学びの特色FEATURE
文化学部の学びの特色を紹介します。
フィールドワーク地域もキャンパス
地域連携
教員の専門領域を生かした地域との連携がすすめられています。
県内の文化施設や文化団体、企業、自治体と協働して、教育・研究を進めるとともに、地域貢献をめざしています。
県内の文化施設や文化団体、企業、自治体と協働して、教育・研究を進めるとともに、地域貢献をめざしています。
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自治体、ミュージアム、
小・中・高校と共同調査

文化資源を活かした
カンカンミンガク域学共生事業
代表者:橋尾直和(日本語学・方言学・社会言語学)
暮らしの道具で「文化資源」でもある「民具」に視点を置くと、目に見えない文化が、目に見える民具を通して、地域の人びとの暮らしとともに見えてきます。地域のヒト・コト・モノの「歴史と文化」も見えてきます。「文化資源」は、モノだけではなく、人びとの記憶・記録も指します。聞き取り調査を通して、高齢者と若者との世代間交流が生まれます。
「立志社中」のメンバーであるfrom ZEROと共同で、これまで文化学部・高知県立歴史民俗資料館・教育委員会の三者連携による、原村・東洋町の民具にまつわる民俗・言語調査に取り組んできました。「文化財保護」「地域貢献」「情報発信」「文化再発見」「次世代への継承」を目指して「文化資源を活かしたカンカンミンガク域学共生事業」を行っています。カンカンミンガクとは、最初のカンは博物館の「館」、次のカンは行政の「官」、ミンは「県民・市民・NPO」、ガクは「小学校・中学校・高等学校・大学」のことです。現在、物部町において、高知県歴史民俗資料館、香美市教育委員会、大栃小学校、中学校、山田高等学校、地元住民の連携による、民具と方言呼称の共同調査を行っています。
「立志社中」のメンバーであるfrom ZEROと共同で、これまで文化学部・高知県立歴史民俗資料館・教育委員会の三者連携による、原村・東洋町の民具にまつわる民俗・言語調査に取り組んできました。「文化財保護」「地域貢献」「情報発信」「文化再発見」「次世代への継承」を目指して「文化資源を活かしたカンカンミンガク域学共生事業」を行っています。カンカンミンガクとは、最初のカンは博物館の「館」、次のカンは行政の「官」、ミンは「県民・市民・NPO」、ガクは「小学校・中学校・高等学校・大学」のことです。現在、物部町において、高知県歴史民俗資料館、香美市教育委員会、大栃小学校、中学校、山田高等学校、地元住民の連携による、民具と方言呼称の共同調査を行っています。
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「哲学」を、大学からまちへ


シネマ・フィロソフィア3.11
代表者:吉川孝(哲学・倫理学)
「映画」を上映しながら「現代社会の問題」を「哲学」の観点から考察する。これが「シネマ・フィロソフィア3.11」の取り組みです。これまで上映した作品は、「3.11」に関わる記録映画を中心に、「戦争の記憶」や「水俣病」に関連するものなど、いずれも現代の日本社会で私たちが生きうるうえで大きな意味を持つテーマを扱っています。学生は、上映会の企画・宣伝・運営をしながら、パンフレットの作成や会場での展示を通じて、「表現の自由」「事実とフィクション」「プロパガンダ」「記憶と記録」「責任」「自然と人間」などテーマをめぐる研究発表をしてきました。上映会場には、映画制作の第一線で活躍する映画監督などを招いてお話をうかがっており、映像という表現手段や現代社会の問題について考えるための貴重な機会になっています。これまで、高知県立県民文化ホール、あたご劇場、ソーレ(高知男女共同参画センター)、市内の喫茶店などを舞台に、映画の上映会や哲学カフェを開催しました。大学から街中のさまざまな施設へと教育・研究の場を移して、多くの人たちと触れ合いながら、これからの社会を生きるための教養を深めています。
たとえば「観光フィールド専門演習Ⅰ」では、多様な分野の教員による指導のもとでフィールドワークを行い、観光を多面的に理解します。「地域づくり専門演習Ⅰ」では、プロジェクトの運営を通して地域づくりに関する理論と実践を学びます。
フィールドワークには、手法があります。各専門分野で行われているフィールドワークの手法を学び、議論を重ねることで、学びはさらに深まっていきます。