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ラジブ ショウ教授が来高、来学し、高知の地域減災と大学での研究について議論しました。
去る5月31日、6月1日、ラジブ ショウ教授(慶応大学、国連アジア防災科学技術委員会 次長、アジア環境防災大学ネットワーク 理事長)が来高し、2日にわたり地域減災研究に関する議論を致しました。
ラジブ氏は、国連や大学において、グローバルな災害リスク削減の研究をされており、防災対策が災害発生後の緊急支援や普及・復興援助に頼る災害対策というのではなく、コミュニティが計画の策定、脆弱性の査定、災害の回避・減災活動に参画する災害対策を行なうことが重要であると言われています。
今回の訪問では、高知県危機管理部、高知市防災対策部で政策レベルの情報交換をしたり、高知の防災対策を含む地域参加型アクションリサーチを見て頂いた後、神原教授がネパールで取り組んでいる国連リスクアワード2018によるEpiNurseのコンサルテーション、また翌日は、地域のコミュニティセンターや避難場所などと住民の取組を見ていただきました。
また、看護学研究科大学院生対象に、「世界的防災戦略から見た看護への期待」という国際セミナーを開き、政策や実践で役立つ研究やグローバルな視点での発信の重要性について話していただきました。
学生ボランティアサークル”イケあい”の地域減災の取組のプレゼンテーションを見ていただきました。
最後は野嶋学長と面談し、本学の行っている地域に根差した減災、または看護に関わる研究教育活動に対して、ユニーク性とローカル色を捉えてグローバルに発信し、より多くの人に持続的に役に立つといった役割の重要性について議論致しました。
大変有意義な時間となりました。
ラジブ教授 |
神原教授、中山特任教授、野嶋学長、ラジブ教授、山田教授 |
2日間の講評について |
野嶋学長 |