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職位 | 教授 | |
役職 | 副学長、総合情報研究センター長 | |
所属 | 文化学部 文化学科、大学院 人間生活学研究科 | |
教員紹介 | 私の専門とする領域は、英語の特質を明らかにする英語学という分野と、英語という外国語の習得と指導に関する様々な側面を考察していく英語教育という分野から成り立っています。基本的には“ことば”についてのあらゆることに興味を持っています。なので、英語に限るということはありません。卒業論文の作成に繋がっていく「課題研究ゼミ」では、“ことば”がキーワードです。それに関連するトピックを掘り下げたいと考えている人は皆歓迎します。ただし、お願いがあります。みなさん、外国語は少なくとも1つは汗をかいてみっちり学習しましょう。そうすると自分の母語もよく見えてきます。比較するという視点も芽生えてきます。その点で言うならば、中学校・高等学校で学んできた英語という言語は、好き・嫌いは別にして、これまで学習した成果として大事にしてほしいと思います。やっておけば必ず「若い時にやっててよかった」と思うようになると思います。特に、読むことと書くことをしっかりと伸ばしていきましょう。しっかりとした幹ができれば、枝は自然に伸びてきます。面白いと思うことがあったら、それをとことん探究してみませんか。一緒に学びましょう。 |
学位 | 博士(学校教育学)(兵庫教育大学、博乙第59号、2008年) |
学歴・職歴 |
【学歴】 【職歴】 |
専門分野 | 英語学(音声学、音韻論、形態論、コーパス利用)、英語教育学 |
所属学会 | 日本英語学会(会員) 英語コーパス学会(会員、幹事) 全国英語教育学会(会員、紀要査読委員) 日本英文学会(全国・中四国支部 会員) 日本音韻論学会(会員) 大学英語教育学会 (JACET)(会員、中国四国支部研究企画委員・紀要査読委員) 環太平洋応用言語学会 (PAAL)(会員) 四国英語教育学会(理事、紀要編集委員会委員) 日本第二言語習得学会(会員) |
長期にわたって続けているのは、(1)英語という言語の語形成のシステムと音韻のシステムとがどのような相互作用を示すのかを掘り下げること、(2)第二言語の学習者が示す中間言語の特質のうち、特に音韻面の習得に及ぼす要因、に焦点を当てて行っています。(3)言語の通時的な変化について音韻・語彙の観点から探っていくこと、です。
人が持っている大きな特徴のひとつはことばを操ることです。言語研究は、言語の面から人間の持つ特質を探ろうとする基礎的な分野です。言語教育は、言語研究から得られた知見を教育面に適用する応用分野です。教室での外国語指導、カリキュラムのあり方、教育活動における情報技術の活用といった応用的側面について、証拠に基づく(evidence-based)意思決定の方法のあり方を重要視し、課題発掘と課題解決の知を共有したいと考えています。また、グローバル化の進展に伴い関心を同じくする海外の研究者との交流を行っていくことが一層重要になりつつあることや、地域の文化を継承し保存する重要性が高まっていることなどを背景として、情報通信技術(ICT)の応用についても関心を持っています。
英語教育学、英語音声学・音韻論、ICT
英語音声・音韻、コーパス、応用言語学、ICT
・Mukai, M. & Ioroi, T.:A comparative study of native speakers of Japanese and Italian learners of Japanese as a second language: Acoustic realizations of rendaku voicing in compounds.Second Language 21(日本第二言語習得学会[The Japan Second Language Association]), pp. 71-87 (2022)
・Ioroi, T.:A corpus-based study of the preposition with in English, with a focus on contexts reporting COVID-19. 『高知県立大学文化論叢』第10号、pp. 81-92 (2022)
・Ioroi, T.:A corpus-based approach to patterns of English consonant clusters. 『高知県立大学文化論叢』第8号、pp. 1-13 (2020)
・Ioroi, T.:Characterizing the English preposition upon. ESP Review 1(2), (韓国ESP学会)pp. 7-19 (2019)
・Ioroi, T.:Syllabicity of consonants in connected speech in English. 『高知県立大学文化論叢』第7号、pp. 23-38 (2019)
・Shibata, Y., Taniguchi, M., Kim, Y.-S. & Ioroi, T.:Experiments on the brief intensive methodto help Japanese learners perform English tonicity. 『英語音声学』第22号(日本英語音声学会)、pp. 73-83 (2018)
・Taniguchi, M. & Ioroi, T.:On some symmetrical relations in the phonology of the Japanese indigenous numerical system. Proceedings of SICSS 2017 (Seoul International Conference on Speech Sciences), pp. 53-54 (2017)
・Ioroi, T.:Syllable structure in old English (Part I). 『高知県立大学文化論叢』第3号、pp. 1-19 (2016)
・宮本 祥子、五百藏 高浩:「コロケーションからみた理学療法英語の特徴」、『全国英語教育学会熊本研究大会予稿集』、pp. 100-101 (2015)
・伊東 治己、五百藏 高浩、金枝 岳晴、小出 泰、成田 真澄、山森 直人、吉田 達弘、花崎 敦子:『文部科学省検定済高等学校「英語表現II」教科書 New One World Expressions II (Revised Edition)』、教育出版、東京(2018)
・伊東 治己、五百藏 高浩、金枝 岳晴、小出 泰、成田 真澄、山森 直人、吉田 達弘:『文部科学省検定済高等学校「英語表現II」教科書 New One World Expressions II (Revised Edition)』、教育出版、東京(2017)
・研究課題:伝統的な地域スポーツ・イベントの記録とまちづくりのための活用に関する調査研究
研究種目:基盤研究(C)
研究期間:2009年度 – 2011年度
代表者 :清原 泰治 高知県立大学 文化学部 教授
分担者 :西村 秀樹 九州大学 健康科学センター 教授
米谷 正造 川崎医療福祉大学 医療技術学部 教授
五百蔵 高浩 高知県立大学 文化学部 教授
・研究課題:消滅に瀕した高知県限界集落方言の緊急調査研究
研究種目:特定領域研究
研究期間:2001年度 – 2002年度
代表者 :橋尾 直和 高知女子大学 文化学部 助教授
分担者 :梅野 光興 高知県歴史民俗資料館 主任学芸員
坂本 正夫 高知県歴史民俗資料館 館長
五百蔵 高浩 高知女子大学 文化学部 助教授
・2019年度、2020年度 れんけいこうち広域都市圏ビジョン推進懇談会委員
・2018年度 平成29年度カリキュラムマネジメント研究事業支援(高知県立高岡高等学校)
・2018年度 平成30年度文部科学省指定 高校生の基礎学力の定着に向けた学習改善のための調査研究事業検討委員会(高知県教育委員会、高知丸の内高等学校)委員長
・2017年度 「課題解決に向けた主体的・協働的な学びの推進事業」における「学力定着に課題を抱える学校の重点的・包括的支援に関する調査研究支援委員会委員(副会長)(高知県教育委員会、高知県立室戸高等学校)
・2017年度 高知市広域連携中枢都市圏ビジョン策定懇談会委員
・2017年度 平成29年度文部科学省指定 高校生の基礎学力の定着に向けた学習改善のための調査研究事業検討委員会(高知県教育委員会、高知丸の内高等学校)委員長