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テーマ | がん看護カウンセリングに必要なカウンセリングスキル |
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講演者 | 九州がんセンター 臨床心理士 白石 恵子 先生 |
日時 | 2016年7月30日(土曜日)13時00分~15時00分 |
場所 | 高知県立大学池キャンパス 看護学部棟C313 |
参加者 | アストラルの会メンバー8名、教員4名、大学院生5名 |
<講師:白石 恵子 先生>
7月30日(土曜日)に九州がんセンターで臨床心理士としてご活躍されている白石恵子先生を講師にお迎えし、第2回アストラルの会学習会を開催しました。講義では、カウンセリングの基本的な考え方、傾聴やリフレクションのスキル、カウンセリングにおける看護師の姿勢など、具体例をご教示くださり、修了生は、自身の経験を振り返りながら理解を深めることができました。また、体験過程理論に基づいて気持ちを深める言葉かけや、気持ちを落ち着かせるための言葉かけなど、明日からの看護実践に活用できる知識や技術を学ぶことができました。
後半は、卵巣がんの再々発の診断を受け、治療を意思決定していく患者のカウンセリングについて、ロールプレイを行いました。看護師役と患者役の言葉かけや反応の一つひとつについて、白石先生より講義内容を踏まえて丁寧に解説していただき、修了生は、具体的なスキルを学ぶとともに、感情に焦点を当てて相手の気持ちを理解する姿勢を持って対話する重要性を再認識することができました。
また、臨床心理士のカウンセリングと看護師が行うカウンセリングの違いについてメンバー間で話し合いを行い、がん看護専門看護師としてのカウンセリングや自身の役割、チーム医療における協働のあり方などについても考える機会になりました。 今回の学習会を通して、がん高度実践看護師としてカウンセリングを実践する上で、多くの示唆を得ることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。
<講義の様子>
<ロールプレイの様子>