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JICA日系社会研修事業において昨年に引き続き、本学の「言語と文化の継承と教育技術向上実践」コースが採択され、5月20日~6月13日までの間、アルゼンチンとボリビアからの研修生2名を受け入れています。
開講式
両国では、日本のアニメや音楽の影響で日本に興味を持つ人が増える一方、時代とともに日本語を母語とする日系人の減少により日本語や日本文化の継承が難しくなってきていると懸念されています。
今年度の研修生2名は日本語講師として自国で日本語を教えているため、今回この研修を通して更なる日本語教育技術の向上を図り、指導の腕を上げたいと意欲的に取り組んでいます。
5月23日は、高知県立大学永国寺キャンパス近くにある、高知こどもの図書館を訪問し、大木由香館長より「読み聞かせ」について話を伺いました。読み聞かせの方法や順番など言語指導に携わる二人には学ぶことがたくさんあったようです。
研修中は地域の小学校を訪問して年少者への日本語教育を実際に見学したり、本学の留学生対象に開講している日本語補講クラスや県が実施している在留外国人のための日本語クラスにも参加し実践教育の研修を予定しています。
高知こどもの図書館にて