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【研究者情報】 有田 直子

ページID:0018235 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

有田 直子  Naoko Arita 

職位 准教授
役職  
所属 看護学部 看護学科、大学院 看護学研究科(2013年-)
教員紹介

有田 直子

高知女子大学を卒業後、神奈川県の小児専門病院に就職し、その後、関西の大学で助手として働き、高知女子大学大学院CNSコースに進学しました。修了後神奈川県の小児専門病院に再度就職し、2004年に小児看護専門看護師の認定を受け活動を行っていました。
活動紹介 子どもと家族と医療者がともに考えることで、ケアの可能性が広がることを実践から強く感じていました。その感じたことを研究的に取り組み、研究で得られた結果を実践につなげていきたいと考えています。これから皆さんと一緒に学んでいけることを楽しみにしています。
メッセージ 大学生活は今までにない貴重な出会いと体験がたくさんあると思います。学生生活を楽しんで下さい。

研究者略歴

学位 博士(看護学)(高知県立大学大学院看護学研究科、2015年)
学歴・職歴

【学歴】
 1993年 高知女子大学 家政学部 看護学科 卒業
 2001年 高知女子大学大学院 看護学研究科 修了
 2015年 高知県立大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 博士後期課程 修了

【職歴】
 2013年 高知県立大学 看護学部 特任助教
 2014年 高知県立大学 看護学部 助教
 2015年 高知県立大学 看護学部 講師
​ 2024年- 現職

専門分野 小児看護学
所属学会 高知女子大学会
日本小児看護学会
日本小児がん看護学会
日本看護科学学会
日本家族看護学会

研究SEEDS

研究テーマ

 血液・腫瘍疾患を持つ青年の意思決定に関すること、高度実践看護師への教育に関すること

研究概要

 血液・腫瘍疾患を持つ青年は、発達課題とともに長期的な治療に伴う課題にも取り組み、様々な意思決定をする機会も増えていくと考えられます。青年が日常の中で意思決定を行うことに挑戦し、自信を持つことができるような支援を、私たち看護師は考えていくことが求められています。青年の意思決定を支援するアプローチは、青年が親と医療者とともに意思決定のプロセスを共有していく、Shared Decision Making(SDM)の概念が参考になると考え、研究を行っています。青年は、親と向き合い医療者とかかわるなかで、自分自身を決定の主体者として位置づけていくことや、親や医療者との相互作用の中で、決定を行動に移すという責任を自分に移行していることが、明らかになりました。青年のSDMを支援するアプローチを臨床に普及していくうえでは、実践をコーディネートする能力をもつ高度実践看護師の役割が重要になるため、今後は、青年のSDMを支援する高度実践看護師のための教育プログラムの開発に取り組んでいきたいと考えています。

相談可能な領域

 子どもの意思決定に関する内容、子どもの苦痛緩和に関する内容、障がいのある子どもや家族へのケアに関する内容、高度実践看護師の役割に関する内容など

キーワード

 意思決定、苦痛緩和、高度実践看護師など

関連SDGs (関連性の高い順)

 SDGs3 SDGs4

研究業績

主要研究論文等

・有田 直子:「子どもの痛みの評価と鎮痛 幼児期から学童期・思春期における痛みの評価と鎮痛」、『小児看護』46(3)、pp. 293-300 (2023)

・Nagoya Y., Matsuoka M., Takenouchi N., Hirata M., Arita N., Kawakatsu K., Furuhashi T., Ishiura M., Nakatani F.: Nursing Practice and Care Structure for Children and Their Families in Need of Pediatric Palliative and End-of-Life Care in Japan: A Nationwide Survey., Journal of Hospice and Palliative Nursing, doi: 10.1097/NJH.0000000000000933,
25(2), E41-E48 (2023)

・有田 直子:「小児がんの子どもの子どもの症状マネジメントにおける子どもと家族のセルフケア」、『小児看護』44(2)、
pp. 1502-1506 (2021)

・有田 直子、藤田 佐和、門田 麻里、庄司 麻美、森本 悦子:「「がん高度実践看護師コース AYA世代がん患者のケアとキュア」における看護介入モデルの作成を取り入れた教育効果」、『高知県立大学紀要 看護学部編』70巻、pp. 33-42 (2021)

・有田 直子:「臨床の専門看護師と連携・協働した実習における教育方法の工夫」、『小児看護』43(6)、pp. 664-668 (2020)

・有田 直子、中野 綾美:「血液・腫瘍疾患をもつ青年が親や医療者とともに行う意思決定を支援する看護実践ガイドラインの開発」、『高知女子大学看護学会誌』44(29)、pp. 44-55 (2019)

