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第10回学際的交流サロンでは、戦略的研究推進プロジェクト成果報告会を行いました。
本プロジェクトは、本学の学術研究の充実および高知県の課題解決を目指し、各重点テーマにおいて、教育研究力を高めようとする取り組みに経費を補助することで、教育・研究のイノベーションを促すことを目的としています。平成29年度から実施され、昨年度までに終了した8件のプロジェクトの成果報告を2回に分けて行いました。
7月22日はその第1回目で、文化学部、看護学部の4名の教員からプロジェクトの成果や今後の課題などについて報告しました。プロジェクトの内容は多岐に渡り、大学院における教育内容の充実・拡充を目的としたプロジェクトや、地域の方と共に複数の学部教員がその学部の垣根を超えて中山間の課題解決に学際的に取り組んだプロジェクト、高知県の健康課題のうち、慢性疾患の重症化予防推進モデルを開発するプロジェクト、地域の病院において、その地域特性に応じた災害対策研修プログラムの開発・実施を目的としたプロジェクトが行われました。各プロジェクトにおいては、学術論文の公表や学会発表、またその研究成果を地域へ還元するなど、着実な成果をあげることができました。
また来場者の方とも活発な意見交換が行われ、報告会の最後には、学長から各プロジェクトについての講評がありました。来場者は教職員のみならず大学院生も参加し、教員が地域と協働してどのような研究を行っているか、また地域との連携の仕方などが分かり出席して大変参考になった、との感想がありました。
このプロジェクトを通じて、複数の学部に渡る学際的な研究や、地域の方と協働する研究などがますます進んでいくことを期待しております。
【 参加者数 : 池59名、永国寺6名 合計65名(発表者も含む) 】
<プログラム> 第1回戦略的研究推進プロジェクト成果報告会
(1)【H29採択 テーマ1 1年間】
看護学研究科博士前期課程:教育イノベーション事業 I
研究代表者:看護学部 長戸 和子 教授
(2)【H29採択 テーマ2 2年間】
中山間地域における生活圏の確保に向けて-土佐郡大川村における地域創造
研究代表者:文化学部 飯高 伸五 准教授
(3)【H29採択 テーマ2 2年間】
高知県の血管病ハイリスク群への重症化予防推進モデルの開発
-慢性疾患看護専門看護師による病院と地域の看看連携を中心に-
研究代表者:看護学部 内田 雅子 教授
(4)【H30採択 テーマ4 1年間】
須崎市医療救護病院におけるBCP策定支援を基盤とした災害対策研修プログラム開発
研究代表者:看護学部 久保田 聰美 教授
※当日の様子(写真)はコチラ 第10回学際的交流サロン (PDFファイル:234KB)