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日時:令和5年8月19日(土曜日) 9時30分~12時30分
開催場所:池キャンパスC112
講師:田之頭恵里(小児看護学領域)、源田美香(基礎看護学領域)
演習アシスタント:小原弘子(老人看護学領域)
参加者18人(高知県内看護師15人、教員3人)
高知県内の看護職のスキルアップに貢献することを目的に、高知県内の卒後3年目までの初心に戻ってフィジカルセスメントをやり直したい看護師を対象に研修を開催しました。
参加者は、15名で、勤務されている病棟は、一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟など多様でした。
研修は、講義(60分)、シミュレーターを使った技術練習(45分)、状況設定シミュレーション(60分)で構成しました。講義では、循環器系・呼吸器系・腹部のフィジカルアセスメントについて、解剖の知識を活用しながら理解できるよう説明しました。講義後、シミュレーターを使い、心音および呼吸音の異常音を聞き分けるトレーニングおよび腹部診察のトレーニングを行いました。最後に、心不全症状が出現している高齢患者の救急入院事例について、状況設定シミュレーショントレーニングを行いました。状況設定シミュレーションでは、シミュレーションの目標を、1.アセスメントに必要な情報を収集できる、2.患者の身体状態をアセスメントできる、3.患者に必要な対応をあげることができる、としました。シミュレーションは2回実施し、実施後は、学習目標に合わせてグループで意見交換を行いました。講義中からグループワークを多く取り入れることにより、状況設定シミュレーションにおいて、活発な意見交換ができました。
研修後のアンケートでは、参加者全員が「明日からの実践に役立ちそうである」と回答してくださいました。また、「研修は満足できた」とほぼ全員が回答し、自由記載において、技術演習によって理解度が向上する実感や、グループワークでの意見交換がよかったという感想がありました。研修参加者が勤務されている病棟は、一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟など多様でしたが、参加者のニーズに合った、満足度の高い研修を開催することができました。
次年度も開催予定をしております。ぜひ、ご参加いただければ幸いです。
2022年度は看護学部オープンキャンパスのプログラムとして実施し、3年ぶりの対面開催となりました。
看護学会誌で既に発表されている学部生が行った卒論のテーマ(概念:ピアサポート)を取り上げ、どんな疑問がありその概念にたどり着いたのかをプロセスを踏まえ紹介していきました。
また高校生は、4グループに分かれて、グループワークも行っています。
今回、オープンキャンパスをサポートする学部4回生も参加しており、自身の卒業研究の体験談を高校生に伝えていきました。
参加した高校生の感想には、看護における倫理の大切さなどもあがっていました。
講義を受けることに加えて、学部生から直接、看護研究についての話を聴くことができ、大学で看護学ぶイメージを持つことができたのではないかと思います。