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本学学生が地域学実習Ⅱの授業で、陶芸が盛んな安芸市の内原野焼の窯元で伝統技術後継者「土佐の匠」の西邨出さんと協働し、内原野焼の文鎮を制作しました。
キャンディーやクッキーをかたどった可愛らしい仕上がりの文鎮
今回、地域×大学=域学という視野を大切にしながら、「文鎮(うちはらのやきがし)」を制作し、そのパッケージデザインを考案させていただきました。伝統工芸品の良さを伝えるために、内原野焼の質感や焼き色を活かして作っている点がポイントです。幅広い年代の方に、実際に文鎮の可愛いデザインや色味、質感を手に取っていただき、その魅力や価値を知ってもらいたいと考えました。
これまでの活動を通じて、安芸市のたくさんの方々から、今では「内原野焼の窯元も減少し、主に活動されているのは1軒のみになっている」という事実や、「内原野焼の後継者不足問題がある」といった深刻な現状をお聞きしました。
大学生となった今、「この素晴らしい土佐の手作り工芸品の魅力や価値をもっと広めることは勿論、安芸市の文化を絶対に継承できるように何か活動したい!」という強い気持ちで活動を実施してきました。
最終的には、活動の成果として、協働制作した文鎮を幅広い年齢層の方々に知っていただくために、安芸市のふるさと納税の返礼品にと提案し、実現することができました。
令和4年4月20日(水曜日)高知新聞朝刊に、本学学生の活動が紹介されました。
2022年4月8日 読売新聞掲載
安芸愛ずしり 内原野焼文鎮 県立大生考案 菓子模し4種
https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20220407-OYTNI50023/(読売新聞オンラインサイトへ)