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高知市が主催する第37回都市美デザイン賞で、本学の永国寺キャンパスが特賞に選ばれました。
特賞が発表されるのは、第16回以来21年ぶりのことで、通算4件目となります。
「高知市都市美デザイン賞」は、市内において過去3年間に完成した良好な景観の形成に貢献している建築物や街並み・まちづくり活動を表彰することにより、住み慣れたまちを見直し、地域の魅力ある資源の保全や創出につながる市民意識の高揚を目的として実施されています。
評(高知市役所HPから引用)
「高知県立大学・高知工科大学 永国寺キャンパス」は、平成20年7月の県立大学改革プランに基づき、社会貢献をする「知の拠点」のキャンパスとして整備されることとなり、すべての建物を新築とするのではなく、一部は耐震補強やバリアフリー化することで整備が行われた。
学校や図書館が立ち並ぶ文教地区の3区画を跨ぐ広大な敷地には、広場を取り囲むように地域連携棟・体育館・学生会館・図書館棟・教育研究棟が配置されている。各々の敷地を塀で取り囲むことなく、キャンパスの中心を芝生の広場に整備したことで、緑あふれる都市空間が誕生したのである。
また、高知市が取り組んでいる「お城の見えるまちづくり」の適用区域に位置しており、この景観形成基準を順守したことで、高知城への眺望及び高知城からの眺望が確保され、格調高い景観色彩が形成されている。
このように、社会貢献を意識した総合的な計画により、魅力的な都市空間が創出されている点を高く評価し、特賞に選定した。県と大学だけでなく市民も協力して、市街地に誕生した開放的なキャンパスを大切に育んでいくことを期待している。
永国寺キャンパスでは、本学の文化学部の学生が学んでいます。
緑の広場には、ひときわ目を引くモニュメントがあります。
2枚の翼がゆったりと回るモニュメント「詩の翼(うたのつばさ)」は、本学の同窓会組織「しらさぎ会」から、記念モニュメントとして寄贈いただきました。
このモニュメントは、世界的に有名な造形作家の新宮晋先生に制作していただいたものです。
2021年10月5日 高知新聞掲載
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