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【研究者情報】 久保田 聰美

ページID:0018213 更新日:2024年1月5日更新 印刷ページ表示

久保田 聰美  Satomi Kubota 

職位 教授
役職 健康管理センター長
所属 看護学部 看護学科、大学院 看護学研究科
教員紹介 久保田 聰美 京都で生まれ、高知で育ち、土佐高校卒業後、高知女子大に進学、東京の急性期病院で働いた後、高知の健診機関で保健師として13年間働き、母校の修士・博士を経て、急性期病院の看護管理者、大学教員、訪問看護ステーション所長、フリーランスナース等々経験した後、母校に戻ってきました。様々な場に飛び込み挑戦し続ける姿勢をモットーに(家族は大変ですが…)この経験を活かして「つなぐ」人材育成をライフワークにしています。
活動紹介

看護管理者が「看護の質」を向上するためのシステムを創造していくためには何が必要か?そのためには、まずは可視化(測れないものは改善できない)と顧客の視点を大切にしています。そして、一人ひとりのスタッフのモティベーションを左右するコミュニケーションスキルから、組織、地域包括ケアシステム、社会制度を視野に入れた俯瞰力まで、管理者には、ミクロとマクロをつなぐ視点と能力を重視しています。そうした視点や能力を持った組織や地域のイノベーターを育成していくプログラムを模索中です。そして自分の根っこは保健師なので、ライフワークは禁煙支援(禁煙支援は対象者の多様な価値観と丁寧に向かい合う看護そのもの)です。

看護管理者の教育、看護部長100人プロジェクト、クリニカルパス、禁煙支援等

メッセージ 4人の子育てをしながら、色々と挑戦してきたことが自分の一番の強みかなと思ってます。ピンチはチャンス!出来ない理由を考える前に、出来る方法を考えましょう!
でも、一人ひとりのペース(PACE)も大切に…

研究者略歴

学位 博士(看護学)(高知女子大学、2008年)
学歴・職歴

【学歴】
 1986年 高知女子大学 看護学科 卒業
 2002年 高知女子大学 看護学研究科 修了
​ 2008年 高知女子大学 健康生活科学研究科 博士課程後期 修了

【職歴】
 1986年-1987年 虎の門病院 勤務
 1988年-2000年 高知県総合保健協会 勤務
 2004年-2013年 医療法人近森会近森病院 勤務
 2013年-2015年 高知県立大学DNGL特任准教授
 2013年-2017年 医療法人須崎会高陵病院 教育顧問(非常勤)
 2015年-2016年 株式会社ぺーす代表取締役 訪問看護ステーションとぎ所長
 (2015年-2017年 高知県立大学 特別研究員)
 2017年 高知県立大学 退院支援事業アドバイザー
 2018年-高知県立大学健康長寿センター特任教授を経て、2019年より現職
 2022年-高知県立大学健康管理センター長

専門分野 看護管理学
所属学会

日本看護科学学会
日本看護管理学会
日本災害看護学会
日本看護倫理学会
日本クリニカルパス学会
日本禁煙学会
日本公衆衛生学会
日本キャリアデザイン学会
高知女子大学看護学会

研究SEEDS

研究テーマ

 つなぐ人材育成をライフワークに、現場で働く人達をエンパワーメントするための教育、研究活動を大切にしています。

研究概要

 看護管理の対象は病院内だけではありません。地域そしてグローバルな(グローカルな)視点を持てば、対象はどんどんと拡がります。看護職だけでなく多職種協働の現場において、一人ひとりが働きやすい環境を整えると同時に看護者が生み出す「看護サービスの質」をマネジメントしていくことが研究テーマです。そのため、研究テーマは多岐に渡りますが、「何のために?」を問い続け、「ミクロとマクロをつなぎ」、「可視化」することを大切にしています。

相談可能な領域

 看護管理領域(看護管理者育成、現任教育、ストレスマネジメント)

キーワード

 看護管理、健康教育、動機付け面接(MI)、禁煙支援、入退院支援、産業保健、可視化、クリニカルパス等

関連SDGs (関連性の高い順)

 SDGs3 ​SDGs8 SDGs11 

研究業績

主要研究論文等

・久保田 聡美:「最先端の消化器外科クリニカルパス「看護師からみたクリニカルパスの有用性と改善点」」、『臨床雑誌外科』83(1)、pp. 50-54 (2021)

・西上 あゆみ、山崎 達枝、久保田 聰美:「日本の病院看護部の災害への備え意識の基礎的研究」、『日本看護科学会誌』(2021)

・久保田 聰美、山田 覚:「看護職と組織の相互作用に基づくキャリア・デザインシステム~「辞めたい思い」を抱く看護職のキャリア・
ストレスの様相と対処過程~」、『高知女子大学看護学会誌』44(1)、pp. 109-125 (2018)

・久保田 聰美、佐々木 康介、西川 愛海、村田 美穂:「災害救護病院におけるBCP策定支援–災害対策支援プログラムの開発を目指して–」、『高知女子大学看護学会誌』44(1)、pp. 174-183 (2018)

