本文
平成24年度(2012年度)留学報告3 (台湾文藻外語学院)
留学(研修)レポート
台湾文藻外語学院・長期留学プログラム
両大学の教育・研究における協力および交流を推進することを目的に、一年度中に二人の交換留学生(一年間)を受け入れることができるとし、交流を行っています。(平成19年1月協定締結)
留学中間報告
吉川沙織
九月に台湾に留学してきて4ヶ月がたとうとしています。以下において、私の台湾での生活がどのようなものであるか報告したいと思います。
まず、来た当初の1・2週間は説明会や歓迎会・Visaの延長などの手続きが多く大変慌ただしく感じました。来たばかりで何もわからない状態の私たち留学生にとって、それらは大変困難であり、また大変疲れるものでした。しかし、各留学生にはISAという文藻外語学院が手配してくれたアシスタントがついており、様々な手続きなどのフォローをしてくれます。そのおかげもあり、手続きなどにおける大きな問題もなく、台湾での生活をスタートさせることができました。
次に、こちらでの授業についてです。私たち留学生には必ず週に10時間の中国語の授業があります(人によっては15時間のコースをとっていることも)。クラスは最初の簡単な会話テストで割り振られますが、実際にクラスに入ってみて自分に合ってないと思えば変えることができます。クラス分けは使うテキストのレベルで割り振られ、さらにそこから2・3段階に能力で分けられます。テキストは「遠東生活華語」というもので、このテキストはBook1・Book2(A・B)・Book3の三部教材です。もし、次年度に留学を考えている方がいらっしゃれば、Book2から始めることをおすすめします。なぜなら、大学の必須科目で中国語を選択し、1年間勉強している状態なのでBook1は簡単に感じます。しかし、かと言ってBook2がちょうどいいというわけではありません。Book2のクラスに入れば、クラスメイトは全員自分よりもレベルが高い状態ですので、精神的に辛く感じます。最初の1ヶ月は泣きながら授業に参加するような状態だそうです。それでも、せっかくの留学です。自分を追い込んでできるだけ多くの知識を吸収できる環境を作ったほうがいいと思います。
中国語以外の授業についてですが、私は前期5科目(10単位)の日本語学科の授業を取りました。日本語学科の授業は「日本人のあなたには簡単すぎる。」と断られることもありますが、ほとんどが参加できます。また、中国語以外の授業はほどほどにすることをおすすめします。最初の1ヶ月は授業だけなのですが、2ヶ月ほどした頃に日本語会話練習のアルバイトや中国語会話練習が組み込まれてくるので忙しくなります。自己学習の時間も大切ですので、中国語以外の授業は5・6科目に抑えるくらいがちょうどいいと思います。
最後にOIP(国際合作交流センター)の催すイベントについてです。OIPとは留学生のアシスタント、留学生と現地のコミュニティ・歴史などを学ぶイベントを開催したりする機関です。ISAの学生もここに属していることになります。OIPが催すイベントは格安で観光に行けるなどとても魅力的です。次年度に留学される方にもぜひ参加していただきたいと思います。 短いですが、以上が私の台湾での生活の報告です。残り半分もしっかり勉強し、自分を成長させていきたいと思っています。