本文
2024年1月25日から1月31日の期間で、「冬期日本語・日本文化プログラム」を実施しました。
今年は4年ぶりの実施となりましたが、国際交流協定校である韓国、木浦大學校の学生5名が参加してくださいました。
1週間という短いプログラムですが、初日から早速、日本語の授業開始です。
1月26日
日本文化体験として、「風呂敷」について学びました。
風呂敷は、日本で古くから親しまれてきた布で様々なものを自由自在に包むことができます。贈答用の包み方やワインの瓶の包み方など、日本人のチューター学生を含む研修生らは楽しく「ふろしき文化」を学びました。
今回ご指導いただきました「装道礼法きもの学院」の神木知佳先生をはじめ5人の先生たちにお世話になりました。ありがとうございました。
1月27日 土佐女子中学高等学校との交流
福笑いやだるまさんが転んだなどの日本の遊びを生徒さんたちと楽しみました。
韓国の研修生たちは浴衣が着られることを楽しみにしていたので、生徒さんたちとも一緒に写真を撮りあうなど和気あいあいと楽しんでいました。
華道や茶道は、初めて経験することばかりでしたが、土佐女子の生徒さんたちのご指導で楽しく学ぶことが出来たようです。
正座に苦戦しながらも自分たちで点てた抹茶は美味しかった様子でした。
土佐女子中学高等学校のみなさん、ありがとうございました。
1月28日 フィールドトリップ1日目
1 「貸切宿芽」さんでの田舎寿司作り体験
高知の「田舎寿司」は全国的にも珍しい「野菜」を使ったお寿司です。
高知県の山間地域に伝わる行事食でお寿司のネタには県内で取れる山の幸がたくさん使われます。今回は、そんな珍しいお寿司を高知県日高村で貸切宿を営まれている「芽(めい)」さんにお邪魔し、体験させていただきました。
ネタには、みょうが、しいたけ、ニンジン、なすの天ぷら、こんにゃくなど様々なお野菜が使われますが、その一つひとつにも下味がつけられており、お醤油を付ける必要などなくそのまま美味しくいただけます。
すてきに出来上がりました。お昼ご飯は自分で作った田舎寿司をいただきました。
貸切宿芽さん、お世話になりました。
2 霧山茶園
高知県の清流仁淀川の近くに広がる茶畑の霧山茶園。約20万平方メートル(東京ドームの約5倍)の広さをもつ霧山茶園は仁淀川の水と豊かな自然に恵まれ、全国的にも高品質なお茶を生産されています。研修生を初め日本人の学生たちも素晴らしい景観に圧倒されました。
試飲させていただいたお茶は本当に味わい深いものでした。
3 酔鯨酒造 土佐蔵
酔鯨酒造では、酒蔵見学をさせていただきました。日本酒の製造工程を一貫して見学でき、また発酵段階の日本酒の芳醇な香りを楽しむなど、普段見ることのない過程を見ることができ大変興味深い物でした。酒蔵の中は撮影が禁止されていますので、正面玄関で1枚。
1月30日 フィールドトリップ2日目
1 有限会社 戸田商行
日本で唯一木毛(もくめん)を製造している戸田商行で工場見学させていただきました。大きな木材が薄いもくめんに変わっていく工程を近くで見ることができ、研修生たちは高知県の産業について学びました。
2 桂浜
昼食を取り、桂浜散策。研修生たちは大きな龍馬像に圧倒されていました。
3 GIKEN RED HILL 1967
株式会社 技研製作所
GIKEN RED HILL 1967の施設見学をさせていただきました。技研製作所が開発したサイレントパイラーという機械を実際に動かさせていただいたり、展示されている機械の説明を受けて高知県の企業について学びました。
1月31日
修了式
最終日は本学のチューター学生も参加し、修了式を行いました。
国際交流センター長より研修生たちに修了証書が渡された後、この研修で学んだことや感想を日本語で発表しました。
1週間という短いプログラム期間ですっかり仲良くなった研修生とチューターの学生たちは、写真を撮ったりプレゼントを渡したりと最後まで別れを惜しんでいました。
木浦大學校の研修生のみなさん、お疲れさまでした。