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新卒訪問看護師の声(4年目 坂本静香さん、室津弥生さん、大﨑萌乃さん)
訪問看護ステーションちかもり 坂本静香 さん
Q.新卒で訪問看護師を目指し、4年間の経験から成長されたと感じる点などを教えてください
利用者さんの疾患だけでなく、利用者さんを支えるご家族や取り巻く環境に対して目を向けることができ、訪問看護師としてできることは何かを考え、実践に移すことができるようになってきました。
Q.4年目となった今、課題に感じることは何ですか
利用者さんの中には今後の方向性が中々決まらない方もいるため、そういったときに、利用者さんの意向に添える訪問看護の支援とは何かを考えることがあります。
Q.今後、どのような訪問看護を実践していきたいですか。今後の目標を教えてください
利用者さん・ご家族が安心して自宅で過ごせるよう、多職種で支援できる体制を整えることができる看護師になりたいです。
Q.新卒で訪問看護師を目指す方へのメッセ―ジをお願いします
訪問看護は一人一人の利用者さん、そのご家族に寄り添い、支援を行うことができる仕事です。向き合う時間を持つことができるからこそのやりがいがあります。一緒に訪問看護の仕事をしませんか。
竹本病院訪問看護ステーション 室津弥生さん
Q.新卒で訪問看護師を目指し、4年間の経験から成長されたと感じる点などを教えてください
4年目は新しい環境でのスタートとなりました。それぞれ職場のカラーはありますが、これまで得た知識や判断・対応力、コミュニケーション力は訪問看護を改めて続けていく私にとって大事な基盤となっており、新しい環境でも順応できていると感じます。
Q.4年目となった今、課題に感じることは何ですか
受け持ち看護師として主体的に病院や他の関係職種と交渉することです。
Q.今後、どのような訪問看護を実践していきたいですか。今後の目標を教えてください
その人らしく在宅で生活できるよう、今後も人となりや全体像を大切にした看護を実践していきます。
Q.新卒で訪問看護師を目指す方へのメッセ―ジをお願いします
利用者さん・ご家族に寄り添うことができ、逆に元気をもらえる仕事だと思います。4年目でも分からないことばかりですが、一緒に頑張りましょう。
こうち看護協会訪問看護ステーション 大﨑萌乃 さん
Q.新卒で訪問看護師を目指し、4年間の経験から成長されたと感じる点などを教えてください
訪問看護師として働いている中で利用者さんへの関わりと同時に、ご家族への関わりの重要性を特に感じています。4年目になると新人の頃のように慌てることなく冷静に対応出来るようになってきましたが、利用者さん・ご家族から不安の表出や疑問を投げかけられることが多くなってきたように感じます。その際のご家族への説明やアドバイスをすることで、自宅で看取ることへの不安を少しでも軽減できるのかを考えながら、対応出来るようになってきたと思います。
Q.4年目となった今、課題に感じることは何ですか
4年目に限定した課題ではないですが、訪問看護師として働いているとどうしても日々触れる技術の数の少なさはあります。病院から在宅への移行が進んできている今、様々なチューブが身体に入ったまま自宅へ戻られる利用者さんも増えてきているように感じられ、4年目になった今でも初めてみる処置もあります。その度に自分なりに調べ、安全かつ利用者さんにとって生活の負担にならない方法を先輩にも相談させていただきながら勉強しています。
Q.今後、どのような訪問看護を実践していきたいですか。今後の目標を教えてください。
利用者さんにとって何が最善なのか、どうすれば安心して在宅療養を継続出来るのかを常に考えて看護に望んでいきたいと思います。
Q.新卒で訪問看護師を目指す方へのメッセ―ジをお願いします
病院で働く、在宅の場で働く、様々な働き方があるなかで前例の少ない新卒での訪問看護へ飛び込むことへの不安は大きいと思います。しかし、病棟看護師も訪問看護師も同じ看護師です。何事も初めてのことには不安はつきものだと思います。実習や自分の経験の中で少しでも訪問看護師に興味をもっていただているのであれば、訪問看護師を目指してみませんか?1人でも多くの仲間が増えることを楽しみにしています。