地域文化創造系|地域文化・地域づくり領域|教員紹介
宇都宮千穂 UTSUNOMIYA, Chiho
【役職】 教授
【専門分野】 日本経済史・地域経済学
【研究テーマ】 地域における生活空間の形成、企業都市形成論
【主な担当科目 】 地域学概論、地域学実習、文化政策論、地域づくり論、地域づくりフィールドスタディ、地域づくり専門演習、文化学課題研究ゼミナール
- ►研究者総覧
- ►researchmap
-
MESSAGE 近現代の地域を、経済史の視点から研究しています。
地域が発展するときは、きっかけがあります。代表的なきっかけは、産業が誘致されることです。このような産業を地域の基幹産業と呼びますが、私の研究は、地域が基幹産業の影響を受けながら形成されていく過程を明らかにするものです。
ですが、私の一番の関心は、実は基幹産業ではなく、その基幹産業の影響をうけながらかたちづくられる「暮らし」です。基幹産業が違えば、働きかたも違い、暮らしかたも違います。例えば、工場で働く人と林業をしている人では、暮らしかたが全然違います。その違いが、地域形成に大きく影響を与え、結果として、地域独自の空間と生活文化をつくりあげていきます。その独自性を発見するのが、とても面白いのです。思わぬところに独自性を発見し、びっくりすることもしばしばです。これら暮らしの特徴は記録し、その特徴が存在する要因も分析する必要があります。こうした調査研究の積み重ねは、地域の社会経済構造をとらえることに役立ち、様々な政策を考えるときの資料になります。
「地域の暮らし」にまつわる研究テーマは、たくさんあります。高知をフィールドに、高知らしい暮らしの文化を一緒に研究しませんか?
大井方子 OI, Masako
【役職】 教授
【専門分野】 労働経済学・計量経済学
【研究テーマ】 技術革新と賃金の関係、女性労働、少子化問題、若年者雇用、地域の雇用などに関する実証研究
【主な担当科目 】 経済学、文化と経済、社会調査論、地域産業論
- ►研究者総覧
- ►researchmap
- ►ホームページ
-
MESSAGE 経済学は、産業や市場などにおいて、個々の企業や個人の意思決定がどのように相互に作用しているのか、また、意思決定に何が影響しているのか、そして、人々の幸福度を引き上げるにはどのような政策を取ればいいのかなどを考える学問です。
私は経済学のなかでも、労働経済学を専門としており、その実証研究をしています。つまり、働くということに関して、経済学的に考えるとこういうことが起きているのではないか、と実際のデータを使って示しています。例えば、労働経済学のトピックの一つとして少子化問題があります。子供を産み育てること、仕事と両立させることという意思決定・行動に何がどう影響しているかを、経済学を用いて考え、それをデータで示すということは、エビデンス(証拠)に基づいた政策形成を推進しようという昨今、大きな意味があります。
経済学という道具を用いて社会を見ると、理解が深まり、面白いと思うことが多々あります。データを見ながら一緒に考えることができたら嬉しく思います。
大村誠 OMURA, Makoto
【役職】 教授
【専門分野】 日本語学・社会言語学
【研究テーマ】 近地域言語(土佐ことば)の文化環境言語学的研究 東アジアにおける琉球・アイヌ・ヤマトの比較・対照文化言語学的研究
【主な担当科目 】 日本語学概論、域学共生フィールドワーク、日本語史、日本語学講読、日本語音声学・音韻論、日本語学専門演習、地域文化資源論、文化学課題研究ゼミナール
- ►研究者総覧
- ►researchmap
-
MESSAGE 私は、本学の学部と大学院で、地球科学、リモートセンシング、災害看護、地域防災などの広い分野で教育・研究を行っています。平成24年度から文化学部に移り、「文系と理系の取り合わせ」で、特定の分野だけでは扱えない、防災などの課題を考えています。
ところで、東日本だけでなく、現時点で関東そして関西も地震活動期に入っており、真剣に防災に取り組む必要があります。また、高知県は今後約30年のうちには南海トラフ巨大地震に遭遇するので、高知県の皆さんは、「今すぐ、身近な防災活動」と「大災害を組み込んだ人生設計と行動」の両方が大切です。
さて、文化学部は多様な学問分野を対象にしています。これは学生の皆さんの目標設定を難しくしている面もあります。しかし、主体的に広く学び、先生方のお話を伺って仲間達と議論し、自分なりに意義を見いだしたことを実行してみると、「思索と実践」の繰り返しの中から自分の進むべき道が見えてくると思います。あきらめず努力してください。チャンスは思いがけず訪れます。
また、読書と旅も皆さんの成長の助けになるでしょう。学生としての時間は貴重です。元気で過ごし、大きく成長してください。
清水直樹 SHIMIZU, Naoki
【役職】 准教授
【専門分野】 政治学
【研究テーマ】 政治制度が公共政策や社会経済に与える影響
【主な担当科目 】 政治学、地域分析論、地方自治論、文献調査論、地域づくりフィールドスタディ、文化学課題研究ゼミナール
- ►研究者総覧
- ►researchmap
-
MESSAGE 政策がどのように作られるのか、また、私たちにとって良い政策と悪い政策があるとすれば、どのような政治的要因がその違いをもたらすのか、という関心にもとづいて研究を進めています。政策と言うのは、具体的には、道路などを整備したり福祉を充実したりすることです。私たちの生活は、政府が作成する政策によって大きな影響を受けます。たとえば、たくさん道路を作ると私たちの生活は便利になりますが、作りすぎると借金が増えすぎるので、政府の財政を切り詰めるたり、増税して私たちの負担を増やしたりしなければなりません。このように政策にはいろいろなバリエーションがあり、それは良い効果をもたらすものもあれば、悪い効果をもたらすものもあります。それでは、どのような政策が私たちにとって良い効果をもたらすのでしょうか、あるいは、悪い効果をもたらすのでしょうか。そして、良い政策と悪い政策を分類できるとすれば、その政策はどのように作られて、どのような政治的要因によって違いがもたらされるのでしょうか。講義やゼミでは、こうした点について、学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
言語文化系
地域文化創造系
- 地域文化・地域づくり領域
- 観光文化・観光まちづくり領域
- 現代法文化・生活法文化領域