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ページID:0027307 更新日:2024年4月3日更新 印刷ページ表示

基礎看護学

教員構成

長戸和子・畦地博子・池添志乃・瓜生浩子・源田美香・宮地佐和子・依岡美里

領域紹介 看護学の基礎となる領域です。「人間」「健康」「生活」「環境」そして「看護」について理解すること、また、これら相互のかかわりの深さを知り、人が健康を回復・保持・増進するための援助や看護の機能について、学んでいきます。対象となる人の個別性を尊重すること、根拠を考えて行動することを大切にしています。また、看護研究、看護理論、看護哲学、看護倫理などを学び、看護学を探究していきます。
活動内容 基礎看護学では、看護学を構築する理論、研究、倫理について学ぶと共に、看護技術や援助関係形成に関する技術を学びます。授業では、学生同士でロールプレイを行ったり、自分たちの技術をビデオに録画し分析を行ったり、グループで討議したりして、「聴く」だけの授業ではなく、考えて、発見のできる授業を目指しています。また、できるだけ実践的に看護技術を身につけられるように、さまざまなモデル人形やシミュレーターを活用したり、教材の工夫にも取り組んでいます。3・4年生では1・2年生で学んだ基礎的な知識や技術を総合看護実習等で活用するとともに、さらに研究的な視点から統合していきます。

 

看護管理学

教員構成

久保田聰美・内川洋子

領域紹介 システム思考を用いて看護現象の本質と機能を追求することにより、問題解決能力の育成を図るとともに、組織の成り立ちと人々の協働に必要な理論を学習することにより、効果的で効率的な看護システムのあり方と運用について学ぶことを目指している。
活動内容 地域の看護職者と共に看護管理ケア検討会を定期的に開催し、看護実践における問題を相互にディスカッションし、問題解決のための方策を考える機会を提供している。また、本検討会では、問題を議論するばかりではなく、それに関わる理論や具体的な解決方法などの情報提供も行いながら、臨床における看護の質の保証をいかに行っていくか議論している。学生は、チーム医療実習において他職種の役割や、他職種との連携を学び、更に看護管理実習においてシステム思考を用い、医療システムの実態を機能的視点から整理・分析し、今後の医療あるいは看護の姿を考察している。また、卒業研究として、プリセプターシップ、看護師の転職、職務満足、看護実践能力、リーダーシップやチーム医療、新人看護師の成長等の研究を行って来た。

 

慢性期看護学

教員構成

内田雅子・山中福子・田中雅美・上村明咲

領域紹介 人間は、からだのしくみが乱れ、調和が保てなくなると健康問題が生じます。 慢性の病気をもつ人は、病気がありながらもこれまでの日常生活の調整や再編成をして生活しています。 私たちはその人が自らのセルフケア力を発揮して治療の制約を乗り越え、充実した生活が営めることを目指した看護を大切にしています。 慢性の病気をもつ人が自分らしさを大切にした質の高い生活が送れるよう、学生さんと共にウェルビーイング(well-being)を重視した援助を探究しています。
活動内容 慢性の病気をもつ人への看護実践力を育成し、ケア技術の開発を行っています。 講義・演習・実習では、理論や実践知を活用し、論理的かつヒューマニスティックな看護ケアを身につけられるよう工夫しています。 また慢性の病気をもつ人へ切れ目のないケアを提供するための研修会も行っています。 学生さんと一緒に、慢性の病気をもつ人のウェルビーイング(well-being)と看護ケアの質向上を目指した研究活動や社会貢献活動を行っています。

 