・久保田 聡美:「地域包括ケア、多職種協働時代における看護職の役割」、『日本禁煙学会誌』Vol 12(3)、pp. 56-57 (2017)

・谷口 千枝、田淵 貴大、瀬在 泉、平野 公康、久保田 聡美、田中 英夫:「日本の禁煙治療における看護師の役割に関する実態調査」、『日本禁煙学会誌』Vol 12(4)、pp. 73-81 (2017)

主な著書

・久保田 聰美、渡邊 千登世、任 和子 著 :うまくいく!看護マネジメントの教科書、照林社、東京(2022)Part01(pp. 6-13、
24-30)、Part02:モチベーション(pp. 42-43、45-46)、コミュニケーション(pp. 50-65、68,70)、人材育成他(pp. 76-91、
96、99、102-103)、ストレスマネジメント(pp. 106-111)、リーダーシップ(pp. 122)、組織風土・組織文化(pp. 140-146、
148-151)、情報管理(pp. 158-161)、その他(pp. 163-164、167)

・浅井 篤、大北 全俊 編:『少子超高齢社会の「幸福」と「正義」』、日本看護協会出版会、東京(2016)【担当箇所】スマホのLINE
アプリ(以下、LINE)を使って多職種間で業務上の申し送りややり取りをすることは、倫理的に問題はないのか?

・日本クリニカルパス学会 監修:『クリニカルパス概論 -基礎から学ぶ教科書として』、p. 173、サイエンティスト社、東京、
【担当箇所】第11章 クリニカルパスと看護、pp. 119-125(2015)

科学研究費

・研究課題:看護の質の向上に貢献する看護師のエンゲージメントモデル開発 研究代表者
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2020年4月 – 2024年3月
 代表者 :久保田 聰美 高知県立大学 看護学部 教授
 分担者 :勝原 裕美子 日本赤十字豊田看護大学 看護学部 非常勤研究員
      源田 美香 高知県立大学 看護学部 助教            
      畦地 博子 高知県立大学 看護学部 教授

・研究課題:災害に関連する専門職者・行政と住民とのリスクコミュニケーションガイドラインの提案
 研究種目:基盤研究(B)
 研究期間:2020年4月 – 2024年3月
 代表者 :山田 覚  高知県立大学 看護学部 教授
 分担者 :川本 美香 高知県立大学 看護学部 助教
      久保田 聰美 高知県立大学 看護学部 教授
      木下 真里 高知県立大学 看護学部 准教授
      畦地 博子 高知県立大学 看護学部 教授

・研究課題:患者・家族と看護者間のコンフリクトの発生・悪化を予防する教育プログラムの開発
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2020年4月 – 2024年3月
 代表者 :瓜生 浩子 高知県立大学 看護学部 教授
 分担者 :長戸 和子 高知県立大学 看護学部 教授
      久保田 聰美 高知県立大学 看護学部 教授
      畦地 博子 高知県立大学 看護学部 教授
​      中井 美喜子 高知県立大学 看護学部 助教
      坂元 綾  高知県立大学 看護学部 助教

・研究課題:市町村保健師による医療保険者と連携型の高齢者心不全重症化予防プログラムの開発
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2020年4月 – 2024年3月
 代表者 :小澤 若菜 高知県立大学 看護学部 講師
 分担者 :時長 美希 高知県立大学 看護学部 教授
      森下 安子 高知県立大学 看護学部 教授
      久保田 聰美 高知県立大学 看護学部 教授

・研究課題:アクションリサーチによる生活保護受給者の禁煙支援プログラムの検証
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2019年4月 – 2024年3月
 代表者 :松浪 容子 山形大学 医学部 助教
 分担者 :古瀬 みどり 山形大学 医学部 教授
      ​谷口 千枝 愛知医科大学 看護学部 講師
​      赤間 由美 山形大学 医学部 助教
​​      久保田 聰美 高知県立大学 看護学部 教授

競争的資金など

・藤井四美枝日本看護管理学会研究助成 (2017-2019)
 勝原 裕美子、大井 潤子、大蔵 サチ子、大森 綏子、上條 美代子、久保田 聰美、佐野 敬子、服部 玲子、春江 ハル子、
「看護部長100人プロジェクト」

【学内】
・久保田 聰美、山田 覚、内川 洋子:須崎市医療救護病院におけるBCP策定支援を基盤とした災害対策研修プログラム開発、2018年度、
高知県立大学戦略的研究推進プロジェクト

主な社会貢献

・日本医療機能評価機構サーベイヤー(看護領域)
・日本看護科学学会 社員
・日本看護管理学会 査読委員
・日本クリニカルパス学会 評議員、学術出版委員
・高知女子大学紀要 査読委員
・高知女子大学看護学会誌 査読委員
・タバコフリー高知代表 日本禁煙学会特任理事
・社会福祉法人 筆山保育園 理事
・京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻非常勤講師
・愛媛県立医療技術大学 非常勤講師
・四国大学 非常勤講師
・日本看護協会認定看護管理者教育課程講師

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