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白岩教授が、文芸誌『群像』10月号に書評を寄稿しました。対象書籍は、アメリカ文学研究者・新田啓子先生(立教大学教授)の新刊『セキュリティの共和国――戦略文化とアメリカ文学』(講談社、2025年8月26日刊)。書評のタイトルは「未完の共和国、殺さない想像力」です。
新田先生のご著書は、「安全」という言葉に潜む暴力の構造を、アメリカ文学を通じて鮮やかに描き出した意欲的な研究書です。白岩教授は、ハーマン・メルヴィルやマーク・トウェインの作品を手がかりに、新田先生が問い直す〈民主主義の矛盾〉や〈想像力の倫理〉が切り拓く可能性を丁寧に紹介しています。
『群像』10月号は本学の永国寺図書館にも配架されていますので、ぜひ手に取ってお読みください。
『群像』は第二次世界大戦終結の翌年、1946年10月に創刊した文芸誌であり、講談社で最も歴史のある雑誌です。
『群像』2025年10月号
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