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【研究者情報】 上村 明咲

ページID:0033135 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

上村 明咲  Akisa Kamimura

職位 助教
役職  
所属 看護学部 看護学科
教員紹介  カミムラアキサ


県外の急性期病棟にて勤務後、地元高知に戻り集中治療室で勤務しました。集中治療室では患者さん一人一人と関われる時間が長く、生命の危機状態から回復しようと懸命に今を耐える患者さんをチーム一丸となって支えていきます。半ば修行のつもりで入った集中治療室ですが、気が付けばその魅力にどっぷりとはまっていました。一方で、業務に追われてそこにある看護をスタッフが見いだしづらいことや、個々の取り組みでは患者さんのニーズに応えきれない、質が担保されないといった現状に問題を感じるようになりました。組織的に看護の質向上に向けて取り組む必要があると思い、大学院に進学し、急性・重症患者看護専門看護師資格を取得しました。
大学院終了後は臨床での勤務、専門学校での教育を経て、本学にて勤務しています。現在は慢性看護学領域に携わっており、現場にいる頃は見えていなかった地域との繋がりやプロアクティブケアの大切さに気づき、患者さんのこれから先にある人生や地域での暮らしに目を向けられるよう勉強中です。
 

活動紹介


人は、一歩でも前に進んでいることが感じられたり、どこに向かって頑張っているのかはっきりと見えている時は、頑張れるものではないでしょうか。しかし集中治療室ではそれらの拠り所や目指すものを見失っている患者さんが多くいらっしゃいます。大学院では、治療がなかなか奏功せず、揺らぎ苦しんでいる重症患者さんに対して、看護師が行うcomfortケアを明らかにする研究に取り組みました。今後も、患者さん・ご家族と医療者との相互作用を基盤として、そこにある看護の力を明らかにする研究に取り組んでいきたいと思います。
 

メッセージ


「看護師の役割って結局なに?なんでも屋?」「これって看護?」という疑問、浮かんできたことはないでしょうか。急性期から慢性期まで関わらせていただいて改めて感じるのは、患者さんの人生に関心を寄せ、苦痛や悩みに共感し、患者さんにとってよりよい未来を一緒に考え続ける-これがどんな現場でも共通する大切な力、看護の基本だということです。当たり前のようだけれど、意外と難しいなあと感じます。看護を学ばれる皆さんと一緒に、たくさんの出会いや経験を重ねながら、患者さんにとって必要なことは何か考えていけたら嬉しいです。
 

研究者略歴

学位 修士(看護学)(高知県立大学、2022年)
学歴・職歴 ​【学歴】

2013年 大阪大学 医学部保健学科 看護学専攻 卒業
2022年 高知県立大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 博士前期課程
高度実践看護師コース クリティカルケア看護学領域 修了

【職歴】
2013ー2017年 大阪大学医学部附属病院 呼吸器センター
2017ー2020年、2022年 社会医療法人近森会近森病院 ICU病棟
2022ー2023年 近森病院附属看護学校 教務助手
2023ー2024年 高知県立大学 看護学部 特任助教
​2024年ー 現職

専門分野 ​クリティカルケア看護学
所属学会 ​クリティカルケア看護学会

研究SEEDS

研究テーマ

ICUにおける看護ケアに関する研究

研究概要

​ICUにおける患者の全人的苦痛緩和に向けた看護をよりよいものとするために、看護師が重症患者に対して行うcomfortケアを明らかにする研究に取り組んでいます。

相談可能な領域

クリティカルケアに関すること

キーワード

ICU、重症患者、comfortケア、クリティカルケア

関連SDGs (関連性の高い順)

 Sdgs3 Sdgs4  

研究業績

主要研究論文等

 

主な著書

 

科学研究費

 

競争的資金など

 

主な受賞歴・特許など

主な社会貢献

 

ピックアップ

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