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第9回越境シリーズ講座では、慶應義塾大学大学院の Rajib Shaw 教授を講師としてお招きし、「Visualization and information utilization of disaster reduction towards SFDRR and SDGs -How can we secure the inclusiveness with used information in Society 5.0?-(仙台防災枠組み及びSDGsを鑑みた防災の可視化と情報利活用 -Society 5.0の中で情報を利活用し、地域の安心を包摂的に守れるか-)」のテーマでご講演いただきました。
Shaw教授は、今回の座長である神原特任教授と共同研究をされており、最近では土佐町や日高村でもフィールドワークをされています。本講演会では、防災+気候変動+枠組(仙台防災枠組み等)の観点から、近年、より複合化する災害への対応策等についてお話いただきました。また今後、防災について考えていく際には以下の様々な観点が必要となってくることもお話しいただきました。(1)専門家と一般市民とのコミュニケーション、(2)Global(国)とRegional(地方自治体)の両方の連携が不可欠であること、(3)対応策を考える際には国・大学(一つの学問分野に限らず、多様な分野の研究者の参加)・NGO, NPO等・企業等が相互に連携する組織を作っていくことが重要であること。
国連グローバル科学技術諮問委員会委員長も務められるShaw教授の豊富なご経験や知識に基づくお話を伺うことができました。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
【 参加者数 : 合計33名(Zoom、発表者を含む) 】