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7月25日(火曜日)、永国寺キャンパスでの第15回「地域学概論」において、尾正直 高知県知事をゲストスピーカーにお招きし、「県勢浮揚に向けた高知県の挑戦!」と題し、高知県が現在取り組んでいる産業振興計画について、お話しいただきました。
講義では、今後、日本全体の課題となるであろう人口減少と高齢化について、高知はその最先端を進んでいる県であり、他都道府県からの注目を集めていること、また、その解決策として移住促進や集落活動センターの設置などの様々な取組みを行っていること等を紹介いただきました。
質疑応答では、地産外商を推進する宣伝方法についてや、知事として決断を迫られた時の判断基準についてといった学生からの様々な質問に対して、一つ一つ真摯にお答えいただきました。
講義の中で、「ないものを何とか生み出すことよりも、今持っている強みを最大限に活かしきることが大切」「好循環を生み出すには、システム全体を考察することとネットワークをつくることが重要」といった課題解決のための考え方のポイントについてもお話しいただき、「地域学実習Ⅰ」や「地域学実習Ⅱ」でこれから地域で活動する学生にとって、大きな学びにつながったことと思います。