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在宅看護学領域では、今年度2回のケア検討会を開催いたしました。
第1回 :令和6年7月11日(木) Web開催
参加者:14名(看護師13名(うち在宅看護専門看護師1名)、言語聴覚士1名)
テーマ:神経難病を抱える壮年期在宅療養者の生活の変化に合わせた支援を考える
内容 :療養者さんの病状が進行したり、家族の介護力が変化する中で、本人の望みが変わる場合もあるので、その時の選択肢を広げておけるような情報提供が必要であると再認識しました。
また、ACPについて、療養者本人は直面できないことがあるため、タイミングを見計らう重要性について話し合いました。
第2回 :令和7年2月19日(水) 対面開催
参加者:21名(看護師11名(うち在宅看護専門看護師2名)、介護支援専門員7名、
メディカルソーシャルワーカー1名、社会福祉士1名、歯科医師1名)
テーマ:生活保護受給世帯において誤嚥性肺炎を繰り返す夫と妻の事例
-生活保護費の受給停止が招く課題-
内容:エンドオブライフ期に、経済的な課題を抱えた療養者とその家族について、歴史や背景をふまえながら、それぞれの思い、生活の状況を整理し、安全や尊厳を守るための方法やチーム形成について意見交換しました。多職種それぞれが担える役割を共有し、交流を深める場となりました。
Web開催、対面開催ともに活発な意見交換ができ、事例からの学びが、今後の看護や多職種との連携に繋がる場となりました。事例提供いただいた皆様、参加いただいた皆様ありがとうございました。
今後も皆様と在宅看護について考えていきたいと考えています。
皆様のご参加をお待ちしております。
<写真は、第1回ケア検討会の様子>
お問い合わせ:
川上理子研究室 Tel&Fax 088-847-8718 e-mail kawakami★cc.u-kochi.ac.jp
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