学びの特色
少人数教育 一人ひとりが主役

文化学部の授業や学習プログラムのなかには、学生が各教員の研究室に所属して研究を行う「文化学課題研究ゼミナール」のほか、「専門演習」がそれぞれの領域で開講されています。
「文化学課題研究ゼミナール」では、1つの研究室に一学年5~10名程度のゼミ生が所属しています。学生一人ひとりが研究テーマを持ち、研究成果を発表しあい、議論をすることで研究を深めていきます。また、「専門演習」では、同じ研究領域の学生10~20名程度が集まり、多角的な視点から議論を行います。
文化学部では、少人数教育を重視し、その利点を活かす工夫がなされています。学生と教員、学生同士が近い距離で学び合っています。
国際交流 異文化を日常的に体験
高知県立大学は、海外の提携校との間で留学生の派遣や受け入れを行ってきました。とくに文化学部は、学内でもっとも国際交流がさかんな学部で、アメリカ、中国、台湾、韓国、イタリアから留学生を迎え、様々な交流行事が行われています。永国寺キャンパスは年間を通じて国際交流の場となっており、異文化を日常的に体験できます。留学生との交流は、一生の財産となります。
英語で異文化を学ぶ
文化学部では、英語による授業が開講されています。英語をしっかり使いこなせる力を身につけ、英語の言語的特徴や、文学作品の分析、日本や外国の文化などを幅広く学べる科目構成になっています。また、授業では、英語を使って、自分の意見を表現できる「発信力」も高めていくことができます。
英語学領域・国際文化領域では、コミュニケーションの理論や世界各地の文化を英語で学ぶ講義や、英語の世界で表象される日本を学び、日本のことを英語で発信する科目があります。
国際日本学レクチャーシリーズ
文化学部には、「国際日本学」や「比較日本学」など、日本について英語で学び、英語で発信する科目があります。その学習を補うために、「国際日本学レクチャーシリーズ」を開催しています(市民にも開放)。外国人の講師や海外経験豊富な日本人をゲストスピーカーに招いて、そのお話に触れることで、学生は日本と海外の違いを知り、それを乗り越えるコツについて考えます。学生は講演前に、講師と直接交流することもできます。


