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第12回学際的交流サロンでは、健康栄養学部の島田郁子講師と廣内智子講師が発表を行いました。今回のテーマでは、2019年夏に西日本を中心に発生した「平成30年7月豪雨」の被災地における栄養支援の具体的な活動内容と災害時における栄養士の支援活動等について報告しました。
廣内講師からは災害発生から約2週間が経過した愛媛県大洲市における栄養支援活動の具体事例について、また島田講師からは「日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT:The Japan Dietetic Association-Disaster Assistance Team)」についての説明と災害時における栄養問題について、報告がありました。
報告内容を踏まえ、参加者からはJDA-DATが避難所などに設置する「特殊栄養食品ステーション」についてや、被災地域において支援活動を行っている他職種チームとの連携についての質問が出ました。将来発生することが予見されている南海トラフ地震に対して大学全体として取り組んでいる本学ならではの観点による質問であったと思います。
支援活動の実状を踏まえた貴重な報告となり、災害発生前の備えについて改めて考えさせられました。
【 参加者数 : 合計32名(発表者含む) 池31名、永国寺1名 】