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職位 | 教授 | |
役職 | ||
所属 | 看護学部 看護学科 | |
教員紹介 | 大学で看護学を学んだものの、学問領域としての看護学に確信がもてず、広い公衆衛生の分野に出て国外を中心に経験を積みました。しばらくして、このままではただの頭でっかちになってしまうと気づいて慌てて帰国し、都内の専門医療機関で一人一人の患者さんとじっくり向き合う仕事につきました。日々患者さんから学ぶうちに、少しずつ看護の役割について自信がつき、この度、高知県立大学で次の世代に経験を伝える仕事に就くことになりました。 | |
活動紹介 |
・日本のNGOピースウィンズジャパンの実施する「ネパール国シンドゥルパルチョーク郡給水アクセス改善事業」を支援しています。 |
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メッセージ | 世の中にはいろんな人がいます。看護は、それをステレオタイプ化して対応するのではなく、その背後にある課題の解決策を考える学問だと思います。 |
学位 | 博士(医学) |
学歴・職歴 |
【学歴】 【職歴】 |
専門分野 | グローバルヘルス、災害保健、難民保健医療、HIV/AIDSケア、地域感染症ケア |
所属学会 |
日本公衆衛生学会 |
・災害時意思決定支援モバイル・ツール開発のための基礎調査-被災地における看護有資格者の医療知識/技術情報ニーズについて-
・全被災者の健康状態把握を支援するモバイル・ツール(COACHES)開発研究
・大学-臨床連携システムによる感染症に対する地域包括的な対応能力の向上
・災害時に、地元の看護職有志が被災者全員の心身の状態を匿名でクラウド上のデータベースに記録するシステム(COACHES)を開発している。このシステムのデータは、自治体や支援関係者と共有することによって、支援の効率化、迅速化、広域対応に資することが期待される。このシステムを用いることによって、避難所外に避難する被災者の把握が可能となるため、感染症流行時に自然災害が発生した場合の分散避難による課題の解決に資する。
・高知県立大学および高知医療センターが共同で実施する勉強会によって、COVID-19など重大な被害をもたらす感染症に対する大学教職員、医療・介護・福祉サービス提供者および一般住民からなる地域全体の対応能力の向上を目指す。
感染症ケア、参加型開発協力、難民保健、在日外国人医療
Global Health, Disaster Health, Refugee Health, HIV/AIDS Care
・M Kinoshita, M Shikida:Measuring Personal Damage in a Large-Scale Disaster:A Review of the Reports Published by the Japanese Fire and Disaster Management Agency on the Great East Japan Earthquake and Tsunami. Disaster Medicine and Public Health Preparedness. (2021) (in press)
・山田 覚、木下 真里:「災害時の医療材料の需要と供給 ~シミュレーション実験を通した一考察」、『高知県立大学紀要 看護学部編』 (2021)
・M Kinoshita:Role of private pharmacies in a rural community in Nepal - A review of findings from a public health consultation visit held in November 2019, 『高知女子大学看護学会誌』46巻1号、pp. 116-123 (2020)
・H Dwinantoaji1, S Kanbara, M Kinoshita, et al:Factors Related to Intentions Among Community Health Cadres to Participate in Flood Disaster Risk Reduction in Semarang, Indonesia, European Journal of Molecular & Clinical Medicine, 2020, Volume 7, Issue 10, pp. 1046-1063 (2020)
・M Kinoshita, S Oka:Migrant patients living with HIV/AIDS in Japan:Review of factors associated with high dropout rate in a leading medical institution in Japan, PLoS ONE 13 (10) :e0205184,https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0205184 (2018)
・M Kinoshita, S Suhardan, D Danila, et al:Estimating post-emergency fertility among disast er affected adolescents:Findings from a case-control study in Aceh province, Indonesia, Disaster Medicine Public Health Preparedness, Volume 10 Issue 1, February 2016, pp. 80-86, DOI:10.1017/dmp.2015.104 (2016)
・研究課題:全被災者の安否・健康状態を把握し共有する仕組みCOACHES実証研究
研究種目:基盤研究(C)
研究期間:2024年4月 – 2027年3月
代表者 :木下 真里 高知県立大学 看護学部 教授
・研究課題:災害に関連する専門職者・行政と住民とのリスクコミュニケーションガイドラインの提案
研究種目:基盤研究(B)
研究期間:2020年4月 – 2024年3月
代表者 :山田 覚 高知県立大学 看護学部 教授
分担者 :川本 美香 高知県立大学 看護学 助教
久保田 聰美 高知県立大学 看護学部 教授
木下 真里 高知県立大学 看護学部 准教授
畦地 博子 高知県立大学 看護学部 教授
・研究課題:全被災者の健康状態把握を支援するモバイル・ツール開発研究
研究種目:基盤研究(C)
研究期間:2020年4月 – 2023年3月
代表者 :木下 真里 高知県立大学 看護学部 准教授
分担者 :敷田 幹文 高知工科大学 情報学群 教授
田之頭 恵里 高知県立大学 看護学部 助教
森下 幸子 高知県立大学 看護学部 准教授
神原 咲子 高知県立大学 看護学部 教授
山田 覚 高知県立大学 看護学部 教授
畠山 典子 大阪市立大学 大学院看護学研究科 講師
・令和2年度高知県立大学戦略的研究推進プロジェクト
・国際緊急援助隊医療チーム看護師
・国際緊急援助隊感染症対策チーム公衆衛生班、疫学班
・日本公衆衛生学会モニタリングレポート委員会健康危機管理チーム