PICK UP!
文化学部で世界とつながる
国際交流クラブ
イベントには、留学生歓迎会(4月)、バスハイク(6・10月)、忘年会(12月)、留学生送別会(2月)などがあります。また、週に1回、チューターとして留学生と一緒に勉強をします。サークル外の学生もいっしょに、観劇や旅行をすることもあります。このように、多くの学生を国際交流に巻き込む役割を果たしています。
国際交流のすばらしさは、異文化理解を深めることだけでなく、彼らといる時間を楽しめることにあります。本国に戻った留学生たちとは今も連絡を取りあっています。会いに行ったり来たりもしています。いっしょにいて楽しい気持ちになれる友だちと出会えたことに感謝しています。
台湾からの留学生の声
なかでも、日本人と一緒に受けた中国語の授業で大切な経験をできました。中国語を話せることと、中国語を教えられることが同じではないとわかったからです。日本人の視点を知り、自分の言語について深く考えることができました。この経験が、大学を卒業してからTCSL(Teaching Chinese as a Second Language)を学ぶきっかけとなりました。TCSLとは外国人向けの中国語教育のことです。
現在、中国語教師として日本で就職することを目指して、大学院で研究を行っています。研究を進めていくなかで、高知でできた友だちがいつも支えてくれています。留学が終わってからも、台湾や高知で何度も会っています。私にとって一生の宝物です。
文藻外語大学 大学院生 Lさん
チューターの感想
Tさん
留学経験者 INTERVIEW
留学の魅力を発信するために、留学経験者4名にインタビューをしました。
対話に参加してくれた学生は以下の通りです。今回は、それぞれの夢というよりは、ちょっと変わったことを聞いてみました!
◆日本のYさん:4年生(台湾と日本でのダブル・ディグリープログラムに参加)
◆台湾のCさん:3年生(台湾と日本でのダブル・ディグリープログラムに参加)
◆台湾のSさん:3年生(台湾の文藻外語大学から交換留学として1年)
◆台湾のKさん:3年生(台湾の文藻外語大学から交換留学として1年)
Q1.皆さんは、なぜ留学しようと思ったのですか?
出発する前に中国語の指導を受けていたのですが、当初は、一番下の中国語クラスに入り、漢字の書き方などを勉強しました。1か月ほどしてから、一つ上のクラスを上げてもらいました。そこでは授業でも中国語が飛び交い、日常的に中国語を使うようになりました。帰国前には漢語水平考試(HSK)5級に合格できました。
Q2.留学した当初はどうでしたか?
台 湾 の 3 人:最初は日本語がわからず、日本人は冷たいと思っていた。
日本語が理解できず最初は辛かった。
日本のYさん:最初は生活の仕方が違うなど慣れるのに大変だった。
Q3.苦労をどのように乗り越えましたか?
友達を作って、友達に聞いて、先生に聞くことで言葉の壁は乗り越えた。そして、楽しく生活できるようにした。
皆が大丈夫と言ってくれたので安心したことで前向きになれた。
Q4.住んでみてどうですか?
台 湾 の 3 人:日本は、美味しい食べ物がたくさんあり、品物が溢れている。
新しい経験ができて本当に充実している。また来たい。
日本のYさん:2年間台湾に住んでみるとファッションの違いを感じたり、暑い国だと思ったりしたが、今では友達に会いたい。
Q5.それぞれの国に対して、変わっていると思うことは何ですか?
台 湾 の 3 人:食事にご飯と麺類を一緒に食べるところが変わっている。
また、挨拶で「お疲れ様」と言うのは、中々慣れなかった。
授業中に話していなかったクラスメートに、いきなり話しかけられたことも面白いと思った。
日本のYさん:台湾のバスは乗るのが難しい。アプリがあって時間を教えてくれるけれど、時間通りに来ないことが多い。
ファッションが日本と違う。
皆さん、どうもありがとうございました。皆さんの将来を楽しみにしています。
留学生の派遣・受入
| 協定校 | 協定校への派遣 | 協定校からの受け入れ |
|---|---|---|
文藻外語大學(台湾)英語と中国語が同時に学べ、温暖な気候や治安の良さが留学生に人気です。 |
❐ 長期(1年):2名 ❐ ダブル・ディグリープログラム(2年):2名 |
❐ 短期(夏期2週間):8名 ❐ 長期(1年):2名 ❐ ダブル・ディグリープログラム(2年):2名 |
弘光科技大學(台湾)医療系を得意とするも、国際コミュニケーション学科もあり英語での授業も多数なので英語も習得可。 |
❐ 短期(2週間):10名 ❐ 長期(1学期または1年):1名 |
❐ 短期(2週間):10名 ❐ 長期(1学期または1年):1名 |
開南大学(台湾)国際交流が盛んで日本からの留学生数は台湾内でトップ。安心、安全な環境での学習が可能。 |
❐ 長期(1学期または1年):2名 | ❐ 長期(1学期または1年):2名 |
木浦大學校(韓国)高知県との姉妹交流協定を締結している全羅南道西南部の木浦市で歴史と語学を学ぼう! |
❐ 短期(1週間):10名 ❐ 長期(1学期または1年):2名 |
❐ 短期(1週間):10名 ❐ 長期(1学期または1年):2名 |
慶尚国立大學校(韓国)韓国慶尚南道に位置する国立大学で、普州市は高知市と同規模の地方都市で過ごしやすい。 |
❐ 短期(1週間):10名 ❐ 長期(1学期または1年):2名 |
❐ 短期(1週間):10名 ❐ 長期(1学期または1年):2名 |
北京聯合大学旅游学院(中国)人口14億人を超え、経済も発展し市場規模が大きい中国には、世界各国から留学生が訪れます。 |
❐ 長期(1学期または1年):2名 | ❐ 長期(1学期または1年):2名 |
エルムズカレッジ(アメリカ)25年以上の交流実績あり。日本人が少ない環境で英語を飛躍的に伸ばしたい方にぴったり。 |
❐ 短期(2週間):10名 ❐ 長期(1学期または1年):1名 |
❐ 短期(2週間):10名 ❐ 長期(1学期または1年):1名 |
ゲント大学(ベルギー)ベルギー建国以前からある大学であり、ベルギー内で最高水準の大学。英語習得率はかなり高い。 |
❐ 長期(1学期または1年):2名 | ❐ 長期(1学期または1年):2名 |
ヴェネツィア カ・フォスカリ大学(イタリア)世界中から観光客が集まる水の都ヴェネツィアで、奥深いイタリアの文化を発見します。 |
❐ 短期(1週間):10名 | ❐ 短期(2か月半):10名 |
※人数は高知県立大学の他の学部を含む大学全体での上限人数です(文藻外語大学の短期派遣プログラムは文化学部単独の派遣人数です)。
ダブル・ディグリープログラム(DDP)
高知県立大学・文藻外語大學の2つの大学を卒業しよう!
ダブル・ディグリープログラムは、高知県立大学と文藻外語大學の両大学が相互に単位取得を認めることによって、両大学の学位(学士号)が取得できる仕組みです。
2年生後期から2年間、台湾で正規の学生として勉強します。日本に戻ってからの1年半で文化学部の残りのカリキュラムに取り組み、卒業論文を執筆します(両大学の卒業に必要となる修業年数は5年[高知県立大学3年間、文藻外語大學2年間]です)。
■卒業生の声
やってみなきゃ分からない!台湾を飛び出し、日本語を学ぶために高知県立大学へ。(高知県立大学「未来を切り拓く“卒業生たちのストーリー” 」のページ)
フィールドワーク 地域もキャンパス
文化学部では、書物を読んで思索することと同時に、フィールドに出ることを重視しています。
たとえば「観光フィールド専門演習Ⅰ」では、多様な分野の教員による指導のもとでフィールドワークを行い、観光を多面的に理解します。「地域づくり専門演習Ⅰ」では、プロジェクトの運営を通して地域づくりに関する理論と実践を学びます。
フィールドワークには、手法があります。各専門分野で行われているフィールドワークの手法を学び、議論を重ねることで、学びはさらに深まっていきます。


免許・資格取得 自分の強みを持つ
国語・英語の中学校・高等学校教員をめざす

文化学部では、以下の教育職員免許状の取得が可能です。
- 中学校教諭一種免許状(国語)
- 高等学校教諭一種免許状(国語)
- 中学校教諭一種免許状(英語)
- 高等学校教諭一種免許状(英語)
教員免許状を取得するには、「教科に関する専門科目」「教職に関する専門科目」「教科又は教職に関する専門科目」から決められた単位数を修得する必要があります。
文化学部では、教員をめざす学生の実力をつけるために、日本語検定やTOEIC(R)などの検定試験のサポートを行っています。また、各教科の教育法の授業では、模擬授業や教材の作成などの実践的な内容が取り入れられており、教員をめざす学生同士の学び合いが積極的に行われています。
日本語教師をめざす

「日本語教育能力検定試験」に合格するために、日本語教員養成のためのカリキュラムを用意し、学びのサポートをしています。指定された科目から30単位以上を取得すれば「高知県立大学日本語教員養成のためのカリキュラム認定証」が授与されます。
プログラムとして開講されている科目の履修を積み上げていくことで、日本語教師を目指すために必要とされる日本語と英語の言語力と文化を深く学び、日本語を教える技能を高めていくことができます。
公務員をめざす

公務員になるには、大学での勉強だけでなく、公務員試験に向けた準備が必要です。文化学部では、公務員をめざす学生のために、「公務員対策講座」が開講されています。講座は永国寺キャンパスで受講できるため、大学の講義から引き続き学習を続けられる利便性があります。
文化学部の卒業生は、県庁・市町村職員のほか、国家公務員やその他の機関など、幅広く公共的な分野でも活躍しています。
大学院進学をめざす
文化学部で学ぶ人文・社会科学領域の専門性をより深め、先端的な知識と高度な研究能力の獲得をめざす者に向けて、大学院の博士前期課程(修士号の取得を目標とするコース)と博士後期課程(博士号の取得を目標とするコース)が設置されています。大学院で研究を継続したい高知県立大学の学部生や卒業生を対象に、学内推薦制度も用意されています。
| 文化学部の教育研究に つながりを持つコース |
人間生活学研究科 人間生活学専攻 博士前期課程(高知県立大学大学院のページ)
文化学領域(「地域文化」「日本文化」「英語文化」の科目群)、社会福祉学領域、栄養・生活学領域、ないし、ウェルビーイング学領域(Well-being:個人や社会が良好で善い状態を指す。社会人限定のコース)の専門科目の履修や研究方法に関する指導を踏まえて、自らの研究を遂行し、修士(学術、生活科学、または社会福祉学のいずれか)の学位の取得をめざします。2年制。 |
人間生活学研究科 人間生活学専攻 博士後期課程(高知県立大学大学院のページ)
地域社会の文化の発展や課題の解決に貢献できるような研究テーマを設定し、主研究指導教員と副研究指導教員による研究指導を受けながら研究を積み重ね、その成果を博士論文としてまとめて、博士(学術、生活科学、または社会福祉学のいずれか)の学位の取得をめざします。3年制。 |
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文藻外語大學(台湾)
弘光科技大學(台湾)
開南大学(台湾)
木浦大學校(韓国)
慶尚国立大學校(韓国)
北京聯合大学旅游学院(中国)
エルムズカレッジ(アメリカ)
ゲント大学(ベルギー)
ヴェネツィア カ・フォスカリ大学(イタリア)
