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社会福祉学部 矢吹 知之 教授が認知症の診断後支援についてNHKから取材を受け、6月12日(木曜日)の「おはよう日本」で放送されました。
放送された特集は、認知症と診断されたあと社会的な支援につながらず、孤立を深めたり、症状の進行を待つだけになったりしてしまう「空白の期間」について、その期間を経験した当事者や診断後支援に力を入れている病院を取材し、「空白の期間」はなぜ生まれてしまうのか、無くすために何が必要かを考える内容です。
その「空白の期間」が平均で1年3か月ほどという調査結果を、厚生労働省の研究班が今年1月、速報値としてまとめました。矢吹教授は研究班のメンバーの一人として、調査に携わっています。
矢吹教授は取材で、空白の期間が生じる理由やその影響を指摘したうえで、空白の期間を「満たされた期間」にするため、認知症になっても希望を持って生きられる社会を実現する「新しい認知症観」を浸透させ一人一人の価値観を変えていくこと、また医療機関だけでなく地域全体で支えていくことの重要性を話しました。
詳細はこちらのリンクからご覧いただけます。
「認知症 診断後の「空白の期間」 平均で1年3か月 厚労省調査」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250612/k10014832581000.html(NHKのホームページへ)
■社会福祉学部 矢吹 知之 教授
研究者情報→https://www.u-kochi.ac.jp/site/research/yabuki-tomoyuki.html