急性期看護学

教員構成

大川宣容・村川由加里・森本紗磨美・神家ひとみ

領域紹介 病気やその治療、あるいは事故により急激に身体の機能が低下し、生命の危機状態にある人の看護を学びます。複雑で調和のとれた人体に急激な変化が生じたとき、人は様々な反応を示します。患者さんの身体反応だけでなく心理的反応も細やかにとらえ、その意味を読みとります。患者さんの感じる苦痛を和らげ、侵襲や治療による消耗を防ぐことで、患者さんの生命力を維持しながら、回復を促していく援助について学びます。また常に対象の尊厳を守り、その人らしく生きることを支えるために、その人の生活を基盤にした援助について考え続けます。
活動内容 動画やシミュレーターの活用により、五感を使いながら人体の構造と機能をイメージし、アセスメントする力を培えるように工夫しています。グループ討議や高機能シミュレーターを駆使したシミュレーション演習など、実践的に学ぶ機会を取り入れており、臨地実習前の準備性を高めています。また、手術を受ける患者さんを対象とした研究に取り組み、看護の学会や専門誌で発表できるように取り組みます。

 

老人看護学

教員構成

竹崎久美子・塩見理香・中井あい

領域紹介 人生の先輩である高齢者の看護について考えていく領域です。「加齢」という自然なプロセスや老年期の特徴を学ぶと共に、それぞれに長い人生を歩んでこられた高齢者を一人の生活者として理解し、尊厳を守り、加齢の影響を考慮した、老人看護の基本的な方法と課題について学習していきます。
活動内容 授業では、2回生から高齢者の特徴や社会の動きや制度、高齢者に纏わる様々な理論的基盤について学んでいます。また、自宅でもできる高齢者擬似体験を通して身体的加齢のみではなく心理・社会的変化についても理解を深めていきます。そして、授業や実習での学びから高齢者特有の疾患や症状についてグループでさらに事例分析を行い、理解を深めています。
看護師を対象に超高齢社会に必要とされる看護について学べる機会としてWebを活用したケース検討会を実施しています。看護研究では、認知症高齢者の身体抑制の防止についておこない、老人看護の向上に取り組んでいます。

 

精神看護学

教員構成

田井雅子・畠山卓也・池内香・中井有里

領域紹介 心のしくみや精神障害者のおかれている状況を理解し、心の健康が乱されることによって生じる様々な状態を、人がその人らしい生活を営むという視点から考えていくことを大切にしています。また、自分自身の看護職者としてのあり方を常に省みる姿勢を身につけていくことや、心の健康に乱れを生じている人々が自分らしい生活を営もうとする力を支える看護技術について学びます。
活動内容 授業では精神障害者の手記やビデオなど様々なメディアを活用し、共感的にその人のあり方を理解することを積極的に行っています。また、個人の心の構造・機能を理解して、患者像を形成し、それをベースに、セルフケア看護モデルを活用して個別性のある看護を展開する方法について学ぶなど、実践での活動を視野に入れた授業を行っています。また、ボランティア活動や勉強会を通し、地域の看護職者の方々と共に看護の質の向上に取り組んでいます。

 

小児看護学

教員構成

高谷恭子・有田直子・田之頭恵里

領域紹介 小児看護学領域では、乳児期から思春期の子どもが、子ども自身の力を発揮して、健康の保持増進や病気の療養に取り組みながら、子どもらしく成長発達できる看護援助を実践できるように、学修しています。
学内では、講義や演習を通して小児看護実践の基礎となる知識や理論を学び、子どもを身体的、精神的、社会的側面など、あらゆる角度から捉える基本的能力を培っています。また、実習では、子どもと親、家族と援助関係を結びながら、子どもにとって最善となる看護とは何かについて考えます。子どもを中心として、親、家族と、実習施設の方々とともに、子どもが豊かな人生を歩むことができるように、小児看護を実践しています。
活動内容 小児看護学では、講義や演習で学んだ知識や技術をもちいて、子どもの権利や尊厳を守る倫理的実践を展開する能力を高めていきます。小児看護実習室では、高機能シミュレーターを用いたフィジカルアセスメントやロールプレイを行い、臨地実習で子どもと親・家族に出会い看護を行う準備性を高めています。大学院生から小児看護の魅力や実践の話を聞く機会を通して、子どもの体験世界を深めています。さらに、専門職者とのカンファレンスや学生と教員のディスカッションを通して、子どもを看護するチームとしての実践能力を高めています。また、看護研究では、健康な子どもや健康課題を抱える子どもの体験の理解、子どもを育む親の取り組み等を探求しています。

 

母性看護学・助産看護学

教員構成

嶋岡暢希・岩崎順子・西内舞里・德岡麻由・前田愛友香・飯田悠花

領域紹介 母性看護学と助産看護学を主に担当しています。母性看護学は、あらゆる世代の女性が性と生殖に関する健康を享受し、また、健やかに母性機能を発揮できるよう支援する実践科学です。講義や演習・実習を通して、女性、母子(胎児)と家族、それぞれのライフステージを健康で安寧に過ごすための支援方法や技術を学んでいきます。また、これらの学びは、生命の尊厳、セクシュアリティ、自己に存在する母性・父性、生き方を考える機会となっています。
助産看護学は助産コース履修者を対象に開講されます。助産看護学の講義や演習・実習では、看護学や母性看護学で学習した知識・技術を基盤に、助産看護に必要な専門的知識と科学的・倫理的判断に基づく技術、また、その人らしさを尊重し、女性と家族の成長・発達を促進する援助を学んでいきます。助産コースで学んだ学生さんは全員、卒業後に助産師として活躍しています。
活動内容 母性・助産看護学の演習では、臨床と同じような場面を、周産期全身シミュレータや授乳モデル、ベビーバイタルサインモデルなどを活用して再現し、実践力を養っていきます。特に助産看護の演習では、模擬産婦、シュミレーターを組み合わせて活用しながら、刻々と変化する状況を再現し、分娩進行の助産診断や助産看護実践を繰り返してトレーニングしていきます。臨床実習では、指導者と連携し、学生の個々の目標に応じてきめ細やかな実習指導に努めています。母性・助産看護の質の向上のために、臨床や地域の看護職のみなさんとの事例検討会にも取り組んでいるほか、災害時における妊産褥婦への看護に関する研究、子どもを育てる親への看護に関する研究等に取り組んでいます。

 

地域看護学

教員構成

小澤若菜・高橋真紀子

領域紹介 地域看護学では、地域で暮らす人々の健康と生活を考え、課題に取り組みます。そのために、人々を個人として捉えるだけでなく、個人を取り囲み、影響を及ぼしあっている家族・集団・地域という幅広い視野から多角的に捉え、働きかけます。具体的には、(1)健康で質の高い生活の構築、(2)住民の主体的な健康づくり活動の発展、(3)健康なコミュニティ形成、を目的に、個人への援助方法や集団及び地域システムへの看護援助について学び、発展させることを目指しています。
活動内容 地域住民と共に取り組む健康な地域づくりについて、講義・演習・実習を通じ、理論や知識を基に実践できる力が身に付くように、教育方法の検討を重ねています。卒業研究では、「介護予防活動に参加する高齢者の健康観」「若年層の母親における育児に対する自己効力感」「中山間地域に住む高齢者のヘルスプロモーション行動」などのテーマに取り組む学生を支援しています。また、県下の保健師の方々と共に事業検討会・勉強会・交流会・共同研究を実施しています。さらに、保健師のキャリアアップやスキルアップを目指して、高知県人材育成ガイドラインの作成・推進に協働して取り組んでいます。

 

在宅看護学

教員構成

川上理子・森下幸子・中井寿雄・竹中英利子

領域紹介 在宅看護は、乳児から高齢者まで幅広い年齢層を対象とし、病気や障がいをもつ療養者やその家族が住み慣れた地域でその人らしく生活することを支える領域です。よりよい療養環境を整えるために病院から在宅へと一貫したケアを継続していくことや、在宅生活を支える多職種で途切れのない人の輪をつくることを大切にしています。さらに、近年の高まる在宅での高度医療ニーズに応じて、自宅でも多職種と協働して高度な医療技術を展開できる人材育成にも力を入れています。
活動内容 授業では、セルフケア理論などを活用して療養者とその家族の生活を捉えます。また、療養者が病気や障がいがあっても本来の力を発揮できるようストレングスにも注目しつつ、専門的な知識や技術の活用法を学びます。さらに、社会的ネットワークの構築の支援に向けてケアマネジメントについても習得します。学習した知識は、療養者とその家族を個人-家族-地域社会の視座で総合的に捉えられるよう実習を通して応用していきます。

 

総合看護学(がん看護学,災害・国際看護学)

教員構成

藤田佐和・田代真理・豊田邦江・廣瀬未央・山西亜紀子・木下真里

領域紹介 総合看護学では、これまで習得してきた知識・技能・態度・行為を統合し、専門性を深めていくことを目指しています。既存の知識や技術を統合し、エビデンスを確認して活用する能力や、状況に合わせた看護を提供する能力を培うことは、学士課程教育に求められている「想定外の事態に遭遇したときに、そこに存在する問題を発見し、それを解決するための道筋を見定める能力」の育成につながると考えます。学生さんは、講義や演習・実習を通して統合する能力をつけていきます。総合看護学には、がん看護学と災害・国際看護学の領域があります。
活動内容 がん看護学では、がん看護論のクラスでこれまでの実習で多くの学生が受持ちを経験したことのあるがん患者への看護を通して、既習の学習内容を統合し、人間理解を基盤としての実践能力や倫理的判断能力を高めています。4回生の看護実践能力開発実習では、臨床実習に加え、これまでの実習では体験できなかった状況への対応について、シミュレーション教育を通して、既存の知識や技術を統合する能力を培います。
また、看護研究では、がん患者の体験の理解や治療・療養・生活過程における課題、在宅療養移行や外来での看護を探究しています。
災害・国際看護学では、頻発する自然災害や感染症の流行、紛争、貧困や環境問題など、人間の安全保障を脅かすグローバルな課題に対して幅広く対応できる国際力、学際力、指導力を総合的に備えた人材の育成を目指しています。災害に関しては、備えの時期から災害発生直後の救命救急の時期、さらには中・長期的な復興時期まで、各時期に必要な専門知識・技術を学びます。グローバルな健康課題に対しては、多様な価値観を認め、広い視野で人々の健康を実現するための持続可能な社会システムの構築に寄与する能力を育てます。災害・国際看護は、小児、母性、高齢者看護などと分野横断的な性格があることから、これらの専門領域と共同し、相互に学びを深めます。

 

学校保健

教員構成

池添志乃

領域紹介 いま、養護教諭に求められているのは、救急処置などの従来の役割とともに、ヘルスカウンセリングや学校内および地域の医療機関等との連携を行うことです。ヘルスカウンセリングを行うには、身体を看る力、心を看る力、発達段階を看る力など、複眼的にあらゆる視点から子どもたちをとらえることが重要です。他職種や地域との連携を行うにはコーディネーターの力が必要です。本学ではそれらの力を育み、専門的な知識や技術を身につけ、看護師、保健師の免許をもった養護教諭として、さまざまな健康レベルの子どもが生き生きとした学校生活を送ることができるよう、子どもや家族を支える養護教諭を目指しています。
活動内容 学校保健活動のなかでのご家族を含めた子どものもつ力を支えるかかわりや、慢性疾患などの病気をもつ子ども、医療的ケアが必要な子どもやご家族への養護教諭としての支援のあり方について研究しています。講義ではロールプレイや実技演習を取り入れて、既存の看護の知識や技術を基盤としながら、養護教諭の専門性や実践力の発達を支援していくことを目指しています。また養護教諭を目指す学生のみなさんは、地域の小学校の「開かれた学校づくり」の一環として児童への絵本の読み聞かせや保健指導などの活動に参加させていただき、さまざまな発達段階にある子どもたちとの関わりを通じて学びを深めています。

専門基礎

教員構成

立木隆広・加藤昭尚


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