・有田 直子、藤田 佐和、森本 悦子、門田 麻里、庄司 麻美、吉岡 理枝:「高度実践看護師(APN)コース」における小児がん看護援助
モデルを活用した教育効果」、『高知県立大学紀要』68、pp. 41-49 (2019)

・有田 直子、中野 綾美:「血液・腫瘍疾患を持つ青年のShared Decision Making における自己の舵取りによる決定の実現」、
『高知女子大学看護学会誌』43(2)、pp. 37-48 (2018)

・有田 直子:「慢性疾患を持つ子どもの学校生活を支えるチームアプローチ看護師の立場から」、『学校保健研究』58(1)、pp. 346-349 (2017)

・有田 直子、中野 綾美:「血液・腫瘍疾患を持つ青年のShared Decision Makingにおける親や医療者と築く決定の構え」、
『高知女子大学看護学会誌』42(1)、pp. 33-43 (2016)

・有田 直子:「Shared Decision Makingの概念分析 : 小児看護へのShared Decision Makingの活用」、『高知女子大学看護学会誌』38(1)、pp. 2-13 (2012)

主な著書

・日本小児がん看護学会 小児がん看護テキスト作成ワーキンググループ編、上別府 圭子 責任編集:『小児がん看護テキストブック』「有田直子:第6章小児がんに伴う苦痛と緩和のための看護実践 Ⅳ.痛み緩和」、pp.219-226、杏林書院、東京(2023)

・中野 綾美 編集:『ナーシング・グラフィカ 小児看護学・小児の発達と看護 第6版』、「有田 直子:第4章 在宅で終末期を迎えている
子どもと家族への看護」、pp. 396-406、メディカ出版、大阪(2024)

・中野 綾美 編集:『ナーシング・グラフィカ 小児看護学・小児看護技術 第4版』、「有田 直子:第7章 与薬の技術」、pp. 152-168、
メディカ出版、大阪(2024)

・片田 範子 編著:『こどものセルフケア看護理論』、「中野 綾美、高谷 恭子、佐東 美緒、有田 直子:第5章 C. こどもセルフケア看護
理論における家族へのケア」pp. 134-151、医学書院(2019)

科学研究費

・研究課題:日本版小児緩和ケア看護師教育プログラムの実装評価と持続可能な教育提供システム構築​​  
 研究種目:基盤研究(B)
 研究期間:2023年4月-2027年3月
 代表者 :松岡 真里 三重大学 医学系研究科 教授
 協力者 :平田 美佳 埼玉県立大学 保健医療福祉学部 准教授
      有田 直子 高知県立大学 看護学部 講師
      石浦 光世 関西医科大学 看護学部 助教
      古橋 知子 福島県立医科大学 看護学部 准教授
      名古屋 祐子 宮城大学 看護学群 准教授
      入江 亘  東北大学 医学系研究科 助教
      大北 真弓 三重大学 医学系研究科 リサーチアソシエイト
      竹之内 沙弥香 京都大学 医学研究科 准教授
​      南部 美智子 三重大学 医学系研究科 助教

・研究課題:血液・腫瘍疾患の青年のSDMを支援する専門看護師の家族協働型実践プログラムの開発​ 研究代表者
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2023年4月 – 2027年3月
 代表者 :有田 直子 高知県立大学 看護学部 講師
 分担者 :池添 志乃 高知県立大学 看護学部 教授
      廣瀬 未央 高知県立大学 看護学部 助教
​      藤田 佐和 高知県立大学 看護学部 教授
​      中野 綾美 高知県立大学 看護学部 教授

・研究課題:日本独特の文化に応じた死が近い子どもと家族とのコミュニケーションモデルの構築​​​  
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2023年4月-2026年3月
 代表者 :平田 美佳 埼玉県立大学 保健医療福祉学部 准教授
 協力者 :松岡 真里 三重大学 医学系研究科 教授
​      名古屋 祐子 宮城大学 看護学群 准教授
      ​古橋 知子 福島県立医科大学 看護学部 准教授
      有田 直子 高知県立大学 看護学部 講師

・研究課題:家族との協働型エンドオブライフケア実践能力を高める看護遠隔教育プログラムの開発
 研究種目:基盤研究(B)
 研究期間:2021年4月 – 2025年3月
 代表者 :中野 綾美 高知県立大学 看護学部 教授
 分担者 :野嶋 佐由美 高知県立大学 看護学部 教授
      大川 宣容 高知県立大学 看護学部 教授
​      池添 志乃 高知県立大学 看護学部 教授
      森下 安子 高知県立大学 看護学部 教授
      高谷 恭子 高知県立大学 看護学部 准教授
      畦地 博子 高知県立大学 看護学部 教授
​      中村 由美子 横浜創英大学 看護学部 教授
      ​中平 洋子 愛媛県立医療技術大学 保健科学部 准教授
​      源田 美香 高知県立大学 看護学部 助教
      佐東 美緒 高知県立大学 看護学部 准教授
      有田 直子 高知県立大学 看護学部 講師
      嶋岡 暢希 高知県立大学 看護学部 准教授
      岩崎 順子 高知県立大学 看護学部 講師
      田之頭 恵里 高知県立大学 看護学部 助教

・研究課題:学童期にある発達障害児の家族の家族ストレングスを促進するケアプログラムの開発​  
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2020年4月-2024年3月
 代表者 :源田 美香 高知県立大学 看護学部 助教
 協力者 :長戸 和子 高知県立大学 看護学部 教授
      杉原 俊二 高知県立大学 社会福祉学部 教授
      藤代 知美 高知県立大学 看護学部 准教授
      有田 直子 高知県立大学 看護学部 講師
      中井 美喜子 高知県立大学 看護学部 助教

・研究課題:​小児緩和ケアの対象となる子どものQOL向上に向けた看護師教育プログラムの開発
 研究種目:基盤研究(B)
 研究期間:2019年4月 – 2023年3月
 代表者 :松岡 真里 京都大学 医学研究科 准教授
 分担者 :名古屋 祐子 宮城大学 看護学群 准教授
      古橋 知子 福島県立医科大学 看護学部 准教授
      田村 恵子 京都大学 医学研究科 教授
      奈良間 美保 京都橘大学 看護学部 教授
      平田 美佳 埼玉県立大学 保健医療福祉学部 准教授
      岡崎 伸  大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター(臨床研究センター) 臨床研究センター 副部長
      笹月 桃子 西南女学院大学 保健福祉学部 教授
      石浦 光世 関西医科大学 看護学部 助教
      有田 直子 高知県立大学 看護学部 講師
      ​​川合 弘恭 高知大学 教育研究部医療学系看護学部門 助教
      竹之内 直子 神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所) 臨床研究所 看護師

・研究課題:血液・腫瘍疾患を持つ青年のSDMを支援する高度実践看護師の教育プログラムの開発 研究代表者
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2019年4月 – 2023年3月
 代表者 :有田 直子 高知県立大学 看護学部 講師
 分担者 :中野 綾美 高知県立大学 看護学部 教授
      畦地 博子 高知県立大学 看護学部 教授

・研究課題:命に向き合う子どもと親のエンド・オブ・ライフへの看護支援モデルの構築と活用
 研究種目:基盤研究(B)
 研究期間:2017年4月 – 2021年3月
 代表者 :中野 綾美 高知県立大学 看護学部 教授
 分担者 :野嶋 佐由美 高知県立大学 看護学部 教授
      森下 安子 高知県立大学 看護学部 教授
      益守 かづき 久留米大学 医学部 教授
      池添 志乃 高知県立大学 看護学部 教授
      佐東 美緒 高知県立大学 看護学部 准教授
      高谷 恭子 高知県立大学 看護学部 准教授     
      中村 由美子 文京学院大学 保健医療技術学部 教授
      有田 直子 高知県立大学 看護学部 講師
      畦地 博子 高知県立大学 看護学部 教授
      嶋岡 暢希 高知県立大学 看護学部 准教授
      岩崎 順子 高知県立大学 看護学部 助教
      田之頭 恵里 高知県立大学 看護学部 助教
      吉岡 理枝 高知県立大学 看護学部 助教

・研究課題:医療的ケアが必要な在宅療養中の子どもと家族の災害に備えた協働支援プログラムの開発
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2017年4月 – 2021年3月
 代表者 :佐東 美緒 高知県立大学 看護学部 准教授
 分担者 :高谷 恭子 高知県立大学 看護学部 准教授
      有田 直子 高知県立大学 看護学部 講師
      田之頭 恵里 高知県立大学 看護学部 助教
      益守 かづき 久留米大学 医学部 教授
​      井上 正隆 高知県立大学 看護学部 講師
      瓜生 浩子 高知県立大学 看護学部 教授
      大川 宣容 高知県立大学 看護学部 教授         

・研究課題:血液・腫瘍疾患を持つ青年が親と行うSDMを支える看護介入プログラムの効果 研究代表者
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2016年4月 – 2020年3月
 代表者 :有田 直子 高知県立大学 看護学部 講師
 分担者 :池添 志乃 高知県立大学 看護学部 教授
      中野 綾美 高知県立大学 看護学部 教授

主な社会貢献

・令和2年度がん教育外部講師派遣事業 外部講師
・「医療的ケア児および重度の障がいのある子どもの支援検討会」委員(高知市)

ピックアップ

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