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職位 | 助教 |
役職 | |
所属 | 社会福祉学部 社会福祉学科 |
学位 | 修士(社会福祉学)(高知女子大学、2011年) |
学歴・職歴 |
【学歴】 【職歴】 |
専門分野 | 精神保健福祉 |
所属学会 |
日本社会福祉学会 |
・精神障害者への援助・支援に関する研究
・失敗を保障する援助に関する研究
・ソーシャルワーカーによる就労支援に関する研究
障害者の「失敗をしてみる自由」や、失敗することの延長線上にある「実行した結果を自分の責任として受け止める機会」を保障することの重要性は先行研究で述べられている。そこで、「失敗をしてみる自由」を保障する援助(以下、「失敗を保障する」援助)について、自己決定の保障や当事者とソーシャルワーカーの援助関係などに着目しながら研究を進めていく。
また、近年精神障害者を対象とする就労支援施策の前進によって、制度や支援機関の充実が図られている。就労支援の枠組みができてきた一方で、ソーシャルワークの価値が実践に反映できにくい状況、また反映されていない現状が指摘されている。そこで、ソーシャルワークの価値に基づく就労支援とそれを可能にするプロセスについて研究を進める。
精神保健福祉関連領域
精神障害者、ソーシャルワーク、価値、精神保健福祉士、就労移行支援、援助関係、失敗を保障する援助、自己決定、
障害者総合支援法
・稲垣 佳代、井上 夏子:「ソーシャルワーカーの仲間づくりや人材育成のコンピテンシーに関する研究 ―精神障害者の地域移行支援に着目して―」、『高知県立大学紀要社会福祉学部編』73巻、pp. 69-84 (2023)
・Yokoi Teruo, Inagaki Kayo: A good casework relationship and Buddhist philosophy. International Social Work (2023) doi.org/10.1177/00208728231156743
・稲垣 佳代、井上 夏子、木太 直人:「地域移行支援における精神保健福祉士・社会福祉士のコンピテンシーに関する研究 -地域相談支援の実施体制づくり、地域移行を促進するしかけに係るコンピテンー」、『ソーシャルケアサービス研究協議会報告書』、pp. 37-56 (2021)
・稲垣 佳代、井上 夏子、木太 直人:「地域移行支援における精神保健福祉士・社会福祉士のコンピテンシーに関する研究 -ニーズの掘り起こしに係るコンピテンー」、『ソーシャルケアサービス研究協議会報告書』、pp. 25-41 (2020)
・稲垣 佳代ほか:「精神保健福祉士の就労支援に関する意識調査」、『日本精神保健福祉』51(3)、pp. 284-291 (2020)
・稲垣 佳代:「失敗に対する認識の変化が可能にしたソーシャルワークの価値に基づく就労支援-やどかりの里における谷中輝雄の実践からの考察-」、『高知女子大学紀要 社会福祉学部編』第65巻、pp. 95-104 (2016)
・鈴木 孝典 (著、編集)、鈴木 裕介 (著、編集)、稲垣 佳代(著)ほか:『図解でわかるソーシャルワーク』(2023)中央法規出版
・公益社団法人日本精神保健福祉士協会就労・雇用支援の在り方検討委員会、森 克彦、吉岡 夏紀、稲垣 佳代ほか:『ソーシャルワーカーのための就労支援ハンドブック』(2023)公益社団法人日本精神保健福祉士協会
・研究課題:精神保健福祉士がもつ就労イメージの変容プロセスと支援への影響に関する研究
研究種目:若手研究(B)
研究期間:2014年4月 – 2020年3月
代表者 :稲垣 佳代 高知県立大学 社会福祉学部 助教
・日本財団2023年度助成事業:ソーシャルワーク視点による精神障害者のための就労支援ハンドブック及び人材育成プログラムの開発