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在宅看護学(令和5年度)

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ページID:0029854 更新日:2024年3月4日更新 印刷ページ表示

ケア検討会

令和5年度 第3回在宅看護学領域ケア検討会

日時:令和6年2月22日18時30分~20時30分

場所:Web開催

参加者:15名

(看護職14名(うちCNS2名)、ソーシャールワーカー1名)

(訪問看護ステーション勤務7名・病院勤務5名[病棟2名・外来1名・地域連携室2名]、所属なし1名、教員2名)

 

 在宅看護学領域では、第3回ケア検討会をWEB開催しました。今回は、がん終末期療養者さんの退院後の療養場所の選択とそれに伴う看護を検討しました。

 まず、検討事例の療養者さんの病状経過と現在の状況、家族背景等を整理し、本人、家族の強みを考えました。すると、ADL低下による介護度変更も、利用できる介護保険サービスが増える強みと捉えられ、利用できるサービスや療養施設の特徴を鑑みながら療養場所を検討することができました。また、家族の強みを活かした関わり方が見えてきました。

 また、療養施設を移り、新しい場で生活を始めることは本人、ご家族だけでなく、受け入れ施設側にとっても慣れない経験となります。そこで、お互いが早期に理解を深め、安心して生活するために、入院中からできることも検討しました。ケアマネジャーや施設へ、療養者さんの人となりや、今後予測される経過と症状と対応方法、病院として関われることなどあらかじめ伝えておくことなど話し合いました。施設や職種を超えて、療養者さんを支えるチームの一員として、医療面を支えられるという看護師の強みを活かした関わり方が求められることを話し合いました。

 病院だけでなく、在宅や施設も看取りの場となっています。療養者さんが安心して生活できるように、看護師には、療養者さんと関わることで得た情報だけでなく、医療者としての知識や判断、技術をチームに提供していくことが求められていると再認識しました。

第3回在宅看護学

 

令和5年度 第2回在宅看護学領域ケア検討会

日時:令和5年10月19日18時30分~20時30分

場所:Web開催

参加者:22名(訪問看護ステーション5名・病院勤務11名[病棟8名・外来1名・地域連携室2名]、大学院生2名、教員4名)

 

 在宅看護学領域では、第2回ケア検討会をWEB開催しました。今回は重症心不全でマスク式の人工呼吸器を使用しながら終末期を過ごす在宅療養者さんの倫理的課題として、尊厳を保つことや、家族との連携について検討を行いました。

 ジョンセンの症例検討シート(4分割法)を用いて状況を整理し、皆で共有していく中で、本人の意向や家族の置かれた状況を考える視点が広がり、対象理解が深まりました。その上で、療養者さんにとって最善を尽くすために、家族との信頼関係形成の方法、専門職と本人・家族とが同じ目標に向かっていくための工夫などを、実際の経験なども交えながら話し合うことができました。

 心不全を抱える療養者が増え、在宅で終末期を過ごすケースも増えています。終末期の療養者の特徴や苦痛緩和の方法についても情報提供があり、医療者として、チームの一員として苦痛の緩和に努め、本人にとっての最善を尽くすために看護師としてできることを思考し続けることを話し合いました。

在宅看護学領域では、下記の予定でケア検討会を予定しています。

・第3回:2024年2月22日(木曜日) 18時30分~20時30分

皆様のご参加をお待ちしております。

20231019

 

令和5年度 第1回在宅看護学領域ケア検討会

日時:令和5年6月22日18時30分~20時30分

場所:Web開催

参加者:看護師13名(訪問看護ステーション勤務11名・病院勤務2名、在宅看護専門看護師2名(再掲))、大学院生2名、教員4名

 

 第1回ケア検討会をWeb開催しました。今回は療養環境によりできるケアに違いがある場合の退院支援について相談があり、「がん性疼痛を抱える療養者を地域でどう支えるか~病院の当たり前は、次の療養先でも当たり前?~」をテーマに検討を行いました。

 まず、退院後に施設で療養する場合に、訪問看護が介入できる条件や介入目的、方法の確認を行ったのち、事例について病状、予後、痛みの評価、退院支援内容と成果を整理しました。話し合っていく中で、地域との連携だけではなく、院内の診療体制や入退院支援体制を知り、自部署以外と連携することで、退院に向けて看護師として行うことが見えてくることや、医師とコンタクトを取り、痛みの緩和方法など一緒に検討することなど、連携の大切さが見えてきました。

 今回、病院で勤務している看護師、地域で働く看護師、両方を経験している看護師と多様な背景の看護師が集まることで、お互いが「もっと相談してほしい」「もっと療養者さんの現状を見に来てほしい、見に行きたい」と同じ思いを持っていることがわかりました。今後、地域での看取りケアも増えてきます。各家庭や施設でできること、できないことも様々で多様な状況への対応が求められます。入退院時など療養環境が変化する時に、自施設、自部署だけで困りごとを抱えるのではなく、早期から多職種やチームに相談することで解決の糸口がつかめてくることを話し合いました。

在宅看護学領域では、下記の予定でケア検討会を予定しています。

・第2回:2023年10月19日(木曜日)18時30分~20時30分

・第3回:2024年2月22日(木曜日) 18時30分~20時30分

皆様のご参加をお待ちしております。

在宅ケア検討会

 


お問い合わせ:
川上理子研究室 Tel&Fax 088-847-8718 e-mail kawakami★cc.u-kochi.ac.jp
e-mail送信時には★は@に変換をお願いします


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