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リカバリーカレッジ高知
活動の概要
リカバリーカレッジ高知(RC高知)はメンタルヘルスに関心のある人であれば誰でも参加できます。メンタルヘルスに役立つ講座で構成されており、グループワーク等を通して、参加者やスタッフが一緒になって学び合います。一方、RC高知が一般的な学校等と異なる点は、精神疾患や発達障害、ひきもり経験や難病など、精神健康上の困難を経験してきた人たちが「経験の専門家」として、専門職等と対等な立場で、活動の全般に渡って一緒にカレッジを創り上げる点です(共同創造)。多様な背景や役割をもつ人たちが安心して自らの経験を元に話し合い、学び、つながっていく。この取り組みを通して、高知の共生社会へ寄与していきたいと考えています。
※本事業は2022年度、2023年、2024年度に、高知県立大学(研究代表者:玉利麻紀)が文部科学省 「大学・専門学校等における生涯学習機会創出・運営体制のモデル構築」による助成を受けて実施しています。
教員コメント
2022年度から、様々な背景の仲間と一緒にRC高知を始めました。障害者/健常者、支援する側/される側、という分断を超えて、互いに強みを生かしていくことで、社会や自分の中にあるバリアに気づき、本来の「当事者主体」や専門職の在り方について考えるきっかけになっています。経験を元につながっていけることにも、日々感動!今後も仲間と共に、高知という地域に学びを通した共同創造の種を蒔き、育てていきたいです。 (担当教員:玉利 麻紀 助教)
学生コメント
色々な立場や背景の大人が参加しているが、安心して話せる環境が作られていて、そのままでいられる。「先生」や「専門職」という役割があると、相手に見せる自分というものを作ってしまうところがあるが、RC高知は目の前の「その人」だから、先入観を持たずに話せる。救われるし、楽しくてあの場所がめっちゃ好きです。