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3月4日(金曜日)、本学の「異文化理解海外フィールドワーク」の授業において本学の学生と、国際交流協定校であるエルムズカレッジの学生がオンラインで学術交流をしました。
本科目は、国際交流協定校で提供される学習プログラムへの参加、講義等の聴講、施設見学などを含めた総合的な観点でのフィールド実習を行うことにより、異文化及び自文化の理解、自身の立ち位置を把握する力、異文化環境での耐性などを高めていくことを狙いとして開講しています。2020年度は新型コロナウイルス感染拡大のため開講が出来ませんでしたが、今年度は実地研修を断念したものの授業は開講し、学生たちは、アメリカの文化、歴史を書物やインターネットなどから調査し情報収集するとともに、異文化の理解を深めていきました。そして最終日には、エルムズカレッジの学生とオンラインで対面し、個々のテーマに基づいた意見交換をするなど学術的な交流を実現することが出来ました。
本学の学生からは、アメリカのコロナによるメンタルヘルスへの影響、日本とアメリカの教育システムの違い、多様性を理解し行動する上での良い面と今後の課題、ジェンダー問題や自分に直接関係のない問題について積極的に参加するかなど、学生を取り巻く社会的な環境について率直な質問を投げかけ、エルムズカレッジの学生はそれらの質問に対し一つひとつ真摯に丁寧に答えてくれました。
そのあと双方の学生が日本語で話す「Japanese Time」を設け、エルムズカレッジの学生は初級の日本語ではあるものの一生懸命日本語で話そうと努力し、最初は緊張していた学生たちも話が進むにつれ、個人的な質問をしたり笑い合ったり、楽しい時間を過ごしたようです。
最後は、エルムズカレッジで日本語を教えているKessler先生から、「学生たちにはこれからも友達としてコミュニケーションを取っていって欲しいと思います。今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました。」という言葉をいただきました。
アメリカとは時差が大きいため開催時間の調整など難しい面はありましたが、エルムズカレッジの協力のもと、学生同士が互いに顔を見て話すことで双方の学生がとても貴重な体験をすることが出来ました。