ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 研究 > 健康栄養学部 島田 郁子 准教授が日本栄養士会災害支援チームの国際支援メンバーとして活動しています

本文

健康栄養学部 島田 郁子 准教授が日本栄養士会災害支援チームの国際支援メンバーとして活動しています

ページID:0037579 更新日:2025年6月18日更新 印刷ページ表示

 島田准教授は日本栄養士会に所属し、災害時に被災者の食生活や栄養管理の支援に取り組む災害支援チーム(JDA-DAT)として、熊本地震、西日本豪雨、能登半島地震などの支援活動を行ってきました。

 日本栄養士会では、近年世界各地で生じている自然災害や紛争・復興等に対して、栄養を通じた国際支援体制をつくるため、昨春から国際支援に関わる希望者を募り、島田准教授もそのメンバーの一人として活動しています。

 島田准教授は、マレーシアでの青年海外協力隊(日本語教師)の経験があり、大学での国際交流活動、最近ではラオスとカンボジアをフィールドに、海外の食に関する課題と向き合う研究をしています。

 

 昨年は活動の一環として、国際復興開発銀行(世界銀行)が隔年開催する「世界銀行・防災グローバルフォーラム2024」のランチセッションに参加しました。中村丁次会長と、島田准教授を含むJDA-DAT国際支援メンバーの3人が登壇し、「防災×栄養:いま出来ること、今すべきこと」をテーマに鼎談を行いました。

世界銀行・防災グローバルフォーラム2024 1

 会場には災害支援車両3台が展示され、災害時に役立つ「パッククッキング※1」の実演や「特殊栄養食品※2」の紹介を行いました。

※1 パッククッキング:食材と調味料をポリ袋に入れ、沸騰したお湯の中に入れて加熱調理する手法。

※2 特殊栄養食品:母乳代替食品、離乳食、食物アレルギー対応食、濃厚流動食、経管栄養剤、介護食、とろみ剤、低タンパク食など、乳幼児や高齢者、妊産婦、障碍者、慢性疾患患者等、要配慮者といわれる方々への必要な食品。

 

以下のリンクから当日のセッションの様子がご覧いただけます。

■Lunch Session: Disaster Management x Nutrition: ランチセッション:「防災×栄養: いま出来ること、今すべきこと」

https://www.youtube.com/live/dZMS2CeVBiM(世界銀行の公式YouTubeチャンネルへ)

世界銀行・防災グローバルフォーラム2024 2 世界銀行・防災グローバルフォーラム2024 3   世界銀行・防災グローバルフォーラム2024 4

 

 現在は、国際支援活動に、ひとりでも多くの会員が興味を持ってもらえるよう、今年10月に開催される「JDA-DATリーダー育成研修」の事前学習用教材の作成に取り組んでいます。今後、海外派遣できるメンバーを養成するため、海外で支援活動をするにあたってのノウハウをどう学び、広げていくか、メンバーとともに、研修プログラムを検討しています。


■健康栄養学部 島田 郁子 准教授

 研究者情報→https://www.u-kochi.ac.jp/site/research/shimada-ikuko.html

ピックアップ

研究者情報バナー 高知県立大学学術情報リポジトリ