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池田光徳健康長寿センター長らの論文が「Journal of Dermatological Science」に掲載されました

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年6月21日更新

高知県立幡多けんみん病院皮膚科大澤梨佐副医長、高知県立大学池田光徳健康長寿センター長、高知大学医学部皮膚科学講座の佐野ほづみ医員、佐野栄紀教授らのグループが、新型コロナワクチン接種後の患者さんに認められた皮膚症状が新型コロナ感染で起こるものと同様であることを確認し、その研究成果がエルゼビア社の雑誌「Journal of Dermatological Science」に掲載されました。

新型コロナ(COVID-19)は、肺炎だけでなく様々な皮膚症状を伴うことがあります。具体的には、蕁麻疹様発疹、しもやけ様発疹、ウイルス発疹症などがあり、それらを称してCOVID-19関連皮膚症と呼びます。本邦では、2021年2月よりCOVID-19ワクチン接種が開始されましたが、副反応として皮膚症状を発症する場合があります。そこで今回、ワクチン接種2日後にウイルス性発疹に似た症状を呈した患者さんの皮膚組織を調べたところ、COVID-19関連皮膚症と同様だったことがわかりました。

この症状と病理組織から推察できることは、①COVID-19ワクチンmRNAによって、接種から2日後にはウイルスタンパクが患者さんの細胞で作り出されたこと。②この患者さんは、おそらくワクチン接種以前にコロナウイルスあるいはCOVID-19に感染しすでに免疫が存在していたため、ワクチン接種によって皮膚免疫反応の症状が現れた可能性。③さらに、この患者さんの皮膚血管に認められた微小血栓もCOVID-19感染による特徴的なものであったことから、ワクチンによる免疫反応と考えました。

このように、コロナ免疫をすでに獲得している人にワクチン接種後COVID-19関連皮膚症に似る発疹が生じる可能性を本論文において報告しました。

 

<論文名>Clinical and histopathological views of morbilliform rash after COVID-19 mRNA vaccination mimic those in COVID-19-induced cutaneous

manifestations.

<和 訳>新型コロナワクチン接種後には、新型コロナ感染関連の皮膚症状が起こりうる

 

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