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総務省は、ICT(情報通信技術)の利活用により地域が抱える様々な課題を解決し、地域の活性化を図る事例のうち、特に全国的・分野横断的・地域間の広域連携が期待される優れた取組について、「ICT地域活性化大賞」として表彰を行っています。
「ICT地域活性化大賞2020」では、岡山県倉敷市の一般社団法人データクレイドルが開発した『オープンデータ活用防災ポータル「まちケア」』が優秀賞を受賞しました。
このサイトは、本学の神原 咲子教授(看護学研究科)が、ご自身の出身地である岡山県倉敷市真備町が豪雨災害に遭った平成30年に考案し、ビッグデータの活用に取り組むデータクレイドルと共同開発した「まびケア」が元となっています。
さらにその翌年(令和元年)には、神原教授の協力のもと、台風被害に遭った地区(千葉県館山市・長野県長野市・宮城県丸森町)を対象とした派生サイト「まちケア」の運用も始まりました。
このように「まちケア」では、被災地におけるリアルタイムの「暮らしと健康に必要な情報」の発信を、全国的に広域展開した実績が高く評価され、本賞の受賞につながりました。
※真備の生活情報サイトが優秀賞 総務省主催のICTコンテスト(山陽新聞さんデジ 2020年5月26日)
※総務省「倉敷市発のオープンデータ活用サイトが、優秀賞を受賞」(2020年3月12日)
看護学研究科 神原 咲子 教授
「まちケア」は、被災地における病院、薬局、飲食店、コンビニエンスストアの開業時間や緊急支援など「暮らしと健康に必要な情報」を発信するオープンデータ活用サイトです。
また、「まちケア」は、平成30年7月豪雨の際に、岡山県倉敷市真備地区において活用された被災者支援情報ポータルサイト「まびケア」を機能拡充し、令和元年に発生した台風15号、台風19号の被災地での活用など広域展開を図ったものです。
詳細は、以下のURLを参照してください。
https://machicare.jp/