本文
保健師は、対象を個人・家族・地域社会・環境との相互関連性の中で総合的に理解し、多様な専門職や地域住民の方々と協働して健康を守る役割を担います。また、保健師は、疾病を持った患者さんだけでなく、病気にならないように予防的に支援することが重要な役割です。
国民の4人に1人が65歳になり、働く人が減少し経済が縮小していく我が国において、保健師の役割は、新たに注目されてきています。また、核家族化やご近所との関係が希薄になる中で、災害や子育て、介護などにおいてコミュニティーを形成していく役割も新たに期待されています。
保健師は活動する場によって、市町村に所属する保健師、都道府県等の保健所に所属する保健師、企業に所属する産業保健師があります。
私が勤務する市町村は、中山間地域にあります。高齢化率は50%弱に達し、典型的な少子高齢化にともなう人口減少にある小さな町です。それぞれの町には、それぞれの課題があるのと同じように、私にはそれぞれの良さがあると考えています。
私は病院実習の中で、中山間地域の患者さんを受け持たせてもらいました。退院を前にして「どうして不便な町に帰るのだろう?」と考えたときに、住み慣れた町の良さやそれぞれの町の良さがあることに気づかされました。そして、そんな町での暮らしを支えたいと考えて、この町の保健師になることにしました。
これからも、もっともっとこの町に暮らす人について知りたいです。だから、じっくり
あなたが目指す未来
職種別内容紹介