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【研究者情報】 岩倉 秀樹

ページID:0018412 更新日:2023年3月1日更新 印刷ページ表示

岩倉 秀樹  IWAKURA Hideki

職位 教授
役職  
所属 文化学部 文化学科、大学院 人間生活学研究科
教員紹介  岩倉秀樹  法は、紛争を解決するルールです。社会の中で紛争が発生している場合、法を適用して必ず解決しなければなりませんが、法の意味内容をどのように理解してその紛争を解決すべきかについては、結論を異にする様々な考え方が成り立ちます。一般の人は、法律問題についてすぐ結論を知りたがりますが、法は存在しても、その法の意味内容の理解の仕方にはいくつもの考え方があり、どの考え方を採るかによって結論が違ってきます。もし結論が一義的に決まるのであれば、当事者が裁判まで起こして争うことはないでしょう。
 民法が市民と市民との間の紛争を解決するルールであるのに対し、憲法はもっぱら国や公共団体と市民との間の紛争を解決するルールであり、憲法学は、そのような憲法をめぐる紛争を解決するために憲法の規定の意味内容について妥当な考え方を探求する学問です。
 高校までは1つの正解を見つけるのが勉強でしたが、大学では1つの事柄についても種々の見解がありうることを意識したうえで学習してほしいと思っています。

研究者略歴

学位 法学修士(広島大学、1987年)
学歴・職歴

【学歴】
 1983年 広島大学 法学部 卒業
 1987年 広島大学大学院 法学研究科 修士課程 修了
 1991年 広島大学大学院 社会科学研究科 法律学専攻 博士課程後期 単位修得退学

【職歴】
 1991年 国立新居浜工業高等専門学校 講師
 1996年-1997年 米国デューク大学法科大学院 客員研究員
 1999年 国立新居浜工業高等専門学校 助教授
 2004年 高知女子大学 文化学部 助教授
 2007年 高知女子大学 文化学部 准教授
 2008年 高知女子大学 文化学部 教授
 2011年-現在 高知県立大学 文化学部 教授
 2012年-2018年 高知県立大学 文化学部長(3期6年)

専門分野 憲法学
所属学会

日本公法学会
日米法学会
関西アメリカ公法学会
中四国法政学会
中四国アメリカ学会
広島公法研究会

研究SEEDS

研究テーマ

 表現の自由、選挙法、憲法適合性審査の判断基準

研究概要

 日米比較研究を通じた憲法訴訟における裁判所の判例により形成された憲法適合性審査の判断枠組みについての考察

相談可能な領域

 憲法、法学に関する一般的な事項

キーワード

 憲法、法学

関連SDGs (関連性の高い順)

 

研究業績

主要研究論文等

・岩倉 秀樹:「新型コロナウイルス感染症と憲法-マスク着用の義務化は言論の自由の侵害か-」、
 『高知県立大学文化論叢』9号、p. 95 (2021)

・岩倉 秀樹:「アメリカの匿名言論の法理と情報開示の法理」、『高知県立大学文化論叢』4号、
 p. 41 (2016)

主な著書

・岩倉 秀樹(共著):『大学的高知ガイド-こだわりの歩き方』、昭和堂、京都(2019)

・岩倉 秀樹(共著):『判例で学ぶ日本国憲法(第2版)』、有信堂高文社、東京(2016)

主な社会貢献

・高知弁護士会懲戒委員会委員

・高知県公文書開示審査会会長

・高知県後期高齢者医療広域連合情報公開・個人情報保護審査会会長

・こうち人づくり情報公開・個人情報保護審査会委員

・高知市議会情報公開・個人情報保護審査会委員

・高知市放置自動車廃物判定委員会委員

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