岩倉 秀樹(研究者情報)
職位 | 教授 | |
役職 | ||
所属 | 文化学部 文化学科、大学院 人間生活学研究科 | |
教員紹介 | ![]() |
法は、紛争を解決するルールです。社会の中で紛争が発生している場合、法を適用して必ず解決しなければなりませんが、法の意味内容をどのように理解してその紛争を解決すべきかについては、結論を異にする様々な考え方が成り立ちます。一般の人は、法律問題についてすぐ結論を知りたがりますが、法は存在しても、その法の意味内容の理解の仕方にはいくつもの考え方があり、どの考え方を採るかによって結論が違ってきます。もし結論が一義的に決まるのであれば、当事者が裁判まで起こして争うことはないでしょう。 民法が市民と市民との間の紛争を解決するルールであるのに対し、憲法はもっぱら国や公共団体と市民との間の紛争を解決するルールであり、憲法学は、そのような憲法をめぐる紛争を解決するために憲法の規定の意味内容について妥当な考え方を探求する学問です。 高校までは1つの正解を見つけるのが勉強でしたが、大学では1つの事柄についても種々の見解がありうることを意識したうえで学習してほしいと思っています。 |
学位 | 法学修士(広島大学、1987年) |
学歴・職歴 |
【学歴】 【職歴】 |
専門分野 | 憲法学 |
所属学会 |
日本公法学会 |