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キャンパスと防災
防災ミニ講義

【開催報告】事務局職員災害対応能力ステップアップ研修

ページID:0045133 更新日:2026年10月5日更新 印刷ページ表示

 9月28日(月曜日)および29日(火曜日)の2日間、池キャンパスにおいて「災害対応能力ステップアップ研修」を開催しました。本研修は、南海トラフ巨大地震などの大規模災害に備え、災害時の調整・運営を担う「ロジスティクス人材」の育成を目的として実施したものです。

 講師には、災害時に避難所や診療所へ医療チームを派遣するなど、被災地支援に取り組む特定非営利活動法人ジャパンハートより、災害支援・対策セクション長の高橋茉莉子氏と、同セクション調整員の飛田智子氏をお迎えしました。研修には若手職員を中心に、災害看護学生チーム「SIT」の学生1名を含む計16名が参加しました。

高橋氏 飛田氏

 研修は、避難所を想定した伝言ゲーム形式のアイスブレイクからスタートしました。参加者は8人ずつ2チームに分かれ、高橋氏から伝えられた情報を順番に引き継ぎ、最後に災害対策本部長役の職員へ報告しました。同じ内容を伝えたにもかかわらず、両チームとも一部異なる内容で伝わる結果となり、災害時に重要な情報を正確かつ確実に伝達することの難しさを実感しました。

 1日目は、災害発生時の支援活動に関連する法律の全体像について学んだほか、時系列に沿って情報の収集・共有・対応内容を記録する「経時活動記録(クロノロジー)」の演習に取り組みました。また、「SA・TA・SEN」というゲームを通じて、災害時に被災者が抱える心理や置かれる状況について理解を深めました。

アイスブレイク 演習の様子

クロノロジーの様子 研修の様子

 2日目は、避難所の質を向上させるための国際的な基準である「スフィア基準」の理解から始まり、避難所運営に関する基礎知識を学びました。午後からは、研修の集大成として、2日間で学んだ内容を活かし、参加者を2グループに分けて避難所運営シミュレーションゲーム(HUG)を実施しました。

 HUGは、高知市の指定避難所となっている本学体育館の図面を使用して行いました。参加者はリーダーや施設管理班などの役割を分担し、通路や受付の配置を検討しながら避難者の受け入れ準備を進めました。その後、高橋氏と飛田氏から次々に提示される避難者カードへの対応や、「震度5の余震が発生した」といった突発的な状況への対応を迫られ、現場さながらの緊張感の中でゲームに取り組みました。

HUGの様子 HUGの様子

HUGの様子 HUGの様子

 参加者は混乱しながらも、それまでに学んだ知識や考え方を活用し、互いに連携しながら対応していました。実際の災害時にはさらに複雑な状況が想定されますが、本研修を通じて発災時の動きを具体的にイメージするとともに、災害対応に必要な知識と実践力を高める貴重な機会となりました。