>
・ 診療報酬に結びつくリンパ浮腫指導管理料の指導内容
<演習>
・ 複合的理学療法の基本的手技のデモ ~セルフMLD・圧迫療法~
△ 圧迫着衣の使い方(デモンストレーションと実践)
△ 多層包帯(デモンストレーション)
△ セルフリンパドレナージの方法(上肢・下肢)
△ セルフチェックの視点と測定方法
<グループワーク>
・ 模擬症例による演習とグループワーク・ディスカッション
△ 乳がん術後の予防指導のケース
△ 子宮頸がん術後の予防指導のケース
△ 前立腺がん術後のリンパ浮腫指導のケース
△ 大腸がん進行期のリンパ浮腫ケアのケース
<講義>
・ がん治療に関連して発生するリンパ浮腫の機序と病態生理
・ 浮腫のアセスメント方法
・ ケア方法と評価
・ 浮腫のある進行・終末期がん患者の病態アセスメントと看護
・ 症状マネジメントに活用できるモデルの紹介
・ リンパ浮腫の症状をモデルに応用させた場合の考え方
・ リンパ浮腫患者のケアの実際についての事例紹介
■■ 2日目 平成28年9月18日(日)8:45~14:30
<講義>
・ 診療報酬に結びつくリンパ浮腫指導管理料の指導内容
<演習>
・ 複合的理学療法の基本的手技のデモ ~セルフMLD・圧迫療法~
△ 圧迫着衣の使い方(デモンストレーションと実践)
△ 多層包帯(デモンストレーション)
△ セルフリンパドレナージの方法(上肢・下肢)
△ セルフチェックの視点と測定方法
<グループワーク>
・ 模擬症例による演習とグループワーク・ディスカッション
△ 乳がん術後の予防指導のケース
△ 子宮頸がん術後の予防指導のケース
△ 前立腺がん術後のリンパ浮腫指導のケース
△ 大腸がん進行期のリンパ浮腫ケアのケース
参加した大学院生の学び
=講義を通して=
・ 重要ポイントを絞った講義で、学習するための動機づけになった
・ リンパ浮腫の病態生理を学び、患者の状態とリンパ浮腫との関連を具体的にアセスメントする視点を学べた
・ 症状マネジメントモデルを用いることで患者への介入の仕方について学べた
・ 病態や根拠が学べ、上肢、下肢のリスクがある患者に応用できる自信につながった
・ 症状マネジメントモデルを現場で適応していきたい
・ リンパ浮腫患者のQOLに影響を与える要因について理解が深まった
=演習を通して=
・ 具体的な指導方法のポイントを改めて知ることができた
・ 正しいケア方法を理解することができた
・ 観察方法からセルフドレナージまで患者さんがセルフケアできるよう指導するための理解を学ぶことができた
・ 実際にバンテージを手に取り、現場で使用する手技が学べた
・ 予防指導として、今後、看護師ができるスキンケアを取り入れていきたい
=がん看護CNSの役割、専門性についての新たな学び・気づき=
・ リンパ浮腫の出現時、どのような症状マネジメントが可能かアセスメントし、他職種を含めた調整が必要であると感じた
・ 病態生理、患者さんの背景などアセスメントし、関わることが大事だと学んだ
・ 患者さんの理解度の査定も重要であると学んだ
・ ジェネラリストとの連携の大切さが学べた
・ 包括的にアセスメントし、介入することの重要性を再認識した
・ 長期的な支援を行う過程で、症状マネジメントモデルを活かし、ジェネラリストナースと支援について考えことができると思う
・ 患者の対処方法から結果を予測し支援する重要性が学べた
・ 入院中だけでなく外来通院中の患者が抱えるリンパ浮腫による困難にも着目していきたい
・ 重要ポイントを絞った講義で、学習するための動機づけになった
・ リンパ浮腫の病態生理を学び、患者の状態とリンパ浮腫との関連を具体的にアセスメントする視点を学べた
・ 症状マネジメントモデルを用いることで患者への介入の仕方について学べた
・ 病態や根拠が学べ、上肢、下肢のリスクがある患者に応用できる自信につながった
・ 症状マネジメントモデルを現場で適応していきたい
・ リンパ浮腫患者のQOLに影響を与える要因について理解が深まった
=演習を通して=
・ 具体的な指導方法のポイントを改めて知ることができた
・ 正しいケア方法を理解することができた
・ 観察方法からセルフドレナージまで患者さんがセルフケアできるよう指導するための理解を学ぶことができた
・ 実際にバンテージを手に取り、現場で使用する手技が学べた
・ 予防指導として、今後、看護師ができるスキンケアを取り入れていきたい
=がん看護CNSの役割、専門性についての新たな学び・気づき=
・ リンパ浮腫の出現時、どのような症状マネジメントが可能かアセスメントし、他職種を含めた調整が必要であると感じた
・ 病態生理、患者さんの背景などアセスメントし、関わることが大事だと学んだ
・ 患者さんの理解度の査定も重要であると学んだ
・ ジェネラリストとの連携の大切さが学べた
・ 包括的にアセスメントし、介入することの重要性を再認識した
・ 長期的な支援を行う過程で、症状マネジメントモデルを活かし、ジェネラリストナースと支援について考えことができると思う
・ 患者の対処方法から結果を予測し支援する重要性が学べた
・ 入院中だけでなく外来通院中の患者が抱えるリンパ浮腫による困難にも着目していきたい
平成28年9月17日・18日に徳島大学で、高知県立大学・岡山大学・徳島大学・広島大学・山口大学のがん高度実践看護師コース大学院生を対象とした「平成28年度がん看護学合同セミナーⅠ」が開催されました。京都大学医学部附属病院 がん看護専門看護師 井沢知子先生を講師として、「がん患者におけるリンパ浮腫と症状マネジメントの実際」をテーマに、2 日間の講義・演習が行われました。受講生は5名で、本学からは、1回生の淺野真由さん、弘田智美さんが参加しました。
講義では、リンパ浮腫に関する基本的な知識や症状マネジメントモデルを活用した看護支援について学びました。演習では、複合的理学療法の基本的手技としてセルフリンパドレナージの方法や圧迫着衣の使い方について学びを深めました。グループワークでは、予防指導や進行がんのケースを通して、リンパ浮腫のアセスメントと看護支援についてディスカッションを行い、発表を通してお互いの学びを共有しました。
また、1日目の夜は、大学院生、井沢先生、教員との食事会を通して、大学院生相互の交流を深めることができました。