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【CSL・活動報告】令和7年度のCSL学生ボランティア活動報告

ページID:0038048 更新日:2025年12月26日更新 印刷ページ表示

高知県立大学地域教育研究センターでは、学生たちのボランティア活動を支援するための窓口としてCSL(コミュニティ・サービス・ラーニング)サポートデスクを開設しています。
地域を実践的な学びの場であると考え、学生の専門性を活かした活動や社会経験の蓄積など、学生の学びが得られるようなボランティア受け入れ団体の情報を募集し、大学の「知」を活かすボランティア活動を行っています。

三原小学校・三原中学校での「学習支援」活動の様子

本学の学生2名が、高知県三原村において小学校および中学校での教育活動に参加し、授業補助や児童・生徒との交流を通じて、教育現場での実践的な学びを深めました。

活動した学生からは、「小学生と関わる機会や三原村に訪れることは、大学に入ってから初めての体験であり、当初は子どもたちとうまく関われるか不安な気持ちがありました。しかし、先生方の丁寧な声かけや、子どもたちの『一緒に遊ぼう』『こっち来て』という笑顔の歓迎により、安心して活動に取り組むことができ、有意義な5日間を過ごすことができました」との声が届いています。

また、「授業の補助を通して、子どもたちが真剣に学びに向かう姿や、友達と協力して課題に取り組む様子を間近で見ることができ、小さな成功体験が自信につながること、自ら考えて行動する主体性の大切さを実感しました。特に算数の授業では、児童が自分たちでめあてやまとめを考えながら授業を進める姿が印象的でした」との感想も寄せられました。

今回の活動は、学生にとって教育現場での実践的な経験を積む貴重な機会となり、今後の学びに大きな影響を与えるものとなりました。
三原村教育委員会、三原小学校、三原中学校、及び地域の皆さま、ありがとうございました。

活動の様子
三原村ボランティア1 三原村ボランティア2
三原村ボランティア3

津野町町制施行20周年「TSUNOウォーキング」運営スタッフボランティアの様子

本学の学生が、津野町で開催された町制施行20周年記念イベント「TSUNOウォーキング」に運営スタッフとして参加しました。

当日は、学生が黄色の交通安全手旗を手に、参加者と一緒にウォーキングコースを歩きながら安全誘導を行いました。
健脚の参加者と歩く場面では、小走りになるほどのスピードで歩くこともあり、学生にとっても体力勝負の一日となりました。

​学生から、
「津野町の人の温かさを感じ、一緒にウォーキングする中で町のことを知ることができ、貴重な良い経験になった。風景や名産物、伝統の歴史にも触れ、また訪れたいと思った。」
「津野町でのTSUNOウォーキングのボランティアを通じて、地域の伝統や課題を学び、実際に歩きながら交流することで多くの気づきを得ることができた。一緒に歩いた方が町長であったことを後で知り、貴重なお話を伺えたことも印象的で、有意義な時間となった。」
という声が届いております。

今回の活動を通して、学生は地域の温かさやイベントの楽しさを肌で感じることができ、充実したボランティア経験となりました。
津野町の皆さまには、温かく迎えていただき、心より感謝申し上げます。

当日の様子
 TSUNOウォーキングの様子 TSUNOウォーキングの様子1

TSUNOウォーキングの様子3 TSUNOウォーキングの様子2

佐川町仁井田神社での「四ツ白の太刀踊り」参加の様子

本学の学生が、佐川町で開催された伝統芸能「四ツ白太刀踊り」の奉納において、踊り手として参加しました。

練習期間は4回と限られていましたが、学生たちは意欲的に取り組み、地域の皆様からの温かいご指導のもと、完成度の高い踊りを披露することができました。
地域の伝統文化を体験し、祭りの一員として関わることで、学生にとって貴重な学びの機会となりました。

参加した学生からは、「最初はとても緊張しましたが、佐川町の方々から親切に教えていただいたことで、リラックスしながら踊りを楽しんで練習に参加することができました。
本番で太刀踊を披露した際には多くの方々が見に来てくださり、地域の方々が炊き出しなどを行っていたことから、この文化が大切にされていることを知ることができました。
​練習から本番当日まで温かく手厚く対応していただき、とても素敵な一か月を過ごすことができました。
​祭りや踊りの担い手として参加できたことをとても嬉しく思います。」
との声が届いており、地域の方々との交流を通じて、伝統文化の魅力や継承の大切さを実感することができたようです。

今回の活動を通して、学生は地域の方々とともに祭りを創り上げる喜びを味わい、世代を超えて受け継がれてきた文化の力を肌で感じることができました。
佐川町の皆さまには、温かく迎えていただき、心より感謝申し上げます。
当日の様子
太刀踊り当日の様子 太刀踊り当日の様子2
太刀踊り当日の様子3 ​太刀踊り当日の様子4
練習の様子
太刀踊り練習の様子

津野町の津野山古式神楽での活動の様子

本学の学生が、津野町の北川河内五社神社で開催された「津野山古式神楽」(重要無形民俗文化財指定)の奉納において、太鼓など鳴り物の演奏を行いました。
練習時間は限られていましたが、地域の皆様からご指導をいただき、当日は無事に演奏を務めることができました。
奉納舞踊の場を盛り上げる一助となり、学生は、貴重な経験を得ることができました。学生からも、以下のとおり活動報告が届きました。

このたび、津野山古式神楽にボランティアとして参加し、大太鼓や小太鼓、鐘の役割を担いました。十分なクオリティを提供できず申し訳なく思いましたが、保存会や地域の方々が懇切丁寧にたたき方を教えてくださり、拙い音にも関わらず、「上手だったよ」「すごいね」と温かい言葉をかけてくださったことに、心から感謝しています。また、大人だけでなく地元の中高生や小さな子どもたちも神楽に参加しており、幼い頃から地域に親しまれ受け継がれてきた伝統であることを実感しました。今回の神楽に参加し、津野山古式神楽が地域の誰もが関わり、世代を超えて大切にされている様子を学ぶことができました。特に、女性や子ども、お年寄りまでが制限なく担い手となり、また地域外からの人も受け入れて共に祭りを創ろうとする姿勢は、文化継承に必要な包容力であると感じました。保存会や地域の方々には大変お世話になり、大学生活の中でかけがえのない思い出となりました。

​​津野町地域の皆さま、ありがとうございました。
津野山古式神楽は11月に津野町内の各地で奉納があるようです。

活動の様子
神楽1 神楽2 神楽3

高知県立岡豊高等学校での活動の様子

本学の学生が、高知県立岡豊高等学校での「総合的な探求の時間」において、高校2年生のクラスにはいり、探求テーマ設定への助言や資料作成の際の助言を行いました。
活動した学生から「生徒はそれぞれ自分の興味のある事柄をテーマとして設定し調査を行ってい たため、私自身が学んできた分野ではないことについてアドバイスを行うこと には少し難しさを感じましたが、自身の卒業研究への取り組み方 を活かし、探究の進め方の面では、あらゆる視点で考えることへのアドバイスを行うことができたのではないかと感じています。また、教員免許資格取得を目指しているので、生徒と直接関わりながら学ぶことができ、非常に貴重な経験となりました」という声が届きました。

活動の様子
 岡豊高等学校でのボランティア1 岡豊高等学校でのボランティア2

高知市内の小学校(小1サポーター)での活動の様子

本学の学生が高知市内の小学校で、1年生の学校生活のサポーターとして活動しています。(活動は11月まで)
学生から、「小学校1年生のサポーター活動を通して、『先生』として児童にどのように接するべきかを考える機会を得ました。学習面では、児童が納得し、理解を深められるような教え方についても試行錯誤しながら学ぶことができました。また、子どもたちが成長していく姿を担任の先生と共に見守ることができる点に、大きなやりがいを感じています。」という声が届いています。

活動の様子
活動の様子1 活動の様子2
活動の様子3 活動の様子4

CSL画像