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女子カフェFIRST PLACE
活動の概要
「家庭にも学校にも居場所がない若者にとって最初に繋がる居場所に」(FIRST PLACE)という願いを込めて、高知県職員、高知県立大学の学生・教員、妊娠SOS高知みそのらんぷの三者で、若い女性を対象とした女子カフェを永国寺キャンパス食堂で2024年11月に開催しました。ジェンダーサークルやジェンダーのゼミに所属している学生が、ミサンガづくりやデートDV(ジェンダーサークル)&性教育(みそのらんぷ)のミニ講座のクイズを通して、参加した中高生と交流を深めました。ジェンダーや性に関する書籍及び生理用品や避妊具の紹介と共に、コスメのプレゼントもあり、楽しい雰囲気で長時間滞在する参加者が多く継続を期待する声が聴かれました。
教員コメント
女子カフェは「高知県困難女性・DV被害者支援計画」に基づく事業として県職員と学生とで企画を検討したことから始まりました。性被害やデートDV被害を少しでもなくしたい、若年女性に温かい居場所を作りたいという、関係者の思いが一致し実現につながりました。中高生と年代が近く「支援」っぽくなく自然と話ができる学生と、主催者である高知みそのらんぷの職員との協働なしにはできない居場所で、今後も継続できたらと考えています。(担当教員:長澤 紀美子 教授)
学生コメント
初回のカフェでは、大学生が積極的に高校生とコミュニケーションを取り、彼女たちの話を聴くことで、ジェンダー観やデートDVや性教育に関する知識など相互理解を深める機会となったように思います。今後は中高生に「どのように知識を伝えるか」についてさらに検討し、「安心できる居場所づくり」に取組んでいきたいです。