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平成21年度(2009年度)留学報告 (エルムズ大学)


留学(研修)レポート

 両大学の教育・研究における協力および交流を推進することを目的に、一年度中に一人の交換留学生(一学期間~半年間)を受け入れることができるとし、交流を続けています。

 2010年01月13日 アメリカElms大学へ留学中の文化学部2回生林美雪さんのレポートです。

留学報告(エルムズ大学)

林 美雪(文化学部2回生)

  9月にアメリカに来てから、すでに3カ月以上が経ちました。エルムズに着いてすぐは慣れないことばかりで、一日が過ぎるのを異様に長く感じていました。当たり前のことですが、周りはみな英語(もしくはスペイン語)で話していて、たとえアジア系の顔立ちの人を見かけても出てくる言葉は流暢な英語。ここでは自分が「英語の話せない外国人」である、ということを痛感しました。
    私は今セメスターでESLを2つ、他にIntroduction to Sociology、1st year seminar、Bilingualismの5つのクラスを受講しました。ESL(English as a Second Language)では文字通り英語が第二言語の生徒がクラスメートになるのですが、私以外の学生はみな最低でもアメリカで2年以上生活しており、日常会話もおぼつかないのは私くらいでした。他の生徒は第二言語の英語で看護や経済を専攻しているのに、英語が専攻の私が、一番英語を話せないのです。最初はそれが原因でクラスにいても肩身が狭く、自信の無さから小声になると、それを指摘されて何度も挫けそうになってしまいました。しかし、エッセイなどを提出して良い成績をつけてもらえると、それが自信になりました。確かに自分は英語を話すのに難はありますが、これまで培ってきた書く力、読む力はきちんと評価されることがわかったからです。それならば、それを発話にもっていく努力をしようと気持ちを切り替えることができました。
    また、Bilingualismの授業では第二言語習得のプロセスを学んだので、自分がどのような状態で、どうすれば効率よく第二言語である英語を習得できるのかを客観的に学ぶことができました。Introduction to Sociologyのクラスでは、授業内容がとても興味深いもので、人間の慣習や偏見、社会的位置づけなどを様々な視点から学ぶことができました。自分でも想像以上にのめり込んでしまったようで、150点満点の中間テストで9割以上の点数をとれたことをESLの先生に伝えると、とても驚き、同時に褒めてくださいました。そういった積み重ねがまた、自信に繋がっていったと思います。
    9月の末には、異文化交流をテーマに留学生や他国からの転校生などによるプレゼンテーションが行われました。大学のシアタールームを使い、観客は地域の方も含めて100人前後。私は持参した浴衣を着て、浴衣と着物の違いや、現在日本においていつどのような場面で浴衣や着物が着られるのかについてパワーポイントを使って説明しました。最後には地方の行事の例として、去年のよさこいのDVDを上映しました。プレゼンテーションが全て終わった後に様々な方に褒めていただき、同じくプレゼンテーションをした学生とも知り合うことができて、とても良い経験になりました。
    現在、冬休みを目前に控え、学生たちはFinal(期末テスト)の勉強をしています。私ももちろん勉強していますが、同時に冬休みが始まってからの計画も立てています。その計画とは、カナダとアメリカを汽車で横断するというものです。4日間かけてカナダを東から西へ横断、一週間弱、西海岸に滞在したのち、帰りも同様に数日かけてアメリカを逆方向に横断します。飛行機とは違い、寝台列車では知らない人と相席で食事をとったり、各駅でしばらく停車する際には乗客同士が外に出て会話をしたり、旅の中に新たな出会いがあります。その魅力に引かれ、この旅を決意しました。このような試みはもちろん初めてですし、まだ完全に計画が立ったわけではありません。旅に出てから再び言語の壁に悩まされることもあるかもしれません。しかし、おそらくこの体験は私の人生の中でずっと残り続けるものになるのではないかと思っています。
    そしてその体験で一段と成長し、次の学期ではもっと積極的に、充実した生活を送れるように努力したいと思っています。