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健康栄養学部 > ニュース・イベント > 2018年度 > 慢性腎臓病(CKD)の料理教室を開催しました

慢性腎臓病(CKD)の料理教室を開催しました

 高知医療センター・高知県立大学包括的連携協議会健康栄養連携部会が平成30年度に改訂した「慢性腎臓病(CKD)患者さんのための食事療法手引き」をもとに、第7回CKD料理教室を開催しました。

 平成30年11月3日(土)に高知県立大学池キャンパス健康栄養学部の調理学実習室で実施しました。当日の参加者は慢性腎臓病の患者さんとそのご家族で、学生・スタッフを含め24名が楽しく実習を行いました。

 まず、高知医療センターの管理栄養士が手引きをもとに、慢性腎臓病の食事療法と減塩のポイントについて講義を行い、食事療法の重要性について理解を深めていただいた後に、実際に調理する低たんぱく食の「秋の献立」を具体的に紹介しました。

     昼食メニュー:ごはん、鶏肉のマーマレード焼き、さつま芋ときのこのソテー、 白菜とかにかまの和え物

     夕食メニュー:ごはん、さんまの蒲焼き、ボイル野菜サラダ、かぼちゃの煮物


慢性腎臓病の食事療法の説明


調理の様子

実習は数名の班に分かれ、各班には学生・スタッフがサポートとして入り、調理実習中も参加者が疑問に感じることがあればスタッフの管理栄養士や学生に質問・相談できる体制を取り、調理しながら学ぶことができる料理教室を実施しました。参加者の中には、ご夫婦で協力しあい調理を行う姿も見られました。各班で昼食、または夕食を調理し、朝食はスタッフで作成し見本として展示しました。


夕食献立


試食会の様子

試食会では各グループに分かれ試食しながら、ご家庭の味と比較して頂き、質問やご相談をお受けしました。参加者からは、「治療食で様々制限がかかっているとは思えないくらいおいしかった」 「実習が楽しかった。家に帰ってから、同じレシピや他のレシピも早速作ってみたい」「何回か参加しているが、いつも新しい発見があり、楽しく過ごした」などのご感想を頂きました。アンケートでは全員の方から慢性腎臓病料理教室が「参考になった」とご回答頂